頬粘膜がん 115日目 倦怠感と眠気


 頬粘膜癌、115日目。

 血圧 110-85 mmHg
 血糖 106 mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 75 拍/分9
 体温 36.7 ℃
 体重 77. kg

 今週からの抗がん剤治療が1回延期となり、祝日もあるのでなんだか今週は不思議な感じのスケージュールになっている。
 通常だと朝一から放射線治療なのだが、今日は月に一度の点検日という事で放射線もお休みだ。

 今日の発見は抹茶ラテ。これは痛くない。
 細かい氷が入った抹茶ラテは、口に入れるとひんやりして凄く気持ちいい。アイスは最近試してないからわからないんだが、冷たいものは以外と食べられるのかもしれない。
 勿論単純に熱いモノが駄目ってのはあるのだけれど、抹茶ラテについては美味しく飲める。コーラも飲めるけれどコーラよりもひんやりした感じが気持ちいいのは抹茶ラテかもしれない。
 今日の予定は開口リハビリと、午後一からの肩周囲のリハビリである。
 開口リハビリについて、放射線治療を行うとどんどん照射部が硬くなり僕の場合は頬部分に放射線を当てることで開口障害が出てくる。
 もともと術後の開口障害があったのだが、今年の1月16日の再入院時で、開口レベルはかなり下がっており、測定値で8mm程度しか開口ができない状態だった。放射線治療とともに開口リハビリを開始して、木製の開口器を使った訓練を行ってきた。
 最初の1~2週はこの時点で、開口幅が8mm~10mmぐらいまでだっただろうか。
 実際の開口リハで問題になっていたのは、左の奥歯の根元にある炎症であった。
 この炎症が痛くて開口できない状態だった。歯科受診でステロイドの炎症止めを出して貰ったんだが、それがめちゃくちゃ効いた。奥歯の痛みががんと下がる事で一気に開口幅が13mmぐらいまで広がった。
 10mmが13mmになるというのは実は凄い進歩だ。この部位での1mmの違いはかなり大きい。そういう意味で13mmぐらいまで開口が広がった事で随分と気持ちが楽になったのは間違いない。まだ、さすがに餃子をほおばる事は出来なさそうだが取りあえずは口から食事をするのに必要な最低限の開口幅を確保できているのは大きい。
 だんだんと舌の状態が悪くなってきているので、食事時の痛みは増す一方である。
 その中でなんとか完食しつづけている。
 木製の開口器から”かいくん”に買い換えたのも大きかったと思う。

 かいくんを使用する事で、一部の歯に負担がかかる事なく、まんべんなく加重をかけながら開口できることが分かって、自分での運動時にもそれを意識した動きで訓練できるようになっているのも違いとして現れているんだろう。
 放射線を続けて、開口レベルが下がるのを抑えながらなんとか、少しずつ開口幅が大きくなっている。
 今日の時点での数値でいうと、リハビリ前計測15mm、自動運動後計測値の、18mm、リハの先生による他動運動後の測定値、20mmであった。
 開口リハについては、かなり良い成績を出しているといえるだろう。
 日々の変化で言うと、痛みが増しているので鎮痛剤の容量を増やした。
 オキノームは1回あたり0.75mgに、オキシコンチンは時10gである。今晩からの変更なのでどれぐらい影響があるのか、効果があるのか明日の状態を見ながら検証だ。
 おそらくではあるが、倦怠感と言われるモノが発現している。
 昨日まではほとんど気になっていなかったのだが、今日あたりから、なんだか疲れた感じがしてうとうとと眠ってしまう。まぁ不眠気味なのだから眠る事じたいは悪い子とでも無いのだろうが、意図せずすぐに眠くなって気が付いたら眠っているってのは変な感じだ。
 さすがに血算の数字が悪いと影響がでるんだろうと思う。


 取りあえず、食事はなんとか今日も完食。

 今日もいい1日であった。

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