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横濱Dragonソウル電波受信コラム『夢中さ君に』

横濱Dragonソウル電波受信コラム
『夢中さ君に』


チューリップ50周年記念アンコール公演東京フォーラムに参戦してきた。
チューリップというと僕は7つ年上の兄貴がいたので
小学校6年生くらいからビートルズを聞いていた。

その3年後に『福岡のビートルズ』というキャッチコピーで
デビューしたバンドがチューリップだった。

今はもう他界されてしまったが、阿部さんというギタリストのギターの音色が大好きで
僕がギターを弾くきっかけにもなった。

そのようなこともあり、どこか気になるバンドがチューリップで
初めて彼らのライヴに参戦したのが中学3年の頃だと思う。
今考えると不思議なのだが、当時同級生の女の子が
確かバースデープレゼントだと思うけどチケットを取ってくれた。

その娘とを2人で行くのかなと思っていたら
会場に行くと同級生の女の子が10人以上客席にいて
ニヤニヤこっちを見ていて、とてもこっ恥ずかしい
甘酸っぱい思い出があった。

そんなわけで、中学3年生の15歳の僕がチューリップのライブを見てから
50年経ち、彼らの50周年記念の東京フォーラムの追加公演に再度参戦することになった。
リーダーの財津和生さんが2017年6月に大腸がんをわずらわれていると発表され
確か45周年のライブは途中で中止になったと思う。


そして今回2023年の50周年ツアーとなり
テレビでそのライヴを放送され

財津さんが身体のこともあるんで
全国ツアーはこれで最後になると思うといい追加公演を発表した。
もしかしたらこれでチューリップを見るのが最後かなと思い
チケットを取るのが上手な仲間にどうにか取ってもらいたいと頼むと

横浜はなかなか難しかったのだが
東京フォーラムは彼の努力でチケットを2枚手にしてもらった。
音楽的な環境が同じ年代のプリマ設計事務所中谷さんを誘って
2人で参戦することにした。

びっくりしたのは、グループの中で70代が3人もいるのに
途中休憩は入ったものの、3時間のステージを元気一杯で終わらせた。
蘇る15歳の思い出に興奮した。
メンバーに心より感謝申し上げたい。

このライヴの翌日が財津さんの誕生日なので
サプライズでバースディソングを歌うメンバーは
とてもいたずらな子供たちのようで
いい空気感が会場に流れていた。

苦労をともにした仲間っていうのは
いくつになってもやんちゃ坊主の集まりみたいだった。
素晴らしい友情を感じさせてもらった。


財津さんはちなみに75歳になるという
旧メンバーのベースの吉田さんは
この2月に75歳で他界したと聞いている。

一緒にライヴを聞いていた周りの人たちからは
「財津さんの身体のこともあるんで、チューリップのライヴはこれで終わりかな」
「これで最後だとしたらもったいないな青春時代、全て一緒に過ごしてきたからな」
と60代の紳士淑女が話していた。

どうか、全国ツアーなど大きなライブは無理しないで
年に数回、アットホームなメンバーたちで
ライヴを引き続き見せてもらいたいと思うのだった。


魔法の黄色い靴
夢中さ君に

を歌っている財津さんの元気な姿がまだまだ見たいものだ。
一緒に人生を歩んでくれてありがとう。

すべての夢と笑顔をカタチに
出逢えたコトに感謝して
笑顔同封石川龍明(横濱Dragon)


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