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キングオブコント2023 個人的採点

さあ今年もやってきました。キングオブコント。
先に言うと、歴代最高の大会でした。

【ファーストステージ】

①カゲヤマ 91点
部下の代わりに謝る上司がおかしな謝罪をしているというネタ。ケツが出てるところで笑いを作っている形。個人的には松屋の味噌汁ついてます!が面白かった。ケツ出しはいいけど、そこだけで笑いを取ろうとすると質としては伸び切らない気もした。トップバッターは最高でも91点と決めていたので、評価としては最大限。

②ニッポンの社長 96点
喧嘩して殴り刺し撃ち合うというネタ。ツッコミがなくともこれだけの笑いが起きるのがとても上手くできていて面白かった。どの瞬間も飽きることがなく、展開としても徐々に開いていく形で見ていて楽しく、涙が出た。文句ないネタであったため、大きく評価した。点数としては思い切って5点差を付けた。

③や団 93点
ドラマの撮影で監督がイカれているというネタ。訳の分からない言葉や灰皿のやり取りや表情など見ていてとても入り込めて面白かった。3人いるとなかなか全員が上手く活かされないことがあるが、一人一人が活きていてうまくできているなと感じた。笑いの量はカゲヤマと変わらなかったが、ネタの質という意味で2点差を付けた。

④蛙亭 84点
声のバランスが合わないような気がしてしまった。中野の独壇場であり、ピンでも出来るような気がしてしまった。中野の声と動きが大きいが、それと比較してイワクラが小さくまとまりすぎていると感じた。そこの違和感で笑いが起きなかったため、思い切って低めの点数を付けた。カゲヤマとも大きな差があると判断した。

⑤ジグザグジギー 95点
市長の会見が大喜利になるというネタ。良い意味でとてもわかりやすく面白かった。一つ一つが笑いになっていたし、展開もあったため見ていて飽きずに楽しかった。2人のキャラクターともマッチしていたと思う。ニッポンの社長と比べて爆発力に少し欠けたため、1点差を付けた。

⑥ゼンモンキー 86点
まあお芝居という感じだったかな。もっと笑いに振っていっていいんだけど。ネタとしてきれいなお芝居を見ていたような形になった。くすくす笑えるというようなネタ。蛙亭と比べて質という意味で2点プラスした。

⑦隣人 87点
この種のネタは笑いにくいんだよね。サルの着ぐるみを使うとやっぱり入り込みづらい。これは個人の感覚だけど。どこで笑わせにきてるのかが掴みづらかった。驚きというかそっちの方が大きく感じた。ネタとして凝っているという工夫を評価して、ゼンモンキーの 1点上。

⑧ファイヤーサンダー 92点
モノマネ芸人がマネの対象の選手を応援するというネタ。面白かったなと思います。凄く入り込めた。まずモノマネ芸人なんかいという面白さ。代表入り出来ず落ち込むところからの逆転劇。こんな事実際無さそうでありそうだなという絶妙なラインのネタで面白かった。悩んだがや団より少し下と見て1点下にした。

⑨サルゴリラ 94点
マジシャンが分かりづらいネタばかり披露するというもの。3段構成で分かりやすく面白かった。徐々に笑いの山が形成されていくような盛り上がりで良かった。最後の靴下ニンジンなどの捻りも面白かったし、マジシャンのイタい感じというかサイコパス的な感じがうまく演技できていて、ADが可哀想に見えるのが面白かった。2つ目のマジックでカードが1つ余っているところが何故か気になってしまった。それがなければ97点だったが。そのため、空いてる94点を付けた。

⑩ラブレターズ 83点
隣人トラブルのネタ。嫁の実家への挨拶に犬、隣人、配信など要素が多すぎた。そして壁の音で騒がしい。どこに注目して見ればいいか分からず戸惑った。蛙亭より下と判断してこの点数。

【ファイナルステージ】
①ニッポンの社長 85点
手術のネタ。ちょっとグロいかな。笑いにくい。ネタとしてもどう笑えば良いのか分からなかった。難しかった。蛙亭と同じぐらいだったなと思い、とりあえず基準としてこの点数。

②カゲヤマ 86点
社長と部下のうんこ騒動。これも要素が多い。うんこやら結婚やら何やら。それが面白いポイントかもしれないが、軸が見えなかった。加えて一本目と設定が何となく似ていてそこも一本目と比較してしまい、自分の中で伸び切らなかった。ニッポンの社長より少し上と思いこの点数。

③サルゴリラ 99点
魚のネタ。もう圧巻ですね。何も言うこと無い。面白すぎでずっと笑って涙してました。良いこと言いそうな流れで魚に固執した訳の分からないお言葉。監督の演技もサイコパスっぽくて、4番の選手も辛くなって可哀想に見えるのがいい。演技もうまいよ。そして曲がいい。完璧なチョイス。歴代最高傑作ですね。


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