頬粘膜がん 234日目 ipadやiphoneをベースアンプにする話


 頬粘膜癌 234日目。

 血圧 115-75 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 72 拍/分
 体温 36.8 ℃
 体重 68.3 kg

 先週のブログで今週はいろいろ忙しい日々になると書いた。

 メインイベントは金曜日の面接だ。
 だが金曜の面接前にもいろいろやるべき事はある。

 火曜日は定期的に訪問しているお義母さんの病院への見舞いにの予定がある。長期療養で入院中。退院の目処は基本的にはない。間質性肺炎ですでに数年以上経過しており今は末期の状態だ。今年の2月までは在宅で過ごしていたが、流石に在宅酸素で対応するのは困難な酸素使用量になってきて、自宅内のほんの数メートルの移動でも息が上がってしまう状況になってしまった。
 市民病院に緊急で入院後、血液がんを併発していることが分かり、肺の状態も考慮して積極的治療は断念した。2ヶ月市民病院にて入院させていただき今現在入院中の療養型病床のある病院へ転院した。4月に転院したので、コロナも収束を見せ始めておりお見舞いも当時10分程度で許された。その前の市民病院ではまだコロナ禍であったこともありお見舞いは不可だった。最近でははっきりと何分とは言われていないが10分以上病室に滞在していても特になにも言われない。お互いになんとなく感じている最期までの時間を静かに過ごすことができるようになった。

 途中あまりにも呼吸が厳しくなってきて苦しかろうと言うことで輸血の治療が行われた。その効果があってかここ半月あまりは小康状態を続けている。もちろん、体力が落ちてきていたり、少しリハビリはしているようだが殆どをベッド上で過ごしている事もあり足腰も弱ってきている。話している声も少しずつだが弱くなってきているかもしれないとも思う。

 それでも見舞いにいくと妻(娘)とつまつまと日々の事を話したりしている。アレが欲しい、コレが欲しいと言ってくれればいいのだが、それほど欲しいものも多くないのか細々としたものを時々持ってきてくれと言う程度で病院でおとなしくしているようだ。少しぐらいわがままを言ってくれてもいいんだが・・・・・・。次回には、編み棒を持ってきてくれと言われた。縫い物や編み物が趣味みたいな人なのでそれが少しでも楽しみの時間になってくれればいいのだが。


 転院時、空きがなかったらしく一般病棟に転院となっていたらしい。今日のお見舞いの後にSW(ソーシャルワーカー)の方に呼び止められ、療養型の病棟のベッドに空きができるので近々院内で病室の引っ越しをする予定だとお聞きした。

 病室の変更で、入院している同室の患者さんの病態も変化するのかな。それでまたいろいろ考えてしまうのかな、なんて思うとなんだかモヤモヤしちゃうんだけど。



 午後からは元ちゃんハウスなるがんサロンで音楽クラブに参加。

 家の近くの小さなお社。綺麗なお狐様がおられる。



 今回からベース持参での参加である。ウクレレ1本。アコギ1本、クラシックギター1本の構成だったので、せっかくなのでベースをやってみることにしてゲットして参加した。うん、ベースが入ると少し全体が締まる感じかもしれない。全体のテンポの揺らぎもベースで引っ張るとある程度おさまるみたいだ。まぁこっちは初ベースなのであまり前には出られないけど。もうちょっと要練習だw でもまぁ、こうやって楽器をもってガヤガヤやるのは嫌いじゃない。皆さんご年配なので”船頭多くして船山に登る”的な面はあるけど、それもいいじゃない。だってみんなそれぞれに闘いの生き残りだったり闘いの最中なんだから。そんなに忖度して過ごす必用もない。

 毎月第三火曜日が活動日なんだけれど、来月は参加できるだろうか。決戦が金曜日なので。



 さて、今回はこの音楽クラブに参加するのにベースをヤフオクでめちゃ安でゲットした。(ほぼ未使用でまぁまぁのベースを6000円)まぁベースやってみたかったってのもある。楽器は基本なんでもやってみたいのだ。

 で、ゲットしたらやっぱり練習はしなくちゃならない。でも自宅でアンプ繋いで練習するのは近所のこともあってなかなか厳しい。小さな音でやればって思うでしょ? 僕もそうは思う。でもね、楽器やってる人ならわかると思うが、あんまり小さな音で練習しても雰囲気が出ないのである。雰囲気ってなんやって話だけど、楽器ってのはある程度のボリュームで演奏しないとニュアンスとかが分からなくて楽しくないのである。一応、ヘッドホンをしてそれなりのボリュームで練習することになる。それはそれでOKだ。

 で、アンプもそれなりに場所を取るので今回僕はアンプは買わないで環境を作る事にしたわけだ。ipadやiphoneには様々なアプリが用意されていて、音楽関連のソフトなんかもかなり本格的なものが用意されていたりはする。

 ベースやエレキギターのアンプシミュレーターというものがあり、世の中でプロの方々がお使いになられている往年の名器や巨大なアンプの音を真似っこして再現してくれるソフトなんてのがあったりするのだ。僕が使っているのはコレ。


‎AmpliTube for iPad‎AmpliTubeは、バーチャルなギター/ベース用機材を自由に組み合わせて、リアルなサウンドを生み出すことができるギター/ベース・エフェクト&アンプ・アプリです。最大6種類のストンプ・エフェクトと、アンプ、スピーカー・キャビネット、そして最大2種類のマイクを組み合わせて、お気に入りのギター/ベース用のセットアップを構築できます。世界クラスのスタジオ・サウン…

apps.apple.com


 手にできてもとても自宅にとてもおけないようなビンテージの巨大アンプなんかでガンガン練習できるわけだ。これは結構楽しい。

 ベースとipadを繋ぐためにちょっとした工夫が必要だがそれをクリアーすればアンプなしでヘッドホンを使ってでっかいアンプで練習したのと同じような音で練習できる。アンプはもちろんだが、足下に並べるエフェクターだってシミュレートしてくれる。そこそこアンプやエフェクターを揃えようと思ったら”うへっ”て値段になってしまうw


TASCAM(タスカム) US-2X2HR 2Mic, 2IN/2OUT 24bit/192kHzハイレゾ USBオーディオ/MIDIインターフェース Youtube 音楽制作 生配信 DTM

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 こいつをベースとipad(iphoneでももちろんOK)の間に挟んでケーブルで接続するわけだ。オーディオインターフェースっていうものだ。スマホの中に入っている楽曲に合わせて練習したりももちろんできる。なんだったらドラムやピアノ、シンセなどの音をスマホのアプリで作って、自分の演奏するベースと合わせて録音するなんて事もできる。僕はアンプの代わりにアプリのアンプシミュレーターを使いたくて導入したが、もともとはDTM(デスクトップミュージック)の為のアイテムだ。楽器などの演奏データをパソコンやタブレットで作成して、それに合わせて自分でギターやボーカルを録音するときに使うようなマシンだ。殆どCDクオリティ以上の音質で入出力できる。いいマイクや楽器を使えばいい音に、それなりのマイクや楽器を使ってもそれなりの音質で録音できる。iphoneとこいつがあればビートルズよりもよっぽど立派な録音スタジオを安価に手に入れられる。その先は才能の問題だw

 この機材を導入すると今流行の配信みたいなこともできないことはない。マイクや楽器が入力できるジャックが2本あるのでマイク1本とギター1本とかを繋げば弾き語りくらいは流すことができる。まぁ配信の場合はもっと配信向きのデバイスがあるのでそっちの方がいいんだろうけど。

 アップルのiphoneやipadと接続するときはクラス・コンプライアンス・モード対応のオーディオインターフェースを購入しないと認識されなくて泣きを見るので気をつける事。よく調べて購入するなり、上のリンクの機種を買うなりしてしてください。ちなみに、充電ケーブルがUSB-Cタイプのiphoneやipadでの話をしている。古いタイプのLightningケーブルだともうちょっとややこしくなるのでご注意されたし。


 ベースからのケーブルが邪魔なので僕はワイヤレスシステムを導入した。


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 ちなみに、僕が若者だった頃はエレキギターのワイヤレスシステムなんてのはすぐに4~5万してたりした。それで音質はイマイチだったり。ところが今はこの値段のワイヤレスシステムで充分に機能するのだ。もちろんノイズがどうとか遅延がどうとかって話もあるにはある。でも僕はプロミュージシャンじゃない。アマチュアレベルでは充分な性能だ。以前ならプロクラスの音質と性能だ。

 ベースからケーブルが垂れ下がらないのはめちゃくちゃ快適。ヘッドホンのケーブルだけが今の所難点だがそれぐらいは我慢である。


 かなりな音質でがっつり練習できるのでめちゃくちゃ楽しい。練習が捗りますぞ。今日はアンプを買わなかった話でありました。

 



 今日もいい1日であった。


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