★読書愛好会(94)
父はカレーが好きなので今までいろんな具材を入れてみました。肉類は牛、豚、チキンなどいろいろ変えてみましたが父の反応に著しい変化はありません。
野菜は玉ねぎ、ジャガ芋、人参が定番ですが、仮に人参を入れなくても父は全く気付きません。(笑)
もともと野菜に関心が低い人なんでしょうね。
気仙沼産の「もうかさめ」を入れてみたら父が気付き「ん?なんだこれ?」と言いました。もうかさめは若干高価ですが、煮ても身が崩れないので僕は気に入っています。さすが鮫ですよね、加熱に耐える能力がハンパない。フライにしても美味しいです。
昨晩、父が珍しく「明日の朝は和食にしてくれ」と言いました。僕は和食の調理が大好きなのでこのリクエストは歓迎します。
いつも通り朝五時に起きて調理を開始しました。ご飯は既に炊き上がっています。
味噌汁は揚げと豆腐にしました。鮭を焼いて、大根おろしを添えて、目玉焼き、海苔、辛子明太子を用意し、納豆をかき混ぜていたら父が起きてきました。
父は美味い美味いと食べてくれましたよ。父が出掛けたあと、掃除、ゴミ出しをして僕も学校に行きました。
午前中に講義を二つ受講して、午後は家の近所のスタバに行き、近代日本文学のレポートを書きました。志賀直哉の作品の中から一つ選び論評せよという簡単な課題なので「焚火」を選び、二時間ぐらいで仕上げました。そのあとスーパーに行き、足りない野菜、肉を買い足しました。
夜10時はバーに出勤です。カウンター席に三人ぐらいお客さんがいてマスターは次々カクテル
を作っていました。店内の大型モニターにはいつも通りローマの休日が無音で映し出されていました。
この映画の恋愛は「忍ぶ恋、耐える恋」ですかね。王女も新聞記者も互いが大好きなのに結ばれない。苦しい恋ですよね。
僕は全く未経験なんですよ。忍ぶ恋ってどんな感じなんでしょう。三島由紀夫の「葉隠」では忍ぶ恋が最上の恋だと解説されていますが、僕にはまだ理解できません。世の中の男性より圧倒的に恋愛経験が少ないですからね。
僕はたぶん生涯部長ただ一人を愛し続けるんだと思います。これは、旦那がいるのに他の男性と浮気して死んだ母に対する一種の抗議みたいなものかもしれません。
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