頬粘膜がん 360日目 慣れちゃだめと思うこと


 頬粘膜癌 360目。

 血圧 108-73 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 62 拍/分
 体温 36.5 ℃
 体重 71.1 kg

 なんていうか、退院日が決まってそれが今週末というか日曜日なんだけど、いまいちこう現実感がないというか。
 いや、もちろん退院したくないわけでもなく、いや退院したいんだけど、本当にいいの?もう退院しちゃって・・・・・・みたいな感じがあるんだよねぇ。
 なんか、病気して入院するってのに慣れてるわけじゃないので余計そう思うんだけど、こんな簡単でいいのか?みたいな感じ。いや、今回の入院で都合癌になってから3度目の入院だったので慣れたと言えば慣れたのかも知れない。最初の手術の入院。一時多飲して、自宅で正月を迎えた痕、放射線治療と化学療法の為に入院して。転移してからの今回と3℃入院した。まぁ初級はクリアーしたみたいな所か。

 いきなり、今後の事をどうこういうのもなんなんだけど、もしかして今後こういう感じに再発したり転移したりの入退院を繰り返したりするのかも知れないってのは少し考える。

 もっと、入退院煮慣れていくのかも知れない。

 

 そうじゃなくても、世の中のがん闘病記を読んでいると、抗がん剤治療で短い入院を繰り返している方なんかも拝見する。そういう場合は何度も入院を繰り返していく事になるのかもしれない。

 まぁ今後の事は実際になってみないと分からない事ではあるんだけど、こういう入院とかにどんどん慣れていって、病気の事とかにも慣れていって、こういう事が日常になっていったりするのは・・・・・・ちょっと嫌だなぁと思ったりした。

 病気云々が卯やというのとはちょっと違う。うまくニュアンスを伝えられていないとも思うけど、僕の中では”がん”になるってのはやっぱり特別な事だったと思う。それがもしかして、特別な事じゃない感覚に自分が慣らされていく(いや、別に誰かにそうし向けられているわけじゃないけど)のは嫌だなぁと思うわけだ。

 ”特別”でいたいというんじゃない。

 どっちにしろ、僕自身に向けて”この出来事”がどこにでもある普通な事みたいな感覚になるなよ、と言っておきたいみたいな。

 人間って、なんにでもすぐ慣れちゃうから、がんである事にもじきに慣れてしまったり、なんだったら再発や転移にも慣れてしまったりする自分を思うとちょっと気味が悪い。そういうことが平気になっていくのってちょっと化け物っぽいよなぁと。

 ある種、主治医の先生とか、良きにつけ悪きに付け、がんに慣れちゃってると思うんだよね。もう感覚が普通じゃ無い。そんな風になりたくないなぁなんてことを少し思う。

 数年後、この文章を読んだ僕はそうなってるかもしれない。その上で

「何言ってんだか・・・・・・」はぁ、なんてため息をついて呆れてるのかも知れない。リアルはそんなに楽じゃないんだよって。

 もっと焦ったり、怖がったり、不安になったりした方がいいんじゃないかみたいなことをふと思う。

 今日のご飯はこんな感じ。

朝食
昼食
夕食

 今日は肉肉肉と肉の日だった。

 なんかよううやく日中の時間の使い方に慣れてきて、本当に酷い状態を抜けた事もあって日中がうまく過ごせるようになってきたんだが、あと数日で退院であるw


 今日もいい1日であった。


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