見出し画像

子どもの食べることの心配ごと❸

なかなか飲み込まない

口の中に入った食べ物をなかなか飲み込まない様子はありますか?理由がいくつか考えられます。

「飲み込めない」

食べている食事の形状(固さや大きさ)が口の中で飲み込むことが難しい、今、お子さんが持っている食べる力、食べる機能よりも難しい食事の場合、口の中で食物を飲み込みやすい形状に作り替える(押しつぶす、噛みつぶす)ことができずになかなか飲み込めずにいる、ことがあります。

一口の量、固さや大きさを確認してみましょう。自分で食べていても量の調節ができないことがあるので、押し込んだりかき込んだりしていないかみてみましょう。

飲み込む、押しつぶす、かみつぶす、食べる機能の発達については、過去の記事、食べる機能の発達、を参考になさってみてください。

「飲み込まない」

食べる機能の獲得、食べる力は身についているけれど、口の中にためて飲み込めないことがあります。

食事の前に、お菓子やジュースを食べていたらお腹がいっぱいで食べられないことがあります。

歯が痛くて噛めなくて、口にためているお子さんもいます。

身体を動かす時間が少なくてお腹が空かないことも。

口に食べ物をためることで気持ちを落ち着かせている(おしゃぶりや、指しゃぶりのように食べ物をためている)こともあるのです。

お子さんは小さい大人ではないとわかっていても、早く食べて、もっと食べて、と言ってしまうことがあるかもしれません。そんな、、、と思って口にためているお子さんもいます。

忙しい毎日ですが、食べ方や食べる楽しさを覚えて、美味しいものがいろいろ楽しめるようにできるといいなと思います。

参考文献

向井美惠編:乳幼児の摂食指導ーお母さんの疑問に答えるー、医歯薬出版

金子芳洋他監修:上手に食べるためにー発達を理解した支援ー、医歯薬出版



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?