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固定主と姫が駆け落ちした話

絶竜詩実装時の時のお話です。

友人である学者に誘われて召喚で参加。
陽キャである彼の元にはあっという間に友人達が集まりました。
見知った顔の中に1人だけ知らない人。
それが姫ちゃんでした。
どうやらAPEXで知り合ったらしい。
占いをやっていてまあまあうまいと自負する彼女のことを某サイトで調べるとどの零式も大体最高青くらい、三層に至っては緑という絶行くにはかなり辛いことが予想される人でした。
(この人入れるのかよ…)
最初に言ってくれれば入らなかったのにと後悔しました。
まあでもリーダーの決めたことだし他のメンツはほぼほぼオレンジだったこともあり、とりあえずこの男世帯に女1人というどうみてもヤバめのパーティが生まれたのでした。

教皇庁
まず姫はここでつまづきました。
ハイパーディメンションで黒モヤ置いた後、吹っ飛ばしからのシャイニングブレードを避けるという一連の行動が全くできませんでした。
「アデルフェルをきちんとみて、マーカーより外に膨らんで走らないで」
などと注意するのですが急に逆走したり行動が全く読めず、アドバイスを聞いてるのかすらよくわからない人でした。
今考えると単に理解できていなかったんだと思います。
ただ火力に余裕はあったため、適当に起こして第一フェーズは終了。
「姫ちゃんも慣れれば余裕だからさ!」
固定主は笑いながら言いましたが結局割と最後まで死んでました。

正史トールダン
姫はよくクエイガにも当たってそこらで死んでいました。
「目の前の岩が出てきたら走るで大丈夫」
そうアドバイスしたのですがやっぱり理解できていなかったようでした。
聖杖は姫にマーカーがつかないようにするお祈りゲーと化し、ルールを無視して好き勝手に入る姫の空気を読みつつビーチフラッグするという謎のギミックが追加されました。
基本姫にマーカーがつくとほぼほぼ全滅が確定するのですがたまに成功すると
「姫ちゃんすごいよ!」
とリーダーが大袈裟に褒めるという茶番を見せつけられます。
まあミスすると姫のヨシヨシタイムに時間を取られてしまうのでイライラを抑えて次に進むのでした。
ちなみにトールダンの剣ぶんぶんにも当たってました。
何ならできるんだ?と今でも突っ込みたいです。
ここですでに1ヶ月近くかかってました。

ニーズヘッグ
もう姫が何か処理しながらヒールできないことは分かりきっていたため、姫にはヒールは無視していいとリーダーは言いました。
どうせヒールするのはリーダーの学者です。
ただ、何もやってないはずなのに何故か塔の出現場所が場外になったりしていたので本当に何もしてないの?と聞いてみました。
何もしてないと言い張るのですが動画を見直すとこっそりdot更新していました。
このタイミングでもう何言っても無駄だから無視することを決めました。
この頃になると固定の空気は最悪、リーダーが姫を褒め称えるbotになっていました。

偽典トールダン
この頃になると流石の姫も空気の悪さに気が付き始めました。
難関ギミック死刻も当然のように姫ポジ。
それでも岩に当たるなど頻発したのですが困ったのが視線でした。
視線ミスで姫1人が死ぬだけならいいのですが線きりや範囲被り等で確実にもう1人あの世に送ることになります。
「私がカーバンクルおくからマクロでタゲって!」
ここは私が視線コール役だったので姫の上達を待つより容易いと考えての発案でした。
「いや、それって自分でできたわけじゃないじゃん…そんなのやだ」

ガチで叫びそうになりました。
が、リーダーはそうだね、姫ちゃん頑張ろうねとしか言いません。
周りの人がそっちの方が楽だしと言っても譲りません。
挙げ句の果てに召喚さんの負担も大きいしと宣う始末。
結局姫の死刻練習に付き合わされる羽目になりました。
しかし試練はまだ続きます。
次の隕石を壊すフェーズは踊り子のステップと占いがアサリをおいて一気に壊すという手法があったのですが姫はここが自分の見せ所と張り切り始めたのです。
(絶対できないだろうな)
そう考えたので私はキャスLBによる破壊を提案。
二天竜は比較的柔らかいのでここを安定する方を取って練習できるようにしたいと伝えましたが姫は断固として拒否。
「召喚さんのスキル回しめちゃくちゃになるのダメかなって」
私が問題ないことを説明しても固定メンバーが二天竜は柔らかいし最終フェーズのバーストは合わせられると説明しても、それこそみんなでなれたら踊り子と占いで壊す方法に切り替えるなど妥協案を提示しても、リーダーは姫のいうことを聞くばかりでした。
結局やはりアサリを前もって置く、バフを炊くなどもできるはずもなく、LB法に変えてもらうまでの1週間はずっと足踏みをくらい、クリアがかなり厳しい状態になりました。

神降臨
そんな中、姫が用事で1週間いなくなるという話が出てきます。
最悪な気分でタルコフを起動させ、神(白)に愚痴っていると。
「じゃあ私行きますよ、ほぼ同じやり方ですよね?こちらもナイトさん借りたこともありましたしこれで貸し借りなしですね」
あなたが神か…!と感謝感謝!
早速リーダーに報告し、姫がいない間に練習することにしました。

姫と神の差は歴然でした。
ぶんぶん剣に当たらないは当然、ミスも少ないビーチフラッグもしない、死刻も安定しており火力もヒール力も段違いでした。
姫なき今、二天竜は余裕で通過。
6日目には最終フェーズトールダン時間切れまで見ることができました。
「いやーこれが普通だよな!めっちゃ快適だわwww」
ナイトが軽口を叩き、みんながワイワイと久々に笑みを取り戻しましたがリーダーだけは無言で退出していきました。

帰ってこないリーダーそして
7日目最終、これが終われば姫が帰ってきてしまいます。
できればここでクリアしたい、いや、クリアしなければならない。
もう死刻練習に戻りたくないという一心でした。
みんなが集まりギミックの確認とバーストについて話している中、集合時間になってもリーダーは現れませんでした。
もしかして遅刻かな?
1時間2時間経ってもやってこない。
…それでもやってこない。
ああ…今日はもうこれ来ないな。
そしてその日は解散となりました。

その次の日、とうとう姫が戻ってくる日でした。
正直萎えまくっていたのであまり記憶がないです。
ただ、姫とリーダーはその日もやっぱり来なくて、なのに何故かAPEXを2人とも起動していることはステータスからモロ見えだったのは覚えてます。

リーダーが固定解散したいと言ったのは次の日のことでした。

固定爆散
神の固定のBHに手伝えるか聞いてみたのですがすでに別固定の手伝いで忙しく、誘えませんでした。
他のクリア者もやり方が微妙に違かったり都合がつかないことも多く、何より神自身がこれからリアルが忙しくなるタイミングでもありました。
「別のタイミングでもクリアはできるから」
そうみんなで自分自身を納得させることにしました。

あ、ちなみに姫は固定主が解散宣言した瞬間からディスコから抜けてました。

その後
結局私の竜詩クリアは天獄編が終わった頃になりました。
その頃くらいになると姫とリーダーのことは既に朧げな記憶となっていました。
何気なくTwitterを開くとどこかでみたことのある名前が。
かつてのリーダーが某ゲームで出会い厨として晒されていました。
姫とはあんなにラブラブだったのに破局したようです。
固定爆散させてまで関係を続けたのに悲しいなあ…。

ちなみにリーダーはでかい両津勘吉って感じの40歳くらいのおっさんです。
オフ会の時クッソびっくりしました。
みんなも出会い厨には気をつけよう!

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