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公式サイトがダウンした話

アクションエディターの公式サイトがダウンしてもう半年は経っただろうか。ちょうど時期的にはアツマールが閉鎖を発表した時にかなり近い。

その辺に関する話をまとめておく。

おもしろゲーム神殿の急な閉鎖

更新が最後になったのは2020年の12月。ちょうどアクションエディター4がVer10.20になった時だ。

因みに増えた内容はピクチャーの縦/横だけの拡大を可能にする機能である。これの使い方に依ってはピクチャーによりHPゲージを自力で作成できるので、ありがたい機能である。

問題はデフォルトにピクチャーが1枚しかないので、データベースを構成する人でないとありがたみが薄い可能性もあり得る点だろうか。

そこから2年後、サイトがダウンして開けなくなったのである。因みにURLを一応貼っておくが、正しくページは開けなくなっている。http://omoshiro-game.com/

その際急な出来事なので私は勿論、同ツール利用者も驚きを隠せない状態だった。運営元のアントンさんに連絡を試みたものの返信が来ない、またメールに至ってはアドレスが存在しないという結果になっている。

閉鎖に伴う影響

公式サイトの閉鎖により以下の問題が起きたので、それに対する色々な出来事も起きている。

1.アクションエディターのダウンロードは他の場所から

アクションエディターのダウンロード自体は他のサイトにも登録されているので、公式サイトが閉鎖されているが、未だにダウンロードは可能である。
真っ先に見つかるのはvectorだろう。

尚、ここでのバージョンは8.15なのでかなり古い。でもゲーム制作する分には全く支障はないので、こちらを紹介するというのが安全性という意味でも無難なのかもしれない。

最新版が欲しい場合についても、新アクエディBBSの管理人であるYAKUさんが代理公開している。過去に同場所にてエディターごと配布可能の許可をアントンさんより許可を頂いた経緯がある都合による。
該当記事は以下。

アクションエディター自体はマイナー側のツールである。でもゲーム制作者だと触れたことがある人が一定数居たというのは様々な場所の反応から予測はできる。

2.ヘルプの確認が不可能 ⇒ そのヘルプを再現

公式サイトがダウンしたことでヘルプが全く見れなくなったのである。細かい仕様が眠っている都合で1から全部の説明を読む分には癖があるが、必要なときには欲しいヘルプが見れないのも困るのである。

同ツール利用者の中ですぐに動いていた人のうち、自サイトを更新して動かす自分がそのままヘルプを再現する流れに至る。
現在アクエディ4のヘルプは完成して読むことはできる。

それ以外にも同サイトに公開されていたシミュレーションRPGエディターなどもあるが、この辺も再現するには意見をあげている人の少なさも重なって実行には移せていない。

レジェンドオブヤシーユシリーズのデータ集も含むがこちらは更に需要があるのかは疑問が残る。ただし同ゲーム内に出てくるキャラはアクションエディター4にも転用可能なので、キャラの画像さえあればネタ的には良いかもしれないと私は考えている。

未だに制作されているアクエディ制

公式サイトがダウンしてからもまだ制作している人や、中には完成に至る人も居る。

無料でかつ作りやすさが最大の特徴であり、実際にヘルプを頼らなくても早々にモノができやすいのがアクションエディターの特徴だろう。作っていた時の話を絡めての特徴は以前にも記事にしたとおりである。

私も公式の更新が途絶えてから他のツールを色々物色していたが、やはり1つぐらいは完成まで作っても良さそうと考えていたりする。それだけ『手に取りやすさ』という武器は強いと思っている。

また、学校のサイトにてアクションエディターを用いた体験教室を開くという出来事もあるそうだ。該当のサイトとその時のスクリーンショットを並べておく。

アクションエディターで作っているというスクリーンショット

軽く説明すると中学生向けに情報系の体験教室を開くらしい。今のアクエディの状況にて、この話が出てくるのは非常に面白い話である。

まとめ

公式サイト自体は閉鎖されているがダウンロード先と制作者が居る限り、まだ本ツールは大丈夫と思っている。

一方で不安も多い。更新される余地が全くない影響からPCのOS次第では完全停止する危険性も潜在してるのだ。

とはいえども他ツールに移行してもステージ構成やドット絵の技量などについてはまんま転用できるはずなので、初めての制作ツールとしての土台としては未だに敷居が低いのかもしれない。

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