リモートワークで失ったもの獲るもの

狩りをするしかない

リモートワークの副産物、ZOOM飲み会を地元の先輩達とやってみた。
半信半疑で始まった飲み会は、ZOOMの設定をfacebookメッセンジャーで送ったり、飲み会URLを送ったりと、段取りに忙しいのはリアル飲み会と一緒。
いざ始まってみると、意外に面白い。リアル世代の我々が果たしてインターネットを経由して見える平たい画面に映る先輩達は、果たしてどうかと思えば普通に見えるし、こっちは動画撮影用の美白ライトをコッソリと仕込んで少しでも見栄えよくしたが、そんなのはお構いなしだ。
まずは行動を起こす。そうすると得ようとする者は自分から狩りに行かないと懐に入らない事が実感できる。狩りに行くのだ。
デジタル映像がアナログを凌駕したように、コミュニケーションもデジタルが上回ってきた。

デジタル+通信を武器に

ドローンの講習会が一つの収入源だったが、今はリアルな講習会は開催できない。三密をいかに避けようとしても、三密が基本条件だった講習会はリアルにこだわり続ければ開催は難しい。リアルに集会を開くメリットは集団的な心理効果が期待できるばかりでなく、そもそもリアル集会を基準とした社会構造なのでコストも抑えられる。
オンラインセミナーを開催と告知を先行して、まずはプライベートレッスンから始めた。
テキストや素材を用意して、メールやLINEで事前にやっておいてもらいたい課題を提供した。
スケジュールが変更になったり、課題の提出が期限ぎりぎりだったりと、オプション的な展開はあったが、結局はリアルレッスンより中身の充実したものになったし、受講していただいた方々も満足していただいて、継続した受講につながった。
そうリアル授業のように、時計を気にしたり睡魔に襲われない、オンラインレッスンは画面と音声に集中できる。受講者さんの本気度も拡張されていた。
しかも、講習会場を後にすると飯だ飲み会だと、気持ちが別のモノにシフトしてしまい、すっかりドローンから興味が外れてしまう事もしばしば。
オンラインセミナーは、リピート率も高そうだ。

限定された自由で得られる実利

受講者さんの成績もいい。やはり気になる騒音も、たまたま同席した隣の美人も、睡魔もないから短時間で得られる知識はリアルに比較しようがないくらい大きいと思う。
100馬力には到底及ばない、中古のマニュアル車で雪の峠道を走っているような気分。自分のコントロール下にありながらキッチリと基本をマスターできる。
オンラインは限定された視界とサウンドで驚くべき効果が得られてんじゃないかと実感している。

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