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#36 恋は続くよどこまでも(2020)-ラブコメもここまで振り切れるともはや芸術的

HP紹介文

上白石萌音×佐藤健。超ドSドクター“魔王”に一目ぼれしたことをきっかけにナースとなった“勇者”が無謀ながらまっすぐに思いを伝えつづける胸キュン♡ラブストーリー


この紹介文を読み番宣を見て、「恥ずかしすぎるので、見るのはやめよう」と固く決意しました。第2話の段階でも「魔王と勇者」という設定が苦手すぎて、何度も視聴断念を試みましたが、結局最後まで見てしまいました笑。

凡事徹底

何事も徹底するのは良いことだと思います。このドラマでは、佐藤健さんがドエスの魔王を、上白石萌音さんがへこたれない勇者を演じ切られました。あまりの徹底ぶりに、第3話くらいから恥ずかしさがぶっ飛びました。それにしても、佐藤健さんの演技力は凄いですね。「天皇の料理版」の徳やん、「義母と娘のブルース」の麦田店長、このドラマの天堂医師など、演じ分けの技術が極めて高い俳優さんだと思います。

既視感(のだめカンタービレ)

自信を喪失して鹿児島に帰った七瀬(上白石萌音)を天堂(佐藤健)がバックハグする姿にキュンキュンした視聴者は多かったのではないでしょうか?私もグッときましたが、同時に「のだめカンタービレ」の夕暮れ迫る川べりで千秋(玉木宏)が野田恵(上野樹里)をバックハグするシーンを思い浮かべてしまいました。同じフジ系列、これは偶然なのでしょうか?笑

後味を残さない回収の仕方

最終回の終盤、怒涛の10分間、すごかったですね。空港のキスで終わらず、帰国後の再会ハグでも終わらず、結婚式のリング交換でも終わらず、救急搬送された同僚(ミキ・亜生)の治療後に病院で式を継続してやっと終わりました。余韻は残りましたが、ふたりが無事ゴールインしたことで、「これで続編はない」という確信をもって見納めできました。もちろん、年末の一気放送は楽しみましたが(笑)

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