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私が望んでいる距離感

 ホワイトフォックス制作の『うたわれるもの 二人の白皇』を全話テレビで見た感想です。

 ゲームをベースにしたアニメ化であることは、たぶん1期のアニメ化の時から知っていました。
 その1期の内容は後半部分くらいしか見ていないと思います。
 あの時は、確か『ご注文はうさぎですか?』の2期の後にテレビで放送されていたように思います。
 自分でもどうして見ていたのかすっかり忘れてしまっていて、今改めて考えてみたのですが、やはりホワイトフォックスが制作したからという理由だと思います。
 オープニングでかなりクレームをつけたかと……。
 戦いを美化するなとかなんとか、文句を言ったと思います。
 実際、そう感じたからそう言っただけなのですけれど、それからしばらくして放送内容も少しだけ変えてしまった。
 そのOPが、どういうないようなのか……?
『聖上』と呼ばれている子供が、戦火の中を飛んでいるシーンです。
 私にはそれが戦いを美化しているように見えたのです。

 別に、戦いを美化してもいいと思いますけれど、よりによって聖上が子供だったから余計に腹が立ってしまった。
 本来、アニメというものは子供のためにある娯楽なのであるから、子供が子供に戦いを……という構図は私は気に入らなかった。
 まるで、国連なんちゃら機関がCMに痩せた子供を登場させて、金銭を得ようとしているように見えたのです。
 大人が美化するとか悪役がそうするとかであれば、私は注文をつけなかったでしょう。

 私の注文にすぐさま反応するくらいに、これを制作したアニメ会社と私は当時何故か近い関係だった。

 これが近年になると、まったく疎遠になったことは私はとてもうれしいのです。
 本来、私が望んでいる距離感を、どのアニメ会社よりも早く実行してくれたことに感謝。
 よくわかっていると思いました。

 これができない制作会社がとても多くて、私は困っています――
 私を見ていることを自分たちは気づかれていないだろうと思っているために、私の小説を発表前にも関わらずパクる輩が今もいることは、バレなきゃ盗んでいいのか? と質問してみたい。

 私は、すでに引退しましたからね。




 あなた達の愚行は全部バレているし、心の中で怒っているのですよ。

 それを知らないふりして、こうしてPCで記事を書いている。
 そういうことをやればやるほど、やらかすほど……、あなた達の制作関係者の誰かが死ぬのですよ。
 このことを、よーく覚えておくべきです。


 関連して、シルバーリンクへの個人的な私の評価について書くことにします。

 私は、評価は正当であったほうが良いと思う人です。
 嘘で高評価をもらってもうれしくないと思いますし、第一、自分たちの作品への評価は自分たちが一番理解しているはずです。
 別の個所に書いた今年のテレビアニメのランキングですが、本来ベスト5までしか公表しないことにしていましたけれど、どうしてもシルバーリンクの現在の順位を客観的に教えたくて、ベスト10まで教えることにしたのです。
 その結果は見ての通りで、関連会社なのかどうなのか知りませんけれど、シルバーリンクに近い関係者にとっては受け入れがたい辛辣な結果に怒っているのでしょう。
 しかし、自分たちのそれは自分たちがわかっている通り、その気持ちはたぶん私が感じた評価に近いと思っています。

 私は今後も活躍してほしいという願いを込めて、そのような順位を決定しました。
 決して、悪ふざけでも何でもなくて良い意味でメッセージを送っただけです。

 明らかに絵のクオリティーが、かなり落ちています。
 いろんな理由から、そうなってしまったのは理解できます。
 原作を優先したのか、それとも人気がいまいちだからなのか、とてもじゃないけれど高評価は難しかったことを、原則を曲げてベスト10とした意味は、信じてほしいと願います。

 邪魔が入るような環境になってしまったアニメ会社なので、私はこれからは疎遠になろうと思います。
 最後に、私の原作のアニメ化のあれこれを忘れないでください。
 逆に目立たせようと思ったのですけどね……。

 
      *


 OPの話に戻します。
『二人の白皇』のオープニングに繋がる話ですが、クオンが炎を背景に振り返るシーンがあります。
 あれは、もしかしたら1期で私がクレームをつけたことに対しての、修正のような気持ちで描いているのではと考えたことがありました。
 どちらが正しいかは、アニメ会社が判断することであって私ではありません。
 けれど、私の意見としては2期のOPのほうが正当な戦いの表現であると見ています。
 
 二人の白皇も、ゲームをベースにしたアニメ化であることはyoutubeの動画で理解しました。
 要するに続編なのでしょう。
 私はゲームの内容はまったく知りません。
 でも、全話を見ました。

 その理由は前の記事に書いた通り、私が昔見ていたテレビアニメ作品に似ていたからです。
 これは個人的な理由です。
 ホワイトフォックス制作だから見ていたというのも正解でしょう。
 しかし、贔屓したいからではなくて、見ていて安心できるテレビアニメを必ず制作してくれるからです。
 見ていて危なっかしい、腹が立つ、イライラするテレビアニメが結構多くて、その筆頭がシャフトで、京アニで、サンライズで……かぐや様のところもある程度ムカッとする。
 シルバーリンクにはそういう気持ちは無くて、逆に上の会社にイライラします。
 これは本音ですよ。

 あなた達のアニメ制作のために、私の人生はありません。
 ネタをパクるのもいい加減にしなさい。
 あと、私を見てモデルにすることも禁止です!

 そういう意味で、ホワイトフォックス制作はリゼロもそうですけれど、本来のアニメ制作を忠実に実行してくれているから安心して見ることができるのです。
 そんなホワイトフォックスでも、いくつか私のそれらを拝借していることは私は知っています。
 バレていないなんて思わないほうがいい。
 でも、それを上手く表現するのは一流の証拠でしょう。
 ボンズもですね。
 キネマシトラスは……普通です。


 今の私って、昔ほどアニメに興味はないのですよ……。
 だからと言って、バラエティーもドラマも興味がないから、消去法でアニメを見ています。
 一番安心して見ることができた二人の白皇でした。
本来は、時間にとらわれないネット動画で視聴したかったけれど、残念かな? 一週間遅れの配信でした。
 ここ最近で、私がテレビでリアルタイムにテレビアニメを見たのは、その『二人の白皇』とJ.C.スタッフ制作の『まちカドまぞく』くらいだと思います。


 内容の話をしましょう。
 ほぼ完全にゲームのストーリーを、2クールで制作したと見ています。
そういう企画だったのでしょう。
 CMを見ていたらスマホゲームの紹介でしたから、なんとかファンを繋ぎとめようという意図が見えてしまいました。
 このアニメは登場人物が多くて、いまだに私はクオンとネコネとハクしか名前を覚えられません。
 ムネチカとか……くらい。
 それは置いておいて、全員の生まれ故郷のような村や町を見せながら、それぞれのキャラクターの生い立ちや旅立ちをバランスよく描いていると思いました。
 こういう方法を選択するということは、3期を作らないからでしょう。

 声優の関係もあることでしょう……。

 なんだか、ラスボスとの最終バトルの前に、今まで戦ってきた中ボス群がいっせいに再登場するような構成に見えました。


 クオンが全員の中心に立っているから成立するアニメ作品で、クオンの隣に子供のネコネがいて、反対側にはムネチカというお姉さんがいて、後ろにも、前にも誰かがいる。
 明るくて、素直で、真面目で、少し弱いところのある性格――クオン。
それを、皆がカバーしてくれている関係性。

 クオンをクオンとして最後までそのクオリティーを維持してアニメ化できたことが、ホワイトフォックスの凄さであることは私が保障します!

 ネット動画のランキングは……いまいちでしたけれど。
 私の中では堂々の1位ですから。
 全話の中ほどでキャラクターの絵が乱れた個所もいくつかありましたけれど、色彩と背景は完璧だったでしょう。
 最終話の内容をエンディングに合わせたことは、もしかしたらゲームのEDがそうだったからそうしたのかもしれませんけれど、EDの使い方をよく理解しているアニメ会社だとわかります。
 視聴率と人気はまずまずだったかと思いますが、制作会社としてのクオリティーを最後まで維持する姿勢は素晴らしいの一言ですね。


 私のアニメ人生の最後で、このアニメーションに出会えたことは感謝です!


       *


 実は、ホワイトフォックス制作の『二人の白皇』を最後にして、アニメを見ることを極力やめようと決めていたのです。
 それでも、ネット動画ではいくつかの作品はこれからも見ると思います。
私はテレビをほとんど見なくなりました。
 アニメは娯楽なので見たいときに見られるネット動画で、これからアニメ業界を見守り応援していきたいと思います。

 たぶん、これからも私を見て、私の小説のネタをパクってしまうアニメ会社、その他のメディア、youtubeも含めて続いていくのかもしれません。
だとしたら、私は身を引くだけです。
 つまり、引退。
 私が身を引いたほうが、私にとってはそのほうが楽なこれからの人生なんじゃないかと考えたのです。
 それに対して、今までと同じようにそうすることで結果的に誰かが死んだとしたら、それはあなた達が考えるべき事柄であって、

 私は知りません――


 ホワイトフォックスは、私にとって理想的な制作会社でした。
 私の小説のアニメ化も、いつの日か必ず実現してくれたらとても幸せです。

 ベタ褒めですね。




終わり

この記事は、研究に基づいたフィクションです。


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