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意識高いか高くないか意識ない桃太郎

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話題の「意識高い桃太郎」、私が書いた「意識高くない桃太郎」そしてフレッシュさんの「意識がない桃太郎」の桃太郎マガジンで。
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2016年2月の記事一覧

意識がない桃太郎

意識がない桃太郎

「ご家族の方ですか?」

「家族……だと!? ふざけるな! 俺とあいつは……戦友だ!」

猿は叫んだ。ダメージの残る体で気丈に振る舞う猿を見て、ただ涙が流れた。

その2秒後、俺は自問する。

何を間違えた? どこで失敗した?

担当医と猿との重そうなやりとりを見ながら、俺は何度も自問する。

何を間違えた? どこで失敗した? 何故俺たちの主人は、体の7割を吹き飛ばされた?

あの地獄から、生きて

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意識高くない桃太郎

意識高くない桃太郎

昔むかし、おじいさんとおばあさんはポチと言う名の犬とタマと言う名の猫と暮らしておりました。

ある日、おじいさんは二度寝ののち山へ芝刈りに行くふりをして漫画喫茶に、おばあさんは川へ洗濯に行くふりをしてコインランドリーに行きました。

おばあさんは乾燥機に洗濯物を移すと、近くのスーパーの出口にある出店に行きました。焼き鳥を買い串から外さずに食べていると、川に大きな桃が流れてきました。

「おや、大き

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