頬粘膜がん 172日目 お義母さん、転院しました
頬粘膜癌 172日目。
血圧 116-80 mmHg
血糖 - mg/dL (朝食前)
酸素 97 %
脈拍 71 拍/分
体温 36.3 ℃
体重 73.7 kg
市立病院に入院していたお義母さんが今日転院となった。
市内の療養病棟を持つ病院への転院である。市民病院は緊急の治療を要する患者を受け入れ早急に治療を行い緊急対応をすることを義務づけられており、積極的治療を行わない患者や慢性期になっ緊急の対応などがなくなった患者については適宜そういう対応を行う病院への転院が行われる。
家のお義母さんの場合も間質性肺炎の末期で、さらに血液がんを発症している状態と思われる今の状態では、抗がん治療を行うという事ならば別なのだが、基本ペインクリニック(痛みのコントロールをすること)と緩和治療が中心となった現在、市立病院での対応患者では無くなってしまったという事がある。
体調管理などを中心として原則在宅への復帰を目的とする療養病棟での今後の対応は現実問題として在宅では介護が困難な酸素量仕様時の呼吸管理が中心になっており、他に治療的措置は出来ることがない。
ペインコントロールと呼吸管理を行い、できるだけ楽に余生を過ごすことができるようにサポートするという事になる。
久しぶりに話したけれど、実際にはすぐに息が上がってしまうので今日もそれほど沢山話ができたわけでもない。これから毎週病院を訪問することができるし、今度の病院ではコロナの流行が少し落ち着いてきたので病室での面会も短い時間であればOKという事になり、いままでの市民病院とは違って病院に顔を出すたびに少しは会って話ができるようになった。
今日も実際に病室まで行って入院の準備を一緒にしたりできた。
本人は車での移動でくたびれてしまってヘロヘロではあったけれど。今日はどんな夜を過ごしているんだろう。
これから、毎週お見舞いにいきますよ。
さすがに、今日はこちらもなんだか少し疲れてしまった。僕も進行がんの患者ではあるが目の前に死がせまっているという状況ではないから、ついいろいろと考えてしまう。
彼女が少しでも彼女らしく生きられますようにと願うばかりだ。
今日もいい1日であった。
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