頬粘膜がんん 103日目 麺職人ならぬ麺食人


 頬粘膜癌、103日目。

 血圧 126-96 mmHg
 血糖 169 mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 70 拍/分
 体温 36.6 ℃
 体重 80.2 kg

 昨日、抗がん剤の4クール目投入。今日は生理食塩水2本の点滴。
 実は腎機能が多少落ちているという血液検査を受けて抗がん剤投与後の生理食塩水の点滴が1日から3日に延長された。推算GFRの値は元々あまり高い方では無かったんだが(入院時で90は切っていてやや腎機能が弱い傾向)、抗がん剤を始めてから少しずつ下がっており、今週火曜の採血(4クール目投入前)の時点で60を切ったための措置である。
 仕方ないよね。点滴つけたままだとウォーキングなどの運動がしにくいのが難点である。リハビリ室のトレッドミルは点滴スタンドを横に置いて歩けるのでいいんだが廊下のウォーキングはちょっと面倒。
 血液検査の結果で言えば血小板の数もそれなりに減ってきている。

 腎臓の機能の話、わかりやすかった。タイトルの食品の事はほとんど話してないけどねw

【放置厳禁】腎臓を復活させる食べ物と飲み物、腎臓を破壊する食べ物と飲み物を、現役医師が解説します。(糖尿病,血糖値,腎臓,腎機能,腎機能低下,クレアチニン,人工透析)皆さん腎臓について考えたことはありますか?腎臓は血糖値やクレアチニンにも関係があります。血糖値は糖尿病にも関係してきます。腎臓や糖尿病について学んでいただけると嬉しく思います。腎臓に関する血糖値、クレアチニンなど理解を深めていきましょう。【ドクターハッシーからの大切なメッセージ】ご覧いただきありがとうございます。...
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 放射線は今日で15回目終了。
 舌や口腔に炎症がおきていることは昨日書いたとおりである。
 で、実は夜間寝ている最中とかに、舌を噛んでしまったりして余計に痛いという事が起こっている。無意識のうちにやってしまっているのでどうしようもない。歯科に相談して部分的な柔らかいマウスピースを作って貰った。(開口障害があるので無理無理で作ったんだが、型取りの時に口を開けるのが痛いのなんのw
 これができあがったマウスピース。
 これを就寝時に前歯から左奥歯にかけて被せる事で、左側の舌が歯に挟まる隙間を埋めてくれる。間違って夜間に舌を噛むという事がなくなるわけだ。なかなか便利なモノではある。できるだけ舌のダメージは受けたくないのだ。

部分マウスピース

ま 日中に時間を見つけて取りあえず先日のNHKのオンライン講演で貰った資料とか目を通して読んでおく。

オンライン講習でもらった資料

 他に時間を見つけて、他の本なんかも読んでいる。
 そうそう、珈琲時間って雑誌ががあって、それのバックナンバーが kindle unlimited で読めるので素敵カフェの写真などを愛でるw

 今日は食事について、ちょっと改善があったので書いておこう。
 現状、僕の舌は放射線治療でかなりやられていて、舌に何かがあたるとそれなりに痛い。つまりご飯を食べている時は基本、痛みと闘いといっては大げさだが痛いのを我慢しながら食べている状態だ。もともと食いしん坊であるわけだが、ちょっと苦戦している。なんせ舌にものがあたれば痛いもんだから、噛めば痛いし味噌汁が舌の上を通過してもちょっと痛い。歯についた食べかすを舌でこそごうと思うとかなり痛い。
 食事の楽しさ具合は半減している感じではある。それでも、口で食べるという行為には”生きてる”感があるのでこだわってしまう。

 考え方はまぁいくつかあるんだが、そろそろ鎮痛剤を強化するのか、固形物の食事から刻みあるいはミキサー系にしてもらうのか、飲料に頼るという手もあり、最悪は経鼻栄養などの選択肢になっていくわけだが、気持ち的には口から食べる事にこだわりたい。

 で、なんと白ご飯はお粥などに変更できるのは知っていたんだが、麺食へ変更もできるらしい。ただし、麺食は準備の関係もあって朝食は無理とのこと。麺食、どうなんでしょう? 気になる。そもそも、かれこれ2ヶ月くらいは入院経験があるんだが、一度たりとも麺のメニューなんて無かったよ?
 という訳で看護師さんに昼飯を取りあえず麺食にして貰えるように昨日のうちに手配しておいた。ものは試しである。
 今日の昼食はご飯のかわりにうどんであった。つゆをぶっかけて食べる。つゆが別椀になっているのはつけ麺ということではなく麺がのびるからっすね。なるほど。

昼食はうどん

 これがね、めちゃくちゃ食べやすい。開口障害があるからなおさらである。ご飯を口にねじ込むよりもうどん1本をチュルチュルするのがいかに楽か。ついでにつゆをまとったうどんは唾液がほとんど出てこなくなってきている僕の口内を適度に潤してくれてとても快適なのだ。ご飯粒を食べるときの痛みが4くらいあるとするなら、うどんは痛みなしで食える。
 知ってりゃもっと早く麺食にすれば良かった。
 痛くないと、上品なうどんの出汁の味もよく分かりとてもよろしい。旨いと感じるものね。おかずは今は旨いと痛いを行ったり来たりだから、うどんが美味しいのは凄く嬉しい。

 麺食ができると知ったのが昨日である。もしかして、看護師さんの間で、麺食がこんなに食べやすいと感じる人がいるってのは情報としてあまりないんだろうか? 僕の入院している病棟は頭頸部癌の患者が中心である。その中で、開口障害があるって患者は意外と少ないらしい。舌癌の人とかは開口障害がでるが、舌の運動が悪くなるのでうどんなど麺類は食べにくいのかもしれない。他の部位の方達は開口障害がなければ普通に米が食えるしね。僕は口が開かないのでパン食も外している。パンを囓って食べられないので。
 食事についての個別変更の可能不可能について、状態が酷くなってからその都度で教えてくれるんじゃ無くてあらかじめ教えといて貰えると助かるんだけど。
 下手すると、知らないままでまだまだご飯と格闘したり、鎮痛剤を増し増しにしたりしてしまうではないか。これなら、まだしばらくは鎮痛剤は今の処方でしのげるかもしれない。

 速攻、今後の食事は麺食ベースに変更依頼を出して貰った。

 ちなみに、夕食はそばだったよ。そばは大好きである。つゆは昼と一緒だな。特にそば的な味付けにかわるという事ではないらしいw

 昼・晩ともに完食。麺うましっ!

 今日もよい1日であった。


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