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【追悼】騎手・藤岡康太へ。

今回の悲しみは内に閉じ込めておこと思ったが兄のコラムを読んで涙腺崩壊。先週の桜花賞でセキトバイーストを推した以上、私も、いち馬券買いとしての追悼文を書く。

まずは下記、兄のコラムは康太への思いと我々へのオファーであるのでしっかりと受け止める。

康太は今年、まさに覚醒(本格化)の途中だった。ここまでの通算複勝率25%前後だったのが今年は複勝率30%を超え、1桁台だった勝率が13%までに急上昇していた。おそらく、元からある彼の人柄と騎乗技術、そして昨年の代打騎乗で見事ナミュールを勝たせたことによって各陣営に「良い馬を康太に任せれば1着を獲りきれる」という確信度が高まったのだろう。ちなみに、友人の馬主も「差し馬と分かりやすい逃げ馬を関西に持っていったら康太くんを乗せたい」言っていた。

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心技体が揃ってきたタイミングで今回のことは関係者の悲しみを増幅させてしまった。悲痛の思いとは、まさにこのことである。しかし、兄のコラムがいうように、哀しみよりも藤岡康太という素晴らしい騎手について馬券の側面から少々、楽しい思い出話を。

まずは、初G1となったジョーカプチーノのNHKマイルカップで、私の本命はアンカツが乗る◎フィフスペトルだった。まあまあハイペースのレースだったように記憶しているが康太が乗るジョーカプチーノは番手の単独走で押し切った。ここで馬券を教えてもらったのは「馬は少々のハイペースでもゴチャつかずにスムーズに運べれば馬券になる」というアナログ感覚。あの時の教えは今の馬券においても展開読みの面で役立っている(とくに若駒戦)。

そして、私が実際の馬券として「康太さまァ!」となったのは、ファルコンステークス◎アクティヴミノル(4人気2着)である(※トップ画はセントウルSで10人気1着時)。単複にブチ込んだこのレースで2着に入り大きな払い戻しを手にした。このレースは当時、流行っていた馬券理論「Mの法則」の短縮ショックに合致していた。母父アグネスタキオンは当時、短縮ショッカーが超高確率だったのだ(マニアックすぎて失礼・笑)。他にも藤岡康太の馬券の思い出はあまたあるが、ハマった時の追い方は確かにR・ムーアに似ており、ナミュールの代打になったのは今思えば納得である。

藤岡康太が制した重賞一覧

康太、お疲れ様。
ひとまず、ゆっくり休んでくれ。
ご冥福を。



以下、引退した騎手たちのツイート(和田や坂井瑠星は未だトゥイーツせず)。

アンカツ

義英真

藤田伸二

合掌


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