頬粘膜がん 371日目 義母の話


 頬粘膜癌 371日目。

 血圧 113ー86 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 83 拍/分
 体温 36.5 ℃
 体重 70.2 kg

 昨日の夕方、妻に電話が入った。
 お義母さんが入院している病院からである。まぁ電話の様子から、どうしようもない緊急の感じはしなかったが、いずれにしろお義母さんの病院から電話が入るというのは良い知らせという可能性は限りなく低い。

 例えば、僕が入院中に病院から自宅に電話が入ったとしたら、あまりいい話であるい可能性は限りなく低い。……それと同じようなものだ。

 で、お義母さんの担当の主治医が話があるので近日中に来られませんかとのことだったので今日一緒にお見舞いに行ってきた。通常の毎週火曜のお見舞いはそれはそれとして来週も行くわけだけど、別に間に行ったって良いのだ。

 なんせ、ここ数回のお見舞いの様子を聞くにつけ、調子はあまりよくなくて、日によっては寝たまんまで目を覚まさず話すこともできずに帰ってきたという事もあった。いつも平日にお見舞いに行っているので妻だけでヘルパーを使ってのお見舞いになっている。

 今日は久しぶりに僕も同行したということである。

 お義母さんの部屋を訪ねると、本人は寝たままで声をかけたが返事はしない。調子がよほど悪いのかと思ったが、その後、目を覚まして妻と一言二言やり取りをしていた。
 たくさんしゃべると息が上がってしまうこともあり、そうそうに退室したが顔を見て話すことができてよかった。

 先生からは、白血球や赤血球、血小板の数値が低下しておりいつ出血してもおかしくないこと、出血したら簡単には血は止まらないので覚悟しておいてほしいとのことが伝えられた。
 このところは、皮下出血や耳や鼻からの出血もあり状態はかなり悪いとのこと。血液癌の影響で血液成分が破壊されてしまう。本人はその問題よりも間質性肺炎での酸欠がひどくなってきていて息苦しいのが一番つらいようである。

 いずれにしても、なんともいえない事ではある。
 辛くなく過ごしてくれたらいいんだけどと思う。

 しばらくぶりに僕もお義母さんのお見舞いに行くことができてよかった。

 今日もいい1日であった。


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