空室対策に必要な智慧~4サイクルと10メソッドの話03
コラム03【空室対策に必要な智慧~4サイクルと10メソッドの話】
「新築でも入居者が入らない」
「リノベーションで300万円かけたけど、半年も入居者が入らない」
「自主管理なので、仲介を頼んでも後回しにされる」
「3ヵ月空室が続いたら、家賃を1万円下げて入居を決めたいと仲介会社から言われた」
これは、地主さんや大家さんからいただいたご相談の一例です。
お悩みの中でダントツ1位は、なんといっても空室問題なのです。
長年、賃貸住宅に関する仕事をしてきた私は、家主さんとともに「空室対策」に取り組み、戦ってきました。その経験から生まれたのが、「空室対策4サイクルと10メソッド」です。
『長く住んでもらうための、4サイクル』
アパートメントに住んでいる方から
来月出ますと連絡をもらったら、どうしますか?
私は家主さんから空室対策のご相談を受けたら、4サイクルの話をしながら、情報の共有をします。
4サイクルとは、以下の4つのステップからなります。
ステップ1【集客】
↓
ステップ2【見込み客フォロー】
↓
ステップ3【契約】
↓
ステップ4【顧客化】
「集客」とは、知ってもらうことです。
マーケットリサーチで入居者層を明確にし、ターゲットに向けて情報を発信するのです。
「見込み客フォロー」のためには、内覧してもらうことが重要です。
内覧は何件あったか、不動産会社に聞いてみましょう。
「契約」に結びつく、魅力をアピールしていますか。
POPや小冊子を効果的に利用することで、空室が埋まる確率はグンと上がります。
「顧客化」、つまり長く住んでもらうためのステップです。
住み続けてもらうために、入居者との関係を良好に保つことを考えましょう。
※イラスト 古いアパートイメージ
次回は10のメソッドについて、お話しします。
YO-SORO 石川龍明
空室対策に必要な智慧~4サイクルと10メソッドの話
コラム03【空室対策~空室を防ぐ10メソッドの説明~】
前回は空室対策として4サイクルについてお話ししました。
集客→見込み客フォロー→契約→顧客化、この4つのステップを実践することで、入居者様に長く住んでもらえるアパート経営につながります。
今回は具体的な対策に落とし込むための、10のメソッドについてご説明します。
4サイクルを実現する10のメソッド
空室対策の4サイクルの実践には、各ステップに対応した方法があります。ここでは順を追って、各ステップにおけるメソッドをご紹介します。
●ステップ1【集客】→知ってもらうために
・メソッド 1:フィッシャーマンズ漁法
・メソッド 2:空中戦と陸上戦
●ステップ2【見込み客フォロー】→内覧してもらうために
・メソッド 3:不動産担当者とのつき合い方
・メソッド 4:商品力
・メソッド 5:入居促進に必要な「魔法のことば」
●ステップ3【契約】→勇断してもらうために
・メソッド 6:キーマンは誰か? そして何を伝えたいのか?
・メソッド 7:小冊子戦略
・メソッド 8:入居者審査のチェックポイント
●ステップ4【顧客化】→長く住んでもらうために
・メソッド 9:入居者とのゆる~い距離感
・メソッド10:ゴールデン顧客の活用術
以上が各ステップを実現するためのメソッドです。
次回からは、それぞれのメソッドを掘り下げて1つひとつ、詳しくご説明していきます。
YO-SORO 石川龍明