キャロットクラブ 一口馬主【33】(66)マルシュロレーヌの2023血統展望
マルシュロレーヌの2023
日本調教馬でブリーダーズカップディスタフを制した歴史的名牝マルシュロレーヌの初仔です。
ブリーダーズカップは本当に痺れました。
そして、個人的には名前が好きです。
母マルシュロレーヌは2勝クラスを芝で勝利したのちダート転向。JpnⅡレディスプレリュードやエンプレス杯を勝利するなど国内はダートグレード4勝です。
母父オルフェーヴルは、コラソンビートやドゥラエレーデで重賞制覇しています。ただダート実績のサンプル数が少なく何とも言えないですね…。ストライクやメイプルタピットなど現役でダート馬はいますが、両馬やドゥラエレーデを含めて母父オルフェーヴルのダート活躍上位馬は牡馬という点がどうかです。
芝ではナナオやエコロレジーナ、コラソンビートは1400m京王杯2歳Sの実績があり短めの距離の印象。オルフェーヴルの父ステイゴールドが母父での重賞勝利は、アイビスサマーダッシュ(1000m直)のライオンボス1頭です。
ここまでは正直なんともいえない…
どうしてもドレフォン牝馬の懸念が上回りそうな感じがする…ということで、
救世主母母ヴィートマルシェです。
母母ヴィートマルシェからは、バーデンヴァイラーがJpnⅢ2勝。リリーバレロが芝のマイラーでOP入りしました。
ヴィートマルシェの半妹サンプルエミューズは、マイルCSを制したナミュール、アルセナール、ラヴェル、ヴェスターヴァルトと重賞戦線で活躍する仔を出しています。
さすが桜花賞を制した母母母キョウエイマーチです。
因みにキョウエイマーチは南部杯2着の実績も。母母父フレンチデピュティで、マルシュロレーヌの思い切ったダート転向が成功した理由も頷けます。
そして父ドレフォンです
BCスプリント制覇の父とBCディスタフ制覇の母はまさにドリームですね。
配合ではスピードは足りると思いますので、勝ち上がれそうかな?という気はしています。
ただもう少し、母父オルフェーヴルにスポットを当てた父でも面白かったかなという気がします。母父オルフェーヴルが独特な配合なので、母父を刺激する父なら楽しみだったかな、、と。
マルシュロレーヌがBC🇺🇸を制してしまっているのでアメリカンな父を配合したくなりますが、母父オルフェーヴルで欧州色を残すクリソベリルや、芝馬に振って父フランケルも面白いと思います。
少し欧州を残す父の方が良いような気がします。
配合と馬体も小柄で、ドレフォン牝馬の懸念点を含めるとうーんどうかなと思いますね。
初仔と7000万、一口17.5万円では様子見ではないでしょうか。