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散文:神神の様様
君達とは違うのだ!僕こそ、僕だけが彼を知っている。そう信じるのが僕の宗教だった。
君は裏切らない。君に裏切られたことは一度もない。裏切った前例も聞いたことがない。
小惑星ケレスより涼しい瞳。ひとたび瞬けば僕はきっと宇宙意思。何等星だろうが確かめたい指先は、女神じゃなくても触れられる。
僕が君を信じる理由はそれで十分だった。
泣いても仕方がないじゃないか。
君はさ、何を秘密にしていたい?先に教えて欲しいんだ。二人のものだと信じた宝石、僕だけが大事にしちゃってさ。馬鹿みたいだからやめたいんだ。
それでも輝く北極星。
本当に素敵だった。君と会いたくなるのは至極真っ当なことで、責め立てられても僕はどうにもならなくって、耳を塞ぐよ。
地明かりで起こる左心房の憂いも、
ホリゾントで光る右心房の痛みも、
ほんとはほんとは気付いてるけど。
眠れば会えるよ、オーマイゴッド!
惑星の音鳴らすから、君、祝福を受けてよね。
マスカット味の愚行と桜味の敗走。そういうの君は嫌いでしょう。でも僕は大好きなんだ。あの日の花見と同じくらい、(少し歩いたらもう桜が咲いていた!)そう、どうしようもなくね。
でもどうか歩幅は合わせないで!
僕らずっと少年少女でいよう。
それが僕らの約束、
さ、指切って。
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