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10年目からの新人Pが見たミリオン10thAct-2の極彩色の火花

2023年7月29日、30日。
場所は愛知県。ポートメッセなごや。
瑞龍は暑さに苦しみつつも、待ち望みにしていたこの日、この場所に立てる歓喜に打ち震えていた。

ミリオンライブ。
たった数ヶ月前に触れ始めたその世界、今や垂直ダイブで潜り続けているコンテンツ。
諸兄の中にも、4月に書いたAct-1の感想記事を読んでくれた方も少なくないだろう。
御存知の通り、283プロから研修という形で765プロにやって来た瑞龍だが、これこの通りすっかりミリオンライブに染まってしまった。
(勿論シャニマスへの興味が薄れたわけでは全くもって無いので、先週行った『我儘なまま』の感想記事も参照してほしい。)


そんなミリオンライブが行う全国ツアー、その第二幕となる『THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-2 5 TO SP@RKLE!!』が、その日、その場所で行われる。
その興奮、昂り。高鳴る胸と名刺を強く握り、瑞龍は集うプロデューサーたちの人混みの中へ一歩踏み出した――――。


来たぜ、名古屋!!

名古屋の空

というわけで、勢いだけで参加して来ましたAct-2!
前回驚くほどの反響を頂いたAct-1の記事のことで味を占めたため、今回も溢れる想いをNoteに綴らせてもらうことにした。今回はDay1、Day2共に両日現地参加であり、記事も相応に長くなるため、暇で物好きな人だけお付き合いいただきたい。

さて、前週に行われたシャニマスの283プロソロパフォーマンスライブ『我儘なまま』から一週間しか経たないまま名古屋に遠征した瑞龍。
高速代をケチって下道をえんやこらと車で3時間半ほど走り、たどり着いた名古屋の地。
静岡の隣県であるものの、浜松や三河を挟んだ遠国である名古屋の地をまともに訪れたのは実は初めてだったりする。

この夏の名古屋では、地元の商店や飲食店が765プロのアイドルたちとコラボする「でらます×アイドルマスターミリオンライブ」が開催されている。
自分も一日乗車券を駆使して各地を回ったのだが、どのお店もコラボに前向きで、アイドルたちと共に街を盛り上げようという気持ちが見て取れて、なんだか嬉しくなった。
限定コラボ商品やグルメも充実しており、自分は鳥開総本家さんの名古屋コーチンの親子丼(美奈子サイズ)をおいしく頂いたり、香源さんで販売されている可憐コラボのお香や琴葉コラボの入浴剤を購入したりした。
中でも伏見ミリオン座で観覧した茜ちゃんを中心とした特別映像の上映は気合が入っており、大きなスクリーンで見るミリシタのMVにはなかなか感動した。

同行者たちと行った鳥開総本家。量が佐竹飯店
例の噴水。奥に見えるのが未来ちゃタワー

そんなこんなで名古屋観光を満喫しつつ、会場に向かっていつものように名刺交換を行う。
Day1で着て行く予定だった天空騎士団シャツを家に忘れるという痛恨のミスを犯した瑞龍だったが、両日共に温かな先輩Pたちと楽しく交流することができた。

今回は天空騎士団としての参戦ということで、名刺と併せて静岡の銘菓「こっこ」のキャンディ版を配っていたのだが、なかなかウケが良かったので福岡でも配りたいと思う。

こっこちゃんキャンディ。探すまで存在を知らなかった

また余談になるが、名刺を見せた際に「もしかしてAct-1のNote記事の人?」と訊かれることがしばしばあった。改めて以前の記事の影響を実感することとなったが、勢いだけで書いたNoteがこうも知れ渡っていると、嬉しくもあり、恥ずかしくもあり、複雑な気持ちになる。まあAct-2も書いている時点で悪い気分では全く無いので、情熱と承認欲求に任せるまま今回も感想を綴っていきたいと思う。

ぬい集合楽しかった。右上の朋花が自分の

というわけで、まずはDay1からセトリを振り返る。
楽曲の感想を書くにあたり、多少の見やすさを得るために以下のルールを設けることとする。

・初見の曲は曲名の後に(★)をつける
・演者さんの歌が上手いことはもう当たり前なのでいちいち書かない
・中でも特別に上手いと感じた場合のみ書く

それでは、ミリオンの現地参加2回目となる自分が目の当たりにした、ミリオンの多彩な色、暴力、狂気。
それを正面から食らった想いを、記していこう。

「Brand New Theater!」

開幕の一曲目は、やはり予想通りのこの曲!
いつも思うけど、アイドルたちが登場する時のポーズを取っているシルエットが自分滅茶苦茶好きで、あそこから音楽が鳴り出して会場が一斉に沸き立つあの瞬間が最高にアがる。
アイマスの全体曲というと未来への希望やステージへの想いが溢れた曲になることが多いように思えるが、ミリオンの場合はとにかく劇場の仲間とのワチャワチャした日常や徒然をそのまま歌にしたかのような歌詞になっている。それがこのBrand New Theater!であり、やはりミリシタの代表曲、ミリオンらしさを象徴した、開幕に相応しい曲だろう。
自分にとってももうお馴染みになったこの曲。初っ端から精一杯のコールを飛ばして応援した。

「未来系ドリーマー!」(★)

俺たちの春日が圧倒的センターかつリーダー!!
そんな言葉が勝手に出てくるほどしっくり来る、一番槍未来ちゃの素晴らしい歌がいきなり飛び出して来た!
やはりこの山崎はるかとかいう女、盛り上げ方が上手すぎる
シャニマスの盛り上げ隊長と言えば放クラだが、ミリオンの盛り上げ隊長を一人で担っているのがこのお方だろう。
溢れる満面の笑みと元気いっぱいの歌声で会場を包み、合間での煽りやいきなりのウェーブでPたちを一気に盛り上げてくれた。あの流れでPたちのコールが一段と大きくなったのを確かに感じたし、自分の中でもテンションのギアが一段階上がった。ウェーブはさすが歴戦のミリPたちの高速波があのクソ長いポートメッセなごやの端までしっかり届いたし、自分もブリージアW3とかいう僻地でしっかりと波に乗ることができた。
そんな元気に満ち溢れたパフォーマンスを初っ端から一人で堂々と歌い上げる様は、やはり10年間ミリオンライブのセンターとして立ち続け、そしてこれからもそうであろう山崎はるか女史の為せる技だろう。

みんなに笑顔を届ける素敵なアイドル、春日未来。
彼女は確かに、そこで歌っていた。

「Hearty!!」(★)

恵美の存在に救われる人間は確実にいる。俺とかな。
今を全力で楽しむ刹那主義放課後系アイドルの恵美。彼女が「連れていくよ!」と歌う最高の遊びの誘い。こんなのもう宿題も部活もほっぽって全速で教室を飛び出すしかない!
そんな放課後を送りたいだけの人生だった。(辞世の句)

初めて聴いた曲だけどラスサビの盛り上がりとかすごく好きだな……。自分の感性が変なのかは知らないけど、こういう明るい曲調なのに妙に泣ける曲というのが割とあって、これはそういう部類に入る曲かもしれない。
以前までの自分ならペンラカラーに迷っていたが、ルカのペンラを手に入れた瑞龍Act-2に弱点は無かった。


「シャクネツのパレード」(★)

遊んでばっかじゃねぇかこの劇場。
野球は禁止だけどサッカーはしてもいいのか?
以前聴いたエレナの曲(想いはCarnaval)はいつものエレナとのイメージとは違ったので、こういう元気なサンバ調の曲もちゃんとあるらしくて安心。
シャクネツのパレードという曲名の通り、真夏の灼熱の名古屋によく合う曲。汗をかいてペンラ振ってコールして、ライブの楽しさを詰め込んだ爽やかな一曲だ。

「グローインミュージック!」(★)

可奈の成長を感じるッ……。
いや別に可奈担当じゃないしコミュを色々読んできた訳では無いしそもそもミリP歴半年も無いけど……可奈の成長を感じるッ……。
自分はムビマスやBCを通過して来たのみだけど、悩んだり迷ったりしながらも前を見て進んできた可奈が、今こうして「音楽の力を信じてる」って言えることが嬉しくて……初見の曲だけど涙腺に来た……。

すごく明るくて楽しい曲調で、ガイドにも助けられてとても楽しくコールができた。
木戸ちゃん(この呼び方好き)のパフォーマンスも安定感があって、アイドル矢吹可奈の成長した姿をこの目で見れてお父さんはもう感涙です。
大きくなったな、可奈……。


「WE ARE ONE!!」(★)

のーりーこ!のーりーこ!
最高のイントロから入ってきたのり子のソロ曲、これはもうとにかくコールが楽しい!
やっぱりコール解禁になって良かったと心の底から思った。

これはダンサーさんのダンスがかなりキレッキレで、浜崎さんがドーンと構えて立ってるのに対してダンサーさんが凄まじい動き方をしていて、バランスの取れたステージパフォーマンスになっているように思えた。
あとアーカイブを見返してたらカメラワークが物凄いことになっていた。演出が上手すぎるぞミリオンライブ……。

「Black★Party」

完全に予想外の角度から飛び出してきた怪しげな雰囲気のこのナンバー。
麗花さんと茜ちゃんが組んでる時点でもうヤバいのに茜ちゃん人形(大)まで出てくるカオス状態。しかも着ているのがユニット衣装!?
小笠原さんもぴらみさんもライブ歌唱でナチュラルにCD音源以上の美声を披露してくるし、もう要素が色々ぶつかってきて脳死でコールするのが精一杯だった。
あと茜ちゃん人形の動きが割と機敏で面白い。そっか……ミリオンってこういうの出てくるんだ……。まあミリオンだもんな……。


ここで一旦MCを挟み、話題は未来形ドリーマーでの歌詞飛びやユニット衣装について。
中でもミリオンらしさを感じたのはやはり例の鰻の話。
何やら凄まじい確執と因縁があるらしいことは以前から感じ取っていたが、ついにその全貌が明らかになった。こいつらそのことで7年も怨み怨まれていたのか……怖いな……。
ぴょんさん……まあ和解ができたなら良かったけど……。
と、そんなワチャワチャしたMCを通過して次の曲へ。

次のブロックがなかなか来た。


「ムーンゴールド」(★)

もしかしたらDay1で一番頭をやられた曲かもしれない。
しっとりした曲調のイントロが流れ出した瞬間、会場の雰囲気がどこか変わったように思えた。
それまで散々大声でコールをしていたPたちが静まり返り、物音ひとつ立てずに真剣に曲に聴き入る様は、荘厳な儀式のようでもあった。

二階堂千鶴。自分のイメージとしては派手好きなセレブ(笑)を自称する心優しい肉屋の娘の女子大生、といった感じだったが、お前そんな曲も歌えるのか……となかなかの衝撃を受けた。

ゴールド、と名付きながらも、成金の嫌味な金色ではなく、月の光のように柔らかな金色のような雰囲気が包む優しい歌声が耳に心地よく、ペンラを振ることも忘れて聴き入っていた。
誰かと共に歩む歓び。迎えに来てくれるあなたのこと。そんなありきたりだけれど尊い日常を歌うのが、ありのままの千鶴さんの魅力を引き出しているようで涙した。

この曲を聴いて、二階堂千鶴というアイドルに対する認識が自分の中で変わったのは確かだろう。
それは新たな一面の発見ではなく、自分が見ようとしていなかった彼女の素顔と今やっと向き合った瞬間に他ならなかった。理解度の甘さを恥じると共に、彼女だけでなく、全てのアイドルをもっと真剣にプロデュースしてみようと心に決めることになる、そんな一曲だった。
まずその始めとして、千鶴さんに対する理解度が上がった。理解堂千鶴。


「スノウレター」(★)

泣かしの第2ブロック、怒涛の攻勢となる2曲目はひなたのソロ曲。
完全に季節感を忘れるほど場の雰囲気を掌握する曲調に、吐く息も白くなるような気がした。
ミリオンは小さいアイドルもこういう恋愛ソングを歌ってくるから油断ならない……と思いかけたが、よく考えたらひなたは中学生。北海道から上京してきて、慣れない都会でどっこい生きてるしっかりした少女なのだ。

そんな彼女のしっとりした慕情の歌は、真っ赤なリンゴのようにどこか照れくさく、初々しい瑞々しさに満ちていた。
またこれは現地情報だが、壁に当たるライトでしんしんと降る雪が表現されており、会場内の季節は間違いなく冬になっていた。静岡県民の自分は凍死寸前だった。危なかった。

「祈りの羽根」(★)

第2ブロックは我々を浄化する気なのか!?
そんな思いが過ぎるほど清楚過ぎる曲が来た。風花さんのソロ曲はねぇ……ズルなの!
もしかしてこの前の防災コラボってこの流れで浄化され過ぎて心停止した人を助ける為のAED講習だった?

「ふたり繋ぐ星座」(★)

嘘だろ麗花さんまでその路線なの?!!?!
と驚愕した第2ブロックの隠し兵器。麗花さんまでその路線あるとするとぼくはもう何を信じたらいいのか分からない……。というか麗花さんが分からない……なんなのこの人……マジで……。
普段あんな自由奔放で可愛くてかっこよくて強くて笑顔が眩しいのに、こんなしっとりした曲まで歌える(しかもバチボコに上手い)とか百合子のバストが78あることを知った時くらいの衝撃なんだが……。

また背景の演出もとても綺麗で、星空が瞬くような光の映像がとても合っていた。会場のペンライトも地上の星のように煌めいていて、全周囲のプラネタリウムの中で歌う平山さんの姿がとても美しく見えた。
ミリシタにはまだ未実装とのことだが、このメインコミュにおけるこの曲に対する麗花さんの想いを知りたいものである。

「Melty Fantasia」

ここで来ました、クール系美少女ユニットEScapeが歌う超絶最高曲、Melty Fantasia。
ココロから溢れた、溶けゆく幻想。
散りばめられた全ての意味をその歌声で届ける三人のパフォーマンスがとても素晴らしく、ただただ聴き入っていた。

劇中劇のアンドロイドたちのように落ち着いた雰囲気の歌唱ながらも、歌声の端々から零れ落ちる感情をひしひしと感じるような、穏やかで優しい想いに満ち溢れた、素晴らしい歌だった。
特にCメロの高音部分がもはや人間業ではなく、本当にアンドロイドが歌っているのではと疑うレベルの完璧な音程に聴こえた。
衣装もしっかりEScapeのユニット衣装であり、さすがに電飾はオミットされていたものの、その場に三機のアンドロイドの姿を確かに感じるステージとなった。

余談だが、この曲名をそのまま冠する彼女らの劇中劇「Melty Fantasia」を聴いた際の感想Noteも書いているので、物好きな方は読んでほしい。


「AIKANE?」

茜ちゃーーーん!!!
はい泣きブロック終わり!!しっとりした雰囲気なんかぶっ飛ばす茜ちゃんのターンじゃ!!!
最高にハイテンションな茜ちゃんの自己主張満載なこの一曲。オーディエンスがいないともはや成立しないブチアがりのコール曲!
待ってたぞ、茜ちゃん!

さて、★印がついてない通り実はこの曲初見ではない。
ではいつどこで履修したのかというと、開演の数時間前、伏見ミリオン座の特別上映で浴びたのだ!

伏見ミリオン座にて撮影

伏見ミリオン座で見たミリシタのMVとは正にこれのことだったのだ。なんという伏線回収。
おかげで突然のコールにも何とか対応できて、UOを振り回しながら精一杯茜ちゃんを応援することができた。ありがとう伏見ミリオン座!!

茜ちゃん人形とのコラボパフォーマンスも大変楽しく、スペシャルバージョンの茜ちゃんあいうえお作文もライブらしい仕上がり!
こんなに激しい曲調なのに息切れもせず笑顔で見事に歌いきった小笠原早紀さんにはもう素直に脱帽だ。これが数年前に舌癌やった人の歌かよ……。

あと茜ちゃんはしばしばうざかわいいと呼ばれるし自称するが、瑞龍的には別に茜ちゃんはうざくないと思う。
ちゃんと空気が読めて場を和ませてくれるいい子だよ茜ちゃんは。よしよし。
いつも笑っている君が好きだよ。


「リーチ・アップ・ステップ!」(★)

ソロ桃子だけど。
踏み台内蔵型最新版桃子が歌う未来へ向けた歌。さすが安定感があるね。

以前どこかで語ったが、桃子はプロデューサーに対して同じ目線に立って話してくれる子で、踏み台に乗るのも対等な立場で向き合うためだと思っている。
それは子供心ゆえの背伸びではなく、隣に立つ相棒として、相手との距離を縮めるための彼女なりの戦い方なのだ。
そんな彼女の生き方を映したような歌詞がとても気に入る曲になった。いい歌やこれは……。


「ゆえに…なんです」(★)

まかべー……。いや、良過ぎないか……???
瑞希のソロ曲はホントに強いな……。
瑞希の内に秘めた情熱が溢れ出るような穏やかかつ熱の籠った歌声でした……。

こう……知識が無いので形容する言葉が見つからないが、こういうテクノ?っぽい曲調あまりにも好きすぎる……。
調べてみたらこの佐高陵平氏ってReTaleの人か……好きなわけだ……。

いやもう阿部里果さん、ガチめに歌が上手すぎる。ほんとに日本産か?アメリカ産じゃないのか?むしろオーストリアか?
この曲聴くだけでも難しそうなのにあんなに動きながら全くブレずに瑞希の声で歌い切ってるし……本当に人間か?またアンドロイドじゃないのか?
さっきからテンションの乱高下が激しくて忙しい……。

「さかしまの言葉」(★)

ッスゥーーーーーッ……………………。

……ッッ、ッ良いィ……………………………!!

紬の……ソロ……。良い……!!!
瑠璃色金魚とは方向性が全く違いつつも、高濃度で抽出した最高品質の白石紬を摂取できる超高級純米大吟醸酒「紬」を一気した感じ……。

白石紬という少女が日頃の辛辣な言葉の裏側に秘める想いを紡ぐ優しい歌……。それをこの次元にしかと届ける南早紀さんの歌声……。
これはもう……「美しい」というシンプルな言葉がただ似合う、ただ美しいパフォーマンスだと感じた……。
ゆったりとした流れからのサビでの鋭い高音、緩急の付け方が上手すぎる……。

またこれは現地情報だが、曲中、明るいスポットライトが横から彼女を照らしていた。
その光がステージ向かって左手側の壁に落とした影が、完全に、はっきりと、白石紬のシルエットを映していた。
あの瞬間、あの場に、白石紬は確かに実在した。
アーカイブでは確認できないため自分の幻覚だったのではないかと思ったが、ツイ……Xの方でも同様の幻覚を見ているPが大勢いたためどうやら集団幻覚だったらしい。

紬の言葉はいつもチクチクでめんどくさいけど、それは決して悪意ではなく、不器用で心配性で臆病な彼女だからなのだとぼくは知ってるし、だからいつも彼女が安心して素直な気持ちで笑えるようにプロデュースして行きたいと思うんだよな……。

…………………………。
なるほど…………。

ところでアイマス世界でこれ作詞した人間、何者???
紬本人の作詞???

「REACH THE SKY」(★)

なんか滅茶苦茶強い曲来た!?
ロボットアニメの主題歌!?

駒形さんの歌唱力ッ……強すぎる……。
特に2番ラストでの上がるところとか多分あれはライブオリジナルだと思うが盛り上がりが最高過ぎる。

歌詞的には自分の弱さとの訣別、そして飛翔、そんな強さを感じるようなものだ。
その先に見えるものは何なのか。風となって大空を往く彼女に訊ねてみたいものだ。

「CAT CROSSING」(★)

ぐわああああああ!!!!(被弾)

志保ッ……お前……こんな……曲……隠し持って……!
しかもこんな強い曲調で猫モチーフ!!!
これは……駐車場で睨んできた懐かなそうな野良猫!!
志保らしい尖ったナイフの感じが存分に発揮された、クール系アイドル北沢志保の曲だ!

もう本当に曲調といいインパクトが凄くてとても刺さった……。志保は「絵本」とか意外と優しい歌を歌う子なんだなというイメージがあったが、やはりこういう尖った曲もとても似合う。
決して勇猛な虎や獅子ではないが、小さいながらも強い意志を持ってしなやかに生きる都会の猫……。正に北沢志保といった熱の籠った歌だった。
雨宮天さん……歌も上手いし美人だしなんなんだよ……。

アーカイブで確認したらもうカメラワークがMVかってくらいバチバチに決まっていたし、合間の靴をトントンとするフリが好き過ぎた。
いやもう……ありがとう……。

「Angelic Parade♪」
「Princess Be Ambitious!!」
「FairyTaleじゃいられない」

ここでまさかの属性曲3連打。情報量の海に溺れる!
どれも満遍なく名曲でUO必至なのだが、ここで特に気になったのは背景のモニターの演出だ。
属性ごとの雰囲気にピッタリの背景映像が綺麗に流れており、それぞれの楽曲によく合っていた。しかも映像の厚みが結構立体的で、実際にこういうセットが出てきたのかと一瞬誤認したほどだ。ミリオンのライブはこういった細かい演出もキラリと光っているのが特徴だと思う。シャニマスくんも見習ってほしい。
これらの演出も相まって楽曲は大いに盛り上がり、「Princess Be Ambitious!!」のノリノリなコールは非常に楽しかったし、大好きな「FairyTaleじゃいられない」を生で浴びれて最高に高まった。
欲を言えばそれぞれフルサイズで聴きたかったし、頭ミリオンになってFTの落ちサビでUO折りたかったが、残念ながら叶わなかった。
いつかまた機会があると信じて……。

「Do the IDOL!! 〜断崖絶壁チュパカブラ〜」(★)

なんなのだこれは!どうすればよいのだ!
重苦しいサウンドとバリバチのレーザー演出と共に流れてきた謎の楽曲、断崖絶壁チュパカブラ。なんか怖かったから今まで避け続けてきたチュパカブラとついに向き合うことになってしまった。
しかもなんかチュパチュパのメドレーらしい。怖い。どういうことなんだ。
そして自分はここから続く怒涛のメドレーの恐ろしさを理解することになる。
その時確かに聴こえたのだ。その声が。

(((――死ね、ミリオンP!!)))

「Episode. Tiara」

階のスターエレメンツ!?しかもオリメン無し!?
未来も可奈も居るのに交えず新メンバーで歌うこの曲にまず驚愕。いや、でも茜ちゃんが歌うのすごく解釈一致だな……。
というかアレンジの音が重苦しくてすごいことになっている……これはこれで好きだが……。
最終的にひなたが全員蹴り倒して勝ちそう(偏見)。

「Cherry Colored Love」

風花さんと千鶴さんが歌うの卑怯だろッ……!!
阿部里果さんも南さんもめっちゃ上手いし……!!
元々この曲すげー好きだけど、今回のリミックス滅茶苦茶良すぎるから物凄く音源欲しい……!!フルで……!!
フリもセクシーな感じで決まっていてライトやレーザーの演出も相まってバチバチにかっこよく綺麗だった……。
最高……。

「ReTale」

ワァ……ア……!
麗花さんのReTale……麗花さんのReTaleだ……。
イントロが聴こえた瞬間に黒ペンラ用意したけどすぐに緑に変えたよね……。てか今気付いたけど黄緑……ってコト!?
元々はじめて聴いた時から一瞬で好きになった神曲なのに歌うま魔人の平山さんが歌ったら好き度ミリオンになっちゃうじゃん……(?)。
サビのロングトーンのエレナがやはり上手すぎてなんかもう“良く”なってしまった。

「ZETTAI×BREAK!! トゥインクルリズム」

桃子いるの草。
このメドレーの方向性が全く分からない。どういう基準の選曲なんだろう。そう思いながらとりあえずUOを折っていた。

「Do the IDOL!! 〜断崖絶壁チュパカブラ〜」(★)

チュパカブラは二度刺す。
さっき出てきたのにもう1回モニターに曲名が上がってきた時は自分の目と正気を疑った。いやこの時点でだいぶ正気は削れていたのかもしれない。

何が怖いって普通にアイドルらしい全力投球の歌詞の中でナチュラルに混入しているチュパカブラとかいう異物が謎過ぎる。そもそもなんなんだよチュパカブラって。いやチュパカブラは分かるけどこの緑の生物は果たしてチュパカブラなのか?わけがわからないよミリオン……。

「Glow Map」

思えばGlow Mapは生まれて初めて現地で聴いたミリオン楽曲かもしれない。
光放つ地図……。その文脈にまだまだ自分は足を踏み込めていないが、そのうち分かるようになるだろう。
「いってきます!」の掛け声が暖かくて、「いってこい!」と言いたくなった。少しはプロデューサーらしくなったかな?


と、ここでライブ一旦の幕となり、アンコールが入る。
高木社長の激励やお知らせコーナーが入り、一際大きなアンコールに会場が包まれる。
そういえばMCで南さんが「ありさちゃんに全部任せます!」って言ってて「亜利沙出ないだろ🤔」って思ったけどよく考えたら香里有佐さんのことだった。

そして……。

「Crossing!」

アンコール開けの一曲目は、10thツアーの象徴となるアイドルマスターミリオンライブ!10周年記念楽曲「Crossing!」。
前回Noteを書いた際は新人Pごときが何かを語るべきではないとして詳細を省いたが、ミリPとしてほんの少しばかりでも経験を積んだ今なら少々語ってもいいだろう。

とにもかくにも歌詞の重みが凄い。ミリオンに触れたことのある者なら文字列だけで涙を流さずにはいられない超質量の詞がこれでもかというほど詰め込まれている。
特に自分が好きなのはサビの「何度目のスタートだろう」の部分。「Thank you!」の「つくろう 数えきれないステージ」から地続きの文脈になっている気がして、彼女たちが歩んできた幾つもの足跡が果てしなく続いた先にこの曲があるように思えた。その足跡はこれからもずっと刻まれていき、時に離れ、時に交わり、100万の軌跡となるのだろう。

などと新人Pがのたまっているが、ずっとミリオンを追い続けてきた先輩Pと想いの大きさが比べるべくもないことは当然。
新人Pであることを恥じるわけではないが、そう思えるほど厚みと愛に溢れた曲であり、それを十全に享受できないのがちょっぴり悔しい点でもあった。
ミリオンライブ……深い……。

「グッドサイン」

聴き慣れ過ぎたイントロ、ここで来ました今回初披露のミリシタ6周年記念楽曲「グッドサイン」!
ライブの情景に重なるようにMMの譜面の幻覚が見えてきたあたりぼくも大分ミリオンに染まって来ていると思う。(※朋花431位でした)
ミリシタでは何百回と聴いてきたこの曲だが、やはりライブで浴びるとかなり印象が変わる。コールやクラップも実際にやると滅茶苦茶楽しいし、周りのPと一緒に親指を高く掲げるこの高揚感。やはりライブ体験は唯一無二。だからこそ自分は遠方の地まで足を運ぶのだ。
落ちサビで飛ばないことに違和感を覚えたがよく考えたら飛ぶ方がおかしかった。そういえばどうやって飛んでるんだろうアレ。まあ飛ぶか、アイドルだし。

あと今更だけど衣装めっちゃ好き。袖とか靴に個性があるのいいね。南早紀の腋。

「Thank You!」

そしてフィナーレを飾るのはやはりこの曲。
もうさすがに聴き慣れたしPPPHの時に「せーのっ!」って自分で言うようになったけど何回聴いても良すぎる……。

面白いのがやはりワチャワチャパート。今回は南さんがやたら愛されてたりぴょんさんがクルクル回って暴れてたりして面白かった。残念ながら席が遠すぎてステージ上の現地情報は拝めなかったが、楽しい雰囲気は十二分に伝わってきた。

曲終わりの去り際も素敵で、ぴょんさんが全員とハイタッチしていくのがとても良かった。
最後に深く一礼して、首を傾げて笑ってからぴょーんと去って行く姿がもう完全に未来ちゃ過ぎて…………。
ミリオンのセンターが山崎はるかさんで良かったと心の底から思う……。


と、こんな感じでDay1は締めくくられる。
Day2当日は水族館行ったり神絵師と名刺交換したりしていたが特に書くことがないのでこのままDay2のライブ感想に移りたいと思う。

まず開幕ではDay1と同じく出演者全員歌唱での「Brand New Theater!」が披露された。
ここで聴こえるのがゆい㌧のコール煽り。
これはもう何度も書いているが「あい!あい!もっとー!」の掛け声がほんまにほんまに可愛くてめっちゃ好き。これだけでゆい㌧の出るライブは全通したいレベル。

挨拶のMCでもそれぞれの個性が遺憾無く発揮され、プロデューサーくんのみならずプロデューサーちゃんも虜にする莉緒早速うどんの話をする静香が面白かった。
そして天空騎士団である瑞龍はこっこちゃんのMCで周りの誰よりもバカデカい声量で鳴き声を上げていた。これは間違いないと思う。
小岩井ことりさんほんと美人で小顔で笑顔が眩しくて……。
あ、いえ。ぼくは女性声優に興味はありません……。
Machicoはヘソを封印されたらしい。
と、一つ残念なお知らせを挟みつつも相変わらずワチャワチャしたMCが終わり、ソロ曲のパートが始まる……。


「ART NEEDS HEART BEATS」(★)

一曲目から凄まじい難易度の曲がぶち込まれてきた。
英語力に乏しいためロコの言語を半分も理解できない瑞龍には少々難解過ぎたがとりあえず良い曲であることは分かった……?
これはもうとにかく中村温姫さんスゲェ……という感想しか出てこない。完全なロコボイスでこんなエレクトリカルにロコナイズされたソングをシングするハイクオリティなパフォーマンスをプレイングするのはもはやノットヒューマンとセイわざるをゲットないだろう。


「ふわりずむ」(★)

ふわふわっとしたみゃおみゃ(この呼び方すき)のソロ曲。
こんなにもアイドルそのものの要素を圧縮抽出した曲があるだろうか。曲名「宮尾美也」でも違和感ないぞ。 
ゆったり流れるメロディが耳に心地よく、あと2時間くらいは聴いても飽きなかったかもしれない。
宮尾美也……癒しの女……。


「週末だけのハーレクイン」(★)

あーーーーーー最高ですこれ!!!!!
とっても良い!!莉緒姉こんな曲隠し持ってたのか!!!(隠してない)
サビで手を振るのがめっちゃ楽しくて予備のペンラを急いで取り出して振り回した。はい〜経済回します〜〜〜!!!

莉緒姉が何故4luxuryにいないのか甚だ疑問に思っていたが、この曲だけで花盛りWeekend✿と一人で戦うことができるからだったのか……!!
おひとり様なんて言わせない強さ……!!曲調も盛り上がりも歌詞も全て花丸満点の最高ライブ曲!!
当たり前だが山口立花子さんの歌声も莉緒と滅茶苦茶相性が良く、曲が合い過ぎている。

莉緒姉がこれでモテないとか嘘だろ……。ナイスセクシーとかいう次元を超えているぞ……。
P莉緒これで結婚してないってマジ?よく理性保てるな……EDかよ。


「Super Duper」

流れ強ッ!!!!
まさかこの曲をやってくれるとは思ってなかった、Super Duper!!
しかもこの滅茶苦茶大好きなユニット衣装で!!ゆい㌧の下半身の長さどうなっとんねんバグか????
光沢のある黒の衣装に映えるダンスがとても素晴らしい。向かい合うフリが大好きなシーズのオタクなので一生ハァハァしてた。

散々アイドルの実在性ガーとか再現性ガーとか言ってたけどゆい㌧に関しては本人のスタイルが良すぎて奈緒の方が追いついてない感がある。手足の長さがゲームよりもゲームしてる……。
演出もバッチリだしペンラ振るの最高に楽しかった……。
現地浴びありがとうございました……。

「アロー彗星」(★)

死にました〜。
お前ジュリアそんなラブソングも歌えるのかよ……。熱気バサラかよ…………。
しかもそんなたった一人に向けた一途な想いをトキメキと共に放つような歌詞ほんとお前……夢女を殺すターミネーターか?殺されました、ジュリアの夢女なので。

愛美の笑顔がすごく眩しくて、ニッコニコでギターを演奏する姿がとても良かった。ギターソロもバチバチに決まっていて、その演奏技術に改めて驚くと共に感服。

可愛さとカッコ良さ両方が備わり最強に見えるジュリアを前に何とか理性を保ちながらペンラを振っていたものの、ラスサビ前の「君のことばかり歌っちゃうよ」で完全に陥落。妙な悲鳴を上げていた気がするが正直ここら辺の記憶が曖昧であまり覚えていない。アロー彗星に脳髄ぶち抜かれたので……。
今度ジュリアが出る現地に行く時は頭を矢に貫かれた落ち武者みたいなコスして行こうと思います。


「恋のWa・Wo・N」(★)

曲最初ぼく「Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔」
サビぼく「Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔」
ラスサビぼく「Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔」
アウトロぼく「Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔」
今ぼく「Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔」

Wa・Wo・Nってなんだ……?🤔
イオンの電子マネーくらいしか心当たりがないが別にコラボ曲とかではないよな……?

結局周りの人に訊いても分からなかったので置いておくが。
とにかくまあ、百合子……アイドルになったな…………。

こんなにも王道のアイドルらしい曲を歌って踊る百合子……。
「透明なプロローグ」や「空想文学少女」などでは自分の得意な土台で戦ってきたイメージがあるが、こうしてド直球なアイドル然とした曲を七尾百合子として堂々と歌えるようになったのは、一重に彼女のアイドルとしての成長なのではないだろうか。
個性が失われたわけでは決してなく、七尾百合子という年頃の少女の一側面。夢見がちで情熱的な恋にも憧れる女の子らしいところが強調された、可愛く楽しく素晴らしいパフォーマンスの一曲だった。

でもWa・Wo・Nってなんだ……?🤔

あと「え〜〜〜!?」のとこにちょこ先輩を感じた。


「勇気のfragrance」(★)

可憐……😭😭😭
ミリP歴数ヶ月の自分でも、君がそう言えるようになれたこの曲の重みが痛いほど染みるよ……。

歌詞の言葉選びが本っ当に丁寧で、大切に可憐のことを描いてくれているんだなと思い、ただただひたすらに巨大な感謝の念が湧いてくる……。

「震える手も竦む足も少しだけどなれてきたの」という歌詞があるが、ここが本当に良くて……。
シャイな彼女はアイドルとしての場数を踏んでも緊張を無くすことはできない。けれど、どれだけ怖くても怯えても、目の前に広がる赤いペンライトの海と、隣に立ってくれる仲間やプロデューサーのことを信じられるようになったのだ、と。安易な言葉に頼らない、日本語の妙を上手く使った歌詞に感動するばかりだった。

移る香り、残る香り。目には見えなくても、確かにそこにあるもの。それは想いにも似ていて、誰かへと繋げていくもの。
たくさんの勇気をもらってきた彼女が、今度はそれを誰かへと手渡す。勇気のフレグランスを身に纏って…………。
はぁ………………天才かよ。

あと近藤唯さんのポニテが可愛かった。
ダンサーさんたちが鏡を作ってそこでおめかしをするフリ、あれは天才と言わざるを得ない。
ノーベル賞を授与した方がいい。


「Angelic Parade♪」
「Princess Be Ambitious!!」
「FairyTaleじゃいられない」

Day2ではここで来た属性曲メドレー。
Day1と比しては、やはりMachicoところあずの存在が大きい。
Angelic Parade♪でのMachico、明らかにフリが周りより大きかったし、楽しそうにふわふわ踊る姿が翼過ぎて良かった。
再びこのみさんが果てたり削れたりしたFTじゃいではやはり本家ころあずの安心感と、こっこちゃんの歌唱パートがあるのが嬉し過ぎた。しかもじゃいを象徴する「こんなハイヒールじゃ早く走れない 脱ぎ捨ててしまおう」という歌詞を歌わせもらったのがね……誇らしかったね……。ふふ……天空橋朋花は凄いアイドルなんですよ……。


MCではMachicoがひたすらうるさかったり山口立花子さんがぷりぷり怒ってるのが可愛かった。
リングライトを薬指につけてたらしいが、同じくリングライトを薬指につけていて結婚しましたと自慢するPさんがいて正直羨ましかった。
ぼくも身につける装備もっと拘りたいね。


「ときどきシーソー」(★)

どきどきシーソーかと思ったらときどきシーソーだった。
原嶋あかりさん見る度に思うけどちっっっちゃ!!!コロポックル?

まだ小学生の育さんの視点で大切な人との未来を歌った、彼女らしい一曲。これを歌いこなせる原嶋あかりさんが色々な意味で凄い。
そういえばなんで育さんのことさん付けで呼んじゃうんだろう。不思議。

シーソーっぽくペンラを傾けて振ったりするのかと思ったけど別にそんなことはなかった。


「満腹至極フルコォス」(★)

怖ッ。
いやマジで初見の感想、これです。
怖ッ。

いやその……愛情込めてたくさん作ってくれるのは嬉しいんだけど……もう少しこう なんというか……手心というか……。
なんだこれは……愛情は伝わってくるんだが……ちょっとカロリーが高すぎるというか……。
え、計画通りって何……?食べきれないことが計画通りなの……?怖……。
ラスサビの畳み掛けがもう圧倒的過ぎて曲を浴びてるだけなのに佐竹飯店のフルコースをモリモリ食べているような気になってくる……。うぅ……く、苦しい……。これが※カロハラ……というやつか……。
(※カロリーハラスメントの略)

前日に鳥開総本家で大ボリュームのランチを完食して少し後悔した自分にあまりにも刺さりすぎる一曲だった。
美奈子と結婚したら毎日こんな大量に食わされてぶくぶく太らされる未来が待っているのだろうか……ちょっと嫌だな……。いやでも青椒肉絲とか回鍋肉とか大好きなんだよな……。うーん……うーん……。

それはそれとしてコールはすごく楽しいし盛り上がりが良くてかなりライブ映えする曲だった。
早口のパートなどもありかなり難しい方だと思うが、ミス無くパーフェクトにフルコンした大関英里さんのレベルの高さよ。
ミリオンのライブは本当に何が出てくるか分からなくて楽しいな……。


「MUSIC JOURNEY」(★)

歌が上手すぎる!!!!!!
香里有佐さんは歌唱力の化身か何かか?
声の伸びといい英語の発音といい、Vo値がカンストしているのか……?たぶんこれは元々英語が上手い人の発音だな……。
個人的な所感だが、音節の区切りが特に優れていると感じた。止めて、弾けて、繋げて。こういったパーツの組み合わせ方が全体的な美しさを作っているのではないかと思う。

さて、初めて聞いたソロ曲だがこの路線で来たか歌織さん……!
歌織さんの歌は優しい曲調がメインだと思っていたが、コーラスたっぷりのアップテンポなミュージカル調の本曲には驚いたものの、これはこれで歌織さんのイメージにピッタリだと納得した。
ミュージカル主演行けますよ歌織さん……。香里さん含めて劇団四季とかにヘッドハンティングされないか不安になる。


「Do the IDOL!! 〜断崖絶壁チュパカブラ〜」 

またかよ……(困惑)。
もうチュパカブラは十分摂取したよ……。
メドレーのセトリは変わるのかな……?などと思っているとまず飛び出してきたのが


「ピコピコIIKO!インベーダー」

これである。

わーーーーーーい!!!!!(脳死)

メンバーの中にこっこちゃんがいることを認識した瞬間のぼくのIQ、無事にマイナス1,00,000を記録。
てか歌唱メンバーが歌織さん、美奈子、朋花って……。歌織さんと美奈子は歌のお姉さん枠感あるからいいけど朋花のピコピコはもはやシハイじゃなくて支配なんだよ!!!!!全国のおともだちに変な教育すんな!!
「ゴメンネ ナカナオリ!」が可愛すぎて死ぬかと思った。いや死んだ。

いやもうこれほんとにライブ映えする曲だな……コールめっちゃくちゃ楽しいし……。
この両日で一番脳死ではしゃいで楽しんだ曲かもしれない。できればフルで聴きたかった……。
朋花のシハイ……iiko……ワー……


「月曜日のクリームソーダ」

日曜日なのに!?

信じて送り出した月曜日のクリームソーダがノリノリのダンスミュージックになって帰ってきた。こんなグルーヴィーな子に育てた覚えはありません!!!
アレンジ上手すぎる……。このクリームソーダちょっとアルコール入ってるんじゃないですかね。

しかしMachicoが歌うの良いな……合ってる……。
やっぱり音源欲しいぞこれ……。

「Parade d'amour」

やりやがったなJUNGO!!!!

愛美の溢れ出るイケメンちからを前に自分の中の女を自覚した。
ここに関してはもう色々と言いたいことがあるんだけどかなりヤバいことを口走りそうなので控える。

「絶対的Performer」

うおお強い!
奈緒と莉緒の二人しかいないのに盛り上げが最高潮過ぎる!!

コールが単純明快で大変楽しい最高のライブ向きアゲアゲ曲!コール聴くのもするのも初めてだったけど魂が他のPと同化して楽しく叫ぶことができた。
はしゃいで煽って限界までアげていくゆい㌧の姿が完全にぼくの好きな横山奈緒でもうなんか良かった。何故か泣いていた。何故だろう。


「Do the IDOL!! 〜断崖絶壁チュパカブラ〜」

ただいま。

よく聴けばいい曲かもしれない。
和解の日は近い。
チュパカブラと意思疎通できるのか?


「ハーモニクス」 

イントロの時点で死を覚悟。
ミリオンスターズのライブに来ていたつもりが、完全にD/Zealのファンとして青と赤のペンライトを振っていた。

はぁぁぁーーーーッ…………。
静香とジュリア……二人のハーモニー……シンクロ……強すぎる…………。
D/Zealの物語を知る者として、本当に現地浴び出来て良かった…………。
背景演出も相まって、完全にミリオンアイマス関係なく、「D/Zeal」という音楽グループのライブステージになっていた。
この二人にアライブファクター歌って欲しい……!!!!

一瞬の静寂の時、全身に鳥肌が立つのを感じた。
魂が震えるステージとはこのことだろう。
眼も心も全て奪われた。
素晴らしいパフォーマンスでした…………。


「稲妻スピリット」(★)

くああぁぁぁぁ好きぃぃぃぃ…………………ッッッ!!!!
間違いなく今回初見浴びした曲の中で一番刺さった。

曲調、音、メロディ、歌詞、セリフパート、ダンス……全て好みのド直球ストレートでストライクッ…………!
そしてゆい㌧のいつのもの奈緒とは違うクールで力強い歌声で代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン(お釣りなし)!!
あまりにもストレートな刺さり方にアイルを初めて聴いた時のことを思い出すようだった。

奈緒、強い子だな……。この奈緒はなんとなくゲッサンミリオン版の強キャラ感ある苦労人ポジの奈緒を思い出す。
また野球好きで明らかに猛虎魂の持ち主である彼女。野球にはあまり詳しくないが、虎が度々苦境に立っていることは知っている。彼女自身も何度も躓き、それでもひたすらに走り続けてきたのだろう。
元気いっぱいな彼女が逆境での逆転を願うこんな強い歌を歌うギャップ……全てが好み過ぎた……。

最高ですッ…………ありがとうございます…………!!!



そして


「Sister」


ッッッッッ…………………………。

………………!!!!

……ぅ………………ッ…………!!!!!!


…………良かったです…………………………。


何から書けばいいのか分からない…………とにかく良かった…………。
ここまで感情を文字にするのが難しいと思ったのは初めてだ…………。

あまりにも長くなるので「Sister」という曲そのものについては別で語ろうと思うので、今回はパフォーマンスについて話したい。

いや……歌上手い…………。
CD音源とは違った力強い歌い方で、ライブの強い音圧とよく合っていたように思える。
まるで叫びと囁きが共存しているかのような歌声が身を震わせるようで…………正に「声に乗せた本音」……。感情に溢れた歌が、悲痛で、情熱的で、愛に満ちていて……。
合間合間のブレスも艶めかしく、聖母と少女の間を彷徨う天空橋朋花というアイドルの生き様を体現する小岩井ことりさんのパフォーマンス力の高さにただただ感動するばかりだった……。

ダンスも妖艶な仕草が詰め込まれていて、怪しげな赤い光に照らされた姿が美しく、荘厳に見えた。
特にラストの右手で顔を隠すような姿は、溢れ出る感情を悟られぬように扇子で顔を覆う平安貴族のようにも見えてハッとした。
朋花が扇子好きなのは、表情を隠すためなのか……?

天空橋朋花という少女が持つ二面性。内に隠した想い、叫び……。
それを音楽に、言葉に、そして歌声に。すべて自分で編み上げた天才・小岩井ことりの創り出した、天空橋朋花の空間……。
全てを支配する聖母のアイの歌が響く、痛いほどに切なく美しいステージでした………………。

ありがとうございました……………………。


「はなしらべ」(★)

花咲夜繋ぎでエミリーソロ。
エミリーらしく、日本語のみを巧みに使った美しい仕上がりの曲だ。
郁原ゆうさんの可愛らしい歌声が静かに積み重ねる優しい旋律が、会場中に揺れる紫の七色色彩発光棒の光と共に響く様は、大変厳かで綺麗な光景だった。
日舞を思わせる所作も丁寧で美しい。

遠い国からやって来たエミリーが、この国で、劇場で過ごす日々。
それが彼女にとって楽しく、美しく、麗しく思える時間であるように、これからも仕掛け人として彼女を支えて行こうと思えるような曲だった。


「泣き空、のち」(★)

Machicoの背には、翼が生えている。
それは彼女の歌声を聴き、踊る様を見ればすぐに分かった。
ふわりと空を舞うような、重力を感じさせないフリ。軽やかで伸びやかな歌声。
少し切なくて悲しい曲調だけれど、これからの未来に向けた希望にも溢れている。雲間が切れて、光が差し込むような。
例え歌詞が無くハミングでも、そんな情景が伝わってくるようなパフォーマンスだった。

いや……翼がこれ歌うのすごいな……。
ギャップ……いや、凄く翼の歌なんだよな……。
天才肌で何でもそつなくこなすけど、時に躓いて涙を流すこともある。
その度に立ち上がって前を向いて歩き出す……。等身大の少女らしい翼の歩幅を表したような、今までと全く毛色の違う歌詞に驚いた。
「もっと広い世界 目指したい今日が 今はうれしい」…………。限界を知ることで、それを飛びこそうと努力することができる……。
その背に生えているのは蝋で作られた偽物などではなく、劇場で歩んできた日々、一歩一歩の羽で紡がれた大きな翼なんだよな……。
良い……。


「SING MY SONG」

静香………………。

いや、もうとにかく完成度が高い…………。
フルコン、AP……完璧という言葉でも足りないくらいの出来栄え……。
10年間、最上静香として歌ってきた田所あずさという声優の煌めきを凝縮して絞り出した一雫がそこにあった。

限られたタイムリミットの中で、焦燥し、生き急ぎ、もがいてきた先に辿り着いたのが、この優しい歌なのだと思うと涙が溢れてくる。
「だけど時計を進めなければ 出会えない未来があったの」…………。ゲッサンミリオンのオタクである瑞龍を確実に殺してくる歌詞。こんなのもうただの兵器じゃん。
時間、仲間、すれ違い、葛藤……歩んできた道の全てを包み込んだ、私の歌。他の誰でもない、最上静香の歌。
Day1の「さかしまの言葉」のように、壁に落とされた影が形作る静香のシルエットが。確かにそこで、歌っていた。


そしてアンコール前ラストを飾るのは……!

「Flyers!!!」

来たァ!!!
一番聴きたかったヤツ!!
本っ当にフルの現地浴びずっと待ってた!!

シャニマスPなのでこの曲は自分が初めて聴いたミリオンの曲であり、かなり思い入れが深かったりする。
こんな完璧な現地浴びができるなんて……嬉しい……感動……。
コールもできてUOも折れて最高の状態で享受できたことに感謝。

フリもミリシタと似ている部分がちょこちょこ見受けられて、そういう共通点を見つけるのも楽しかった。
ゆい㌧の「あい!あい!」も炸裂して可愛かったし、各種演出も豪華で楽しかった。
満足!!!!


と、ここで一旦と幕となりアンコールとお知らせコーナーになるのだが……。

事件が起きる。


「M@STERPIECE」

ミリシタにて実装が予告されていた「M@STERPIECE」のMVがお知らせ内でフルで流れたのである!!!
会場中のPが全員一斉に沸き立ち、間違いなくこのライブ最高本数のUOが一瞬で折られまくり、周りのPが次々と泣き始めた。自分も泣いた。
あの最高傑作がミリシタ内で完全に再演される感動……。
この曲についての詳細はおそらく披露されるであろうAct-3での感想記事に持ち越したいが、とにかく最高の一瞬だった……。
ミリシタ……ありがとう…………。


その後はDay1と同じく「Crossing!」「グッドサイン」「Thenk you!」が披露され、綺麗なお辞儀で〆となった。
これにてミリオンライブ10thライブツアーAct-2は閉幕となり、自分は多大なる感動と共にポートメッセなごやを後にした…………。


総括


今回のAct-2は、ソロ曲が中心となる構成となっていた。
参加アイドルそれぞれのソロ曲が一人ずつ丁寧に披露され、ユニット曲は合間に挟まり、メドレー形式で幾つかが披露された。
期待していたユニット曲(クルリウタ、侠気乱舞など)がバッチリセトリに入ることはならなかったが、その分一人一人への理解堂千鶴がかなり深まり、よりミリオンの奥深さを知る機会となった。

アイドルごとに変わるペンライトの海の色。
D/Zealを象徴する青と赤。Melty Fantasiaの淡い夜空を思わせる白や水色。チュパカブラの緑。
そんな底知れないミリオンライブの魅力をまざまざと見せつけられるような、我儘に弾ける極彩色の火花
それが自分が感じた、今回のAct-2だ。

最高のパフォーマンス、より深く魅力を知れたアイドルたち。
止まらないミリオンライブの強さを、これからも追い続けていきたい。


またスペシャルサンクスとして、アーカイブのプレゼントをしてくれたたこきちさんに特別な感謝を。
この方は以前ハッチポッチの円盤を譲ってくれた方だが、何も言わずにいきなり配信コードを送りつけてくる辺りミリPってちょっとヤバい人多いと思う(褒めてる)。

今回も正直書きたいことが多すぎて記事を書き切れるか不安だったが、現地で名刺交換した際に記事を楽しみにしていると言ってくれたPさんたちのことを思い返し、ここまで書き切ることができた。
語彙力も足りない未熟な拙文だが、応援してくれた皆さん、Act-1の記事含めここまでお読みくださった読者諸兄に改めてお礼を伝えたい。
これからもミリオンPとして、ミリオンの魅力を少しでも発信できたらと思う。

それではこの辺りで今回の記事を締めることにする。

お読みいただき、ありがとうございました!


アイマス最高!!

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