頬粘膜がん 340日目 急に手術が現実的なものになって迫ってきている
頬粘膜癌 340日目。
血圧 116-82 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 99 %
脈拍 58 拍/分
体温 36.5 ℃
体重 72.5 kg
なんだかここ数日前から夜の気温がガクッと落ちて、涼しいとかってレベルを超えた感じ。むしろ寒い。
秋の気配ってこんなに急激なものなんだろうか。オフコースの小田和正はもっとしっとり歌っていたような気もするが実際の気温の変化はかなり激しい。
研修がなかなかしんどいので通常業務に戻るとなんだか安心する。と言っても今日1日を頑張れば3連休。なんだか休んでばかりだが、気が付けば連休明けの1週間が終われば手術日がそこまで迫ってきている。
あまり気になっていなかったのだがあと1週間ちょいだとわかると急に現実的に感じられる。え?もうそんなに近づいてたの?って感じだ。ちょっとそわそわしちゃう感じと言ったらいいのだろうか。急に緊張してきたみたいな。なんだか子供の頃の運動会の50m走をするまえのように胃のあたりがキュンとした感じになる。
別に平気なつもりでいるのだが、いろんなことが今よりほんの少し不便になったりするのかと思うと少し憂鬱だ。まぁ症状なんてもっと大変な人もいるんだと理解はできているが、自分の身に起こっている不都合だけで自分には目一杯だ。今でもかなり不都合だよなぁと自分なりには思っている。甘ったれてるなとも思うが、現実に感じる不便や不満、不安は僕自身のものとして迫ってくる。
今、喉は少し狭くなっているみたいに飲み込みが若干悪い。時々、喉につっかえそうになる時がある。それはほんの小さな錠剤一粒だったりする。開口障害があるから食べ物にしてもそれほど大きな塊は喉に入っていくこともない。それでも喉仏のあたりを通過する時にかなり圧迫感を感じる。ぎゅぎゅっと無理やりに喉を押し開いて食べ物が通っていく感じというか。
今度手術して、術後はどんな感じになるのかあまり想像はできないんだが、これ以上狭い感じならないといいなぁとは思う。
実際にはそんなにお腹が減るという感じも少ないし、食べにくいしで食事についての面白さみたいなものは随分減ってしまっているんだけれど、それでも今は今なりに毎晩の食事は楽しみだったりする。
朝と昼については、ほぼ毎日同じようにパンとマーガリンとコーヒーにちょっとした副菜を食べたり、みたいな感じで楽しいというよりも、カロリーを摂取して体重維持の感じが強い。研修中とか、ウィダーinゼリーとかだけでも全然平気な感じがあって、逆に自分の昼食に関しての関心の薄さに唖然としたりする。
それに比べると、夕方仕事を終えて家に戻ればあったかい晩御飯があって家族とそれをもそもそと食べるその時間は今は貴重な楽しい時間になっている。この時間が手術後もそのまま残りますようにと思う。
なんだか、家の周りで野良猫さんたちが騒いでいる。寒いこの時期、恋の季節なんだろうか。数匹でワオワオ騒いでいる。
もう、夜が明けてきた。
今日もいい1日であった。
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