見出し画像

【S6最終890位使用構築】神のお告げ~カミキバ展開~【ポケモンSV】

はじめまして、ハリネズミと言います。
剣盾伝説2体ルールからポケモン対戦の沼にハマったおっさんポケモントレーナーです。
今回、自己最高の3桁 R1900overだったので、記念かつS7に向けた備忘録兼ねて構築記事を書かせていただきました。
何分初めての構築記事なので、至らない点があると思いますが、ご容赦ください。


構築背景

はっきり言ってS6はあきらめていました。
序盤~中盤はチオンドクガサイクルでそこそこ良い結果が出ており、R1800までいくもそこから停滞。
停滞の原因は明らかで「隠密サフゴ」と「みがわり持ち特殊AT」の対策、立ち回りが確立できなかったことです。

なかばあきらめムードの5/26、来期に向けた準備を兼ねて新しい構築づくりに着手。
今環境はディンルーカイリューサーフゴーやセグカミラッシャのように雑に使ってもそこそこ結果が出るスタンダードな並びがある環境だったためどことなく剣盾伝説ルールの環境に似ていると感じていました。
そこで、剣盾末期に流行った「麻痺をばらまく」という点から麻痺バグに特化した構築を使いました。

(並びはカミ・ギャラ・ミミ・パオ・ガモス・カイリューで麻痺やひるみで上振れを狙う)

その中でHBにかなり厚く振ったハバタクカミの使用感がかなり良かったため、この後に展開する中速アタッカーを考えればもしかすると最終日に舞えるかもしれないと考え、また新たな構築に着手。

当初はガモス・竜舞カイリューを考えていましたが、簡単に切り返される&ただハバタクカミが強すぎるだけという試合が続いたので、却下。
恐れ多くもS5最終1位のシグマさんに相談させていただいた次第です。

するとシグマさんから


まさしく神のお告げ。
というのもハバカミが倒れる時は相手の場には以下のポケモンがいるため、特にイダイナキバは展開先にマッチする。

  • サーフゴー

  • ハッサムorミミッキュ

  • 麻痺したポケモン

  • Dに厚く振ってあるディンルー

これらに対して基本的にイダイナキバは有利である(サーフゴーだけはメガネの場合は無理だが)

ということでカミキバを軸にした展開構築を考えた。
当初はS4のシグマさんの並びをそのままパクっていたが、ドドゲザンはパオジアンに役割持てないし、ギャラドスは想像以上にやわらかいから行動回数が限られることからサーフゴーとイーユイミラーに強い眼鏡イーユイ、残りはお掃除役にもなれるし、コノヨザル展開で初手置きが安定しやすいミミッキュを採用して構築が完成した。

単体解説

ハバタクカミ

テラスタイプ:ノーマル
性格:臆病
特性:こだいかっせい
持ち物:ブーストエナジー
技構成:ムーンフォース/たたりめ/でんじは/いたみわけ
努力値:H132 B252 C100 D4 S20

調整意図
HB:陽気鉢巻パオジアンのふいうちを14/16耐え、意地A252ハッサムのバレっとパンチを14/16耐え
C:あまり
S:ブーストエナジーでSアップするように調整(エナジー無し時最速105族抜き)

本構築のMVPでもあり、自分があきらめないきっかけをくれた神ポケモン。
基本的に初手から出し、でんじはを撒く要因。
HBに相当厚く振っているため、パオジアン対面ではでんじは→いたみわけ→ムンフォでつぶてのないパオジアンを処理できる。
ハッサムと対面してもかなりAに厚いハッサムでなければ一撃で飛ぶことはないため、合法的に居座り→でんじはが成立する。

でんじはを撒いておくことでたたりめの火力が上がり、カミの抜き性能が高くなることはもちろんだが、後述のイダイナキバが上から動けるようになるため、安全に積みの展開に持ち込める。

環境にいるエナジー持ちカミは基本瞑想型or甘える型ばかりだったことも相まってでんじはの刺さりが異様に良かった。

ただ最終日後半は再戦もあったりで対策されていたのかパオカミ対面でミトムに引かれたり、初手からサーフゴーを展開されたりした。

イダイナキバ

テラスタイプ:フェアリー
性格:いじっぱり
持ち物:食べ残し
技構成:じしん/じゃれつく/みがわり/ビルドアップ
努力値:H148 A164 B4 D52 S140

調整はS4シグマさんのイダイナキバを丸パクリさせていただきましたので、そちらをご参照ください。

偉大過ぎた。
見た目が大好きだったので、いつか強く使いたいなと思っていたところこのカミキバ展開に出会えたのは幸運でもあった。
調整はシグマさんのものをパクらせていただいたため、割愛するが麻痺が入っていればパオジアンすら起点にできる化け物。
麻痺が入った物理ATの前ではみがわりを張りつつ突破し、裏の特殊ATと対面することを意識して立ち回っていた。

技構成とテラスタイプを変更して、フェアリー、じゃれつくにした。
まず環境に鋼技を打ってくるのは基本物理であったため、フェアリーになってもこまらなかったし、構築単位でミトムが重く、そのミトムに少しでも打点になるようにフェアリーに変更した。

カミのところでも触れていた通りだが、最終日後半は対策が回り始めていて、カミが思うように仕事できなかったりすると特殊ATにあっとういうまに蹂躙されるのがキバの悪いところ。

それでも受けルに紛れていたHB飛行テラストドロクツキにじゃれつくを9連続で当てて羽休めを枯らせたときは自覚の塊すぎて自慢のキバをピッカピカに磨いてあげた、ありがとう。

イーユイ

テラスタイプ:フェアリー
性格:控え目
持ち物:こだわりメガネ
技構成:オーバーヒート/ふんえん/あくのはどう/テラバースト
努力値:H4 C252 S252

火力枠兼ハッサム・サフゴに選出圧力かけるために採用。(したが、あまり圧力にはならなかった)

火力に特化しまくっているため、タイプ相性を無視しまくっていた。
カミのでんじはとも相性が良く、火力のために犠牲にしたSはカミのでんじはで補っていた。

テラバーストが奥深い技だと思っており、特にイーユイミラーで役立つ。
無振りイーユイには6割~8割ほど入る化け物火力しており、裏からくるゴーストに対してはそのままフェアリーテラスする、という流れもうまくかみ合っていたと思う。

ちなみにH振りカバルドンがあくのはどうで乱数で飛ぶ、あほすぎる。

ユキノオー

テラスタイプ:くさ
性格:控え目
持ち物:きあいのタスキ
技構成:ふぶき/リーフストーム/だいちのちから/こおりのつぶて
努力値:H4 C252 S252

キノガッサ入りにしかなげなかったし、キノガッサに対してタスキを割るくらいしか仕事ができなかった所説枠。

確かに覚える技も優秀だし、タイプも独特、ユキノオーにしかできない芸当だとも思うが、いかんせん火力が貧弱。
初手に対面したチョッキイーユイに対してだいちのちからが4割弱しか入らなかったときはマジで泣きそうになった。

テラスタイプは育成のまんまくさだが、まずテラスを切ることはないので、くさのままでいいと思う。

今思えば、ガッサに強くてイーユイにもサフゴにも強い枠となるとヌメルゴンでもよかったのかなとか思ったり、思わなかったり。

テツノドクガ

テラスタイプ:フェアリー
性格:控え目
持ち物:こだわりスカーフ
技構成:ほのおのまい/ヘドロウェーブ/マジカルシャイン/とんぼがえり
努力値:H28 B164 C252 D4 S60

HB:パオジアンのふいうちを確定耐え
C:特化
S:スカーフもって最速テツノツツミ抜き

詰め切れなかった所説枠2
テツノドクガのスカーフはもっと評価されてもいいと思う。
この構築以外にもパオカミ対面のパオ側の引き先としても良い。
例えば、このドクガに引いて、ドクガカミ対面、カミがメガネなら相手は引くし、タスキやチョッキなどの打ち分けできる型については上からとんぼがえりができるので、タスキをはがしつつパオを再展開する、という動きもできる。

C種族値140もあるし、Sもスカーフ持たせれば賄える。
このスカーフドクガはチオンドクガの時から愛用しているが強いポケモンだと感じている。

ミミッキュ

テラスタイプ:ゴースト
性格:いじっぱり
持ち物:いのちのたま
技構成:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい
努力値:H4 A252 S252

A:じゃれ+影で無振りイーユイを確1

お掃除役
この枠はメンヘラミミッキュを使っていたが、サフゴが来ると何もできなくなるかつイーユイが重かったので結局アタッカーに戻った。

最速にするよりも影のリーチがのびるゴーストテラス×いじっぱりの方が使いやすかった。

正直あまり選出していない。

選出パターン

基本選出

ハバタクカミ+イダイナキバ+ミミッキュorイーユイ

キノガッサ入り

ユキノオー+ハバタクカミ+イダイナキバ

マスカーニャとコノヨザル展開

テツノドクガorミミッキュ+ハバタクカミ+イダイナキバ

正直、カミキバは100%で選出していた。

重かったポケモン

ハッサムミトムサイクル

ハッサムカミ対面、強引に居座りが成立するもののかなりきつい展開であることは間違いない。
イダイナキバにじゃれつくを採用したが、HBミトムにはテラス切っても35%程度しか入らないので、かなり厳しい。
何よりドロポンを枯らせないと話にならないので、キバでみがわり張りつつ強引にドロポンのPPを枯らせようとしたが、相手のドロポンは必中なので、何度も失敗した。

最終日午前~夕方はそこまで多くなかったが、夜に急増したのが敗因ともいえる。
ぶっちゃけ最終日前日あたりには激減していたので、いないことを対策としていたが、みんな隠し持っていたらしい。

初手サーフゴー

カミとサフゴが対面するとこっちは打点がたたりめしかないので、相当不利になる。

後発イーユイ

カミででんじはを入れるもしくはキバがみがわり残しつつ突破するしか安定した処理方法がない。
ちなみに臆病252オバヒがイダイナキバ確1なので、かなり重かった。

結果

最高1966 最終1906

確実にレート2000が見えていた。
最高レート叩き出すまでは最終日の勝率が8割超えていたし、運もよかった。
レート2000までいけると自信があったが、夜にハッサムミトム、イーユイ、初手サフゴに狩られまくったし、対策を詰め切れなかったのが敗因。

それでも最終日にレートを200以上あげて、自己最高レート、順位を残せたのは良かったし、自分自身確実にポケモンがうまくなったと感じる1か月だった。
こちらの勝ち筋と相手の勝ち筋を見極めつつ、詰め切る動きがようやくできるようになってきたし、自信がついた。
レート2000達成もそう遠くない未来に訪れると確信している。

Special Thanks

シグマ神

人良し、シングルもダブルも強い、型も構築も面白い。
ポケモン界における神だとあがめている存在。
突然の構築相談にもめちゃくちゃ丁寧に対応してくれる。
5/30の誕生日配信でシグマ神の「今日何食べたでしょう」クイズで「タコライス」一発ツモしたときは興奮したし、自分は運がいいと実感したし、何よりシグマ神と一心同体だと思った。

レブロンぽけ

最終日付近、下振れに下振れてる中、毎日毎日10時間以上配信してランクマしていた化け物。
今環境に萎え散らかしてる人多いけど、いったんブニキの配信見よっか?
マジで負けても負けても5桁にいっても永遠に順位上がらなくても潜り続けるそのメンタルには感動したし、自分もやるだけやってやろうという勇気をもらった。
感謝しかない。

ブニキリスナー

ブニキの配信見ながらみんなでランクマやるのはシンプルに楽しかったし、月末付近にメンシ加入した自分にも優しくしてくれたリスナーのみんなには感謝してる。

最後に

レート2000は未達だったが、5/27からレートを300近く上げれたのは何よりも自信になったし、目標とはいえなかなか先の見えないレート2000に限りなく近づけたことが本当に良かった。

S7もランクマやるし、今度こそレート2000を達成してやる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?