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新子友花 聖人聖女編  好評連載中です!!


【聖人聖女編】んもー!! 新子友花はいつも元気なんだからさ……、あたしのことをお前って言うなーー!!!

 聖人ジャンヌ・ダルクさまの恋愛観に新子友花が感謝する学園ラブコメ


 んもっ?


 忍海勇太が新子友花の唇に――
「キャ! 恥ずかしいです。ジャンヌさま!!」
 とは子供ヴァージョンです。
「こらって。落ち着きなさい……」
 子供ヴァージョンの目を覆いながら――ジャンヌ・ダルクはガン見だぞ……。
 これ神様の特権か??

 新子友花、青春まっしぐらだぞ――

 自分の唇から離れた、忍海の唇――
 しばらく新子友花は、
「……」
 ぼーぜんと放心状態になっていて、何も思い浮かばず。何も言えなかった。
「……お前さ」
 そんな彼女の姿を見るなり優しく……。


 なんてことは、この作者のメイン小説『新子友花』には存在しない!!
 そう! 存在しないのだよ!
 この『新子友花』はラブコメなのだから、こんな純恋で愛小説な展開を作者自身が認めない!!
 ああ……ラブコメよ。どうして、お前はそんなにもいじわる~な存在なんだ??


「だから、俺と付き合え――」
 真剣な目を向ける忍海勇太だった。
「……勇太よ。出直してこいって」
 そしたら、案の定?

「んもー!!」

「勇太のバーカ、バーカ!!」
 制服の袖で唇を拭き拭きして、しまくり。
「よくもやってくれたな。この我に――」
「我にって――」
 聖人ジャンヌ・ダルクさまが刹那に乗り移った?
「忍海勇太よ―― 覚悟しろ。お前を火刑に処す!!」
「お前って。お……お前って、そんなに嫌わなくても?」
「いーや、嫌うぞな!! 我――新子友花の名の下に忍海勇太を火刑に処すんだわさ!!」
 やっぱし、日本語の語尾がおかしくなった新子友花……。

 新子友花よ! 乙女心とヴァレンタインデーぞな……

 聖人ジャンヌ・ダルクさまからのありがたい、お言葉をもらって――
 ありがたいの……これ??


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