子どもの食べることの心配ごと❷

「チュチュ食べ」
保育園幼稚園職員研修で、お子さんの気になる食べ方、としてあげられる中に、チュチュ食べ(吸い食べ)がありました。

チュチュ食べは、食べ物をなかなか飲み込まず、食べ物を上あごと舌で挟んで、赤ちゃんが母乳やミルクを吸う様な動きをしていることを言います。

食べる機能が獲得できていない、噛めない、飲み込めない、この機能が獲得できずチュッチュしている事もあります。
獲得した食べる機能より難しい固さや大きさの食事を食べているのではないか、確認してみましょう。

定型発達児の場合は、指しゃぶりの指が食べ物に代わったもの、とも考えられています。

食事の後半に見られる事が多く、眠たそうだったり気持ちよさそうに見える事もあります。

自分で気持ちを発散出来る事、外との環境との関わりよりも自分の中、自分の口で遊ぶのが楽しいと、チュッチュしないで食べなさい、は逆効果です。指しゃぶりと同じ役目をしている事が多いからです。

他に何か楽しいことを見つけたり、他の事で遊んで発散できる様になると、段々と見られなくなる様です。

参考文献
向井美惠編:乳幼児の摂食指導、医歯薬出版

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