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PHPとの微妙な距離感

 大学1年の時に、"我が人生如何に生
くべきか"という壮大なテーマにぶち当
たり、高野悦子さんの"二十歳の原点"を
読んで影響を受けたりしていた時に、
PHPとめぐり逢い、こういう人もい
る、こういう考え方も有るんだと、視
野を広めてもらったり、肩を軽くしても
らったりしていました。

その時のPHPのイメージは京都駅近く
の小さくて可愛い本社(以前の本社ビル)
の出版社"京都の出版社"でした。自分自
身京都の学校に通っていたので、もの
すごく身近なものに感じ、月刊や別冊
も良く読んでいました。

 しかし、その後就職すると、会社員
として連日夜遅くまで働く日々とな
り、PHPは全く読まなくなって、自分
の視野からも外れてしまいました。
 
 でも、ある時、本屋さんの前にせり
出したケースに入ってるPHPを見て懐
かしいと思い、買って読んでみると、
今の自分に当てはまる部分が有って、
なるほどと思って、また半年ぐらい続
けて読み、知らない間にフェイドアウ
トしてる。これの繰り返しです。一旦
脳の中から消えるのに、また視界に入
って来る。なぜでしょう?不思議です。

 最近はまた続けて読んでいます。

 牟田都子さんの校正について書かれ
た文章を読んで、校正の深さに興味を
持ち、牟田さんの書かれた"文にあた
る"という本を読みました。全く未知の
世界であったので、とても面白く、校
正家の人は凄いなと思いました。
(青山美智子さんも読まれたようです)

 そして、そこから三輪舎さんの"本を
贈る"に繋がり、その中に、小林ひかり
さんの処女作"水晶体に映る記憶"を印刷
された藤原印刷さんが出て来たり、ど
んどん色んな方に繋がっていき、自分
の中でどんどん輪が広がっていく感じ
がしています。

 このように、今はPHPが、新しい方
を知ったり、その方の本を読む等、新
しいものを見つけるきっかけになって
いる気がします。

 それから、続編を待っているお気に
入りの本、"京をあつめて"の著者丹所千
佳さんが編集長をされているというこ
とで、私の場合は、PHPを購入する
と、先ず編集後記を読みます!
(この本を出版されたミシマ社の方も、
今、丹所さんの文章に触れようと思っ
たらPHPぐらいですねと言われていま
した) 言葉で表せないのですが、文章
の雰囲気が好きで、是非丹所さんの新
たな本を読みたいと思っています!!

 これからもPHPとは、こんな感じで
引っ付いたり、離れたりしながらずっ
と付き合って行くと思います。

 青山さんのコラムも是非掲載して頂きたいと思っています。

最後までお読み下さり有難うございました!


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