頬粘膜がん 268日目 未来を予言する


 頬粘膜癌 268日目。

 血圧 97-73 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 97 %
 脈拍 81 拍/分
 体温 36.8 ℃
 体重 69.4 kg

 入院してから導入したものがいくつかあるんだけれど、その中のひとつが体組成計だ。
 もともと中華製の体組成計でBluetoothでスマホ連動するものを使っていたんだが、どうにもいろんな数値が胡散臭いものがありw 引退いただいた。体重測定はちゃんとやっているっぽいのはいいんだが、体脂肪率や内臓脂肪、筋肉量、タンパク質量とかいろいろ計ってるとか言ってるんだが、その数値が完全に体重とリンクしているというか・・・・・・。
 体重減っても、筋肉量は維持されてたりするケースってままあるよね。特に僕の場合は完全に脂肪太りの体重過多だったわけだけれど、入院して暇に任せて入院前よりも運動しまくっていたので体重は減っているが筋肉量は変わっていないあるいは増えているぐらいの筈なのだ。特に最初の2ヶ月くらいは。でも、体重にあわせて筋肉量もガンガン減っているって結果が怪しさマックスで、いろいろ口コミサイトを見て回ったんだが僕の使っている型番の機種はどうやら体重と体脂肪、BMI以外の数値はあんまり信用しないようになんていう口コミが散見される。
 そんなんじゃ正確な情報がつかめないってことで、信頼のオムロン製を導入した。体温計・血圧計・体重計とオムロンで揃えたら計測・記録アプリもひとまとめになってすっき
りした。

 で日々の体重を計測していた。それは今も続いている。
 オムロンの体組成計も結構いろんな数値を計測してくれる。
 体重・体脂肪率・内臓脂肪レベル・骨格筋率・体年齢・基礎代謝・BMI・とかってなっている。測定したデータはすべてスマホに保管されている。ちなみに、骨格筋率の過去1ヶ月のデータはこんな感じ。


スマホアプリ

 増えたり減ったりしているがまぁほぼ変化なしみたいな感じだろうか。とにかく、がんと闘うためには筋肉が必用なのだ。筋トレとタンパク摂取は絶対だ。ビタミンとかナイアシンとかいろいろあるが、まずは筋肉だ。筋力が下がって体重も下がったら、やっぱりなんかヤバいじゃん。難しい話もあるにはあるが、取りあえず筋トレしてタンパク質摂取して筋肉付けよう。
 谷本道哉先生(順天堂大学先任准教授)も筋肉は裏切らないと言っているw

 これらのデータが半年分ぐらいある。そのデータをまずはエクスポートする。CSVファイルで出力できるようである。
 出力したファイルはエクセルで一覧表にして見る事も出来るわけだが、こういうデータ関係はAIを使って解析するのが楽ちんだ。というか、そういうことが簡単にできてしまうのが凄い所だ。自分で数値の一覧表なんか見たってなんもわからんw

 chatGPTにそのままcsvファイルをぶち込んで分析を依頼する。ファイルの中にはどんなデータが入っているのか、そのデータの抽出。その後グラフ化して解析してくれたりする。それが全部自動でw すごい世の中だね。
 世間ではchatGPT使わないと時代に取り残されるぞみたいな煽り文句が飛び交っているが、まんざら嘘でもないというのが僕の個人的感想だ。使い方がわからんとか、料金が高い(ファイル操作したり分析できるバージョンは有料になる)とか、特に使う事を思いつかないというのも本当の所だろう。僕もそれほど使いこなせているわけじゃないし、およそ有料分をペイできていないとも思う。でも使ってみないとわかんないことは一杯あるような気がしてちょこちょこと触ってみている。


データの取り込み

 こんな感じで取り込んで


勝手にプログラミング

 自動で判断してプログラムを書いて作業を進めてくれる。


グラフ化

 グラフ作成も自動である。


解説付きw

 解説はまぁ今回はイマイチw
 プロンプトでの指示がもうちょっとマシだと解説ももっとマシなものを出してくれそうな感じはある。

 でも、凄くね? 完全に文系の僕が、スマホのデータからここまで実質の作業時間なんて5分とか10分かかってないだろう。これ、自分でエクセル開いてアレコレしてたらすぐに1時間とかかかっちゃうんじゃないかな。

 できる事とできない事があるみたいで、グラフで日本語が入ってると文字化けするので日本語フォントのファイルも必用だとか、日本語のOCRはできない。つまりjpegやPDFの表をエクセルに変換するとかは今の所chatGPT単体ではできない。(今日、昼間に仕事でそういうのをしてたので・・・・・・単体ではできないが、他のアプリと併用してなんとかなった)

 まぁ、とにかくすげぇわ。
 使い方を考えるのでこっちの頭の体操にもなる。

 エクセルのVBA(ビジュアルベーシック)とかも組んでくれるので、きちんと指示を出すとか、どんなことがしたいのかが明確になっていればかなり使える感じなのだ。
 プログラムの知識なんかいらない。やりたい事をきちんと伝えられるかどうかだ。

 僕は初期の頃からGOOGLE検索を使っていたんだけれど、ネットの検索も似たような感じがある。きちんと目的のページにたどり着けるかどうかは検索エンジンに適切な検索ワードを入れてやれるかどうかにかかっている。上手い人と下手な人では圧倒的な時間の差が出る。下手な人はなかなか目的とする情報にたどり着けない。

 もしかしたら犬や馬、あるいはイルカショーのイルカとか、全部一緒なのかもしれない。きちんと相手に指示が出せるかどうか。
 極端な事を言えば、人もまたしかり。きちんと相手に目的が伝わるかどうか。指示であったりお願いであったりが相手に届くかどうか。

 ”指示力”や”依頼力”が今後の僕たちに欠かせない能力になってくると予言してしまおう。

 ”伝達力”が9割

 今日、僕が予言する。未来の僕たちに必用な能力、それは”伝達力”だ。

 今日もいい1日であった。


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