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金銭の価値観を見直すために。

数年前、大切な人を喪ったショックで金銭感覚が鈍り、無駄遣いばかりしていた時期があった。大事に使わなければならないはずのお金を、次々にモノと交換していた。今となっては謎めいた行動だが、当時はそれで満足していたようにおもう。

気に入ったものがあれば即買い、食べたいかどうかもよく考えずにまあ・・・いろいろ購入してはよく食べていたなと思う。実家に帰るたびに姉に体型を馬鹿にされ、それでもなお、食べることをやめられずにいた。

この度COVID19の影響で、国から特別定額給付金が支払われることになったが、6/25現在・・・いまだに「支払日は未定」となっている。およそ3週間前に申請書を提出したが、そもそも受付されていない。-申請書は、きちんと役所に届いているのか?これだけ待たされると、郵送の間に事故でもあったのかと不安になってくる。

今、私は過敏性腸症候群を患っている。出勤前に突然おなかが痛くなったりするアレである。一時暴飲暴食ばかりしていたが、今度はやせ細ってきてしまっている。大腸の検査(トラウマ)をしたが、だいぶ前に指摘されたIBSのダメ出しをされただけだった。現在は服薬治療中である。


いつ腹痛が襲ってくるかわからないので、とにかく通勤が怖い。なので、正直に言うと給付金をあてにしている部分はかなりある。今の体調では外で働くことは難しいから。しかし姉は言う「それをあてにするようじゃダメでしょ」と。ごもっともである。私は、金銭面にとても厳しい目を持った姉に頭が上がらない。

この時期いろいろと考えることが増えた。給付金が手元にきたら何に使うか。以前は株式の取引をしていたが、ふたたび再開してみるのもいいかもしれない。あと、今は亡き母がよく言っていた「食事代はケチるな」という助言。これが妙に頭の中に残っているので、たまには何か美味しいものを食べるのもよいのかもしれない。

母は、重い病にかかってからすぐに集中治療室に入り、その後好きな食べ物を口にすることなく旅立ってしまった。一方で私は、食べたいものはあるにしても現在は胃が小さくなっているのか消化能力が乏しい。

一日三食では消化しきれないので、現在五食に分けて少しずつ食べている。元の体重、体型に戻そうと頑張って食べているものの、どうも以前に比べて食事の量も減ってしまっているらしく、順調に体重を増やすためには食べることがノルマみたいに感じられ、大変苦痛である。

また、「腸の調子を整えるために、毎日多めの水分補給を」医師からすすめられている。まるで何かの修行をしているかのようである。はっきり言って苦しい。増量はおもいのほか大変、ということを想い知らされる今日この頃。ちなみに、体重は増えては減り・・・を繰り返し、「ちょっと増えたな」と安心しているとあっという間に元に戻る。こんな調子で夏を越せるのか。甚だ疑問に感じる。


また、最近あまり本を読んでいないので、新しく好きな本を何冊か買ってみるのもいいかもしれない。その際は、貴重なお金を使うことになるので積読にならないことを祈る。というか読まざるを得ない状況を作ろうと考えている。

気のせいではないと思うが、文章を書く、読む力が落ちているように感じるのだ。年齢は関係ない。自分がいままでめんどくさがって避けてきたことの結果である。

もともと本を読むのは好きなので、読み始めたら止まらなくなってしまうのかもしれない。でも、目の前に新しい世界が開かれるのならそれはそれでいいと思う。現在一部滞っている支払いがあるが、それを済ませたら大好きな書籍を買おうと思う。

勉強のため、そして著者さんを応援するため。手に入ったお金を自分のためだけに使うのではなく、うまく還元していく。たまにはそんなお金の使い方をしてみるのも、悪くはないと思った。






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