★国語教師(18)

職員室に置いてある前日の新聞は国語チーム、社会科チームが自由に使えます。気に入った記事を切り抜いてコピーし、教材にするのです。

この「仕事」にはちょっとしたコツがありまして、赤鉛筆片手に難しい顔を作って読めば誰も何も言いません。真面目に仕事してるんだなあ、と思ってくれます。ボケーっとした顔をして読んでいるとすぐに石上先生の閻魔帳に「仕事中に新聞を読んで暇潰しをしていた」と記録され、職員会議で叱責の対象になります。(笑)

先日、読売に以下の投稿がありましたよ。

【60代後半の女性。夫は退職後も、元同僚の女性を誘って、月に10回ぐらい、飲みに出かけます。

誘う女性は何人かいますが、たいていは2人きりで、たまに数人で飲みに行きます。使うお金は、1回1万~3万円、多いときは5万円以上のこともあります。

夫に同性の友達はいません。それも異常なことだと思いますが、いくら元同僚でも、赤の他人にそんなにお金を使うのはおかしいと思います。

女性たちも夫がお金を払うのが当たり前だと思っていて、感謝のかけらも感じられず、腹立たしいです。

そんな無駄なお金を使うくらいなら、子どもや孫に使ってほしいです。私がそう伝えると「彼女たちとおしゃべりしながら飲むのが楽しい。趣味だと思ってくれ」と言われました。せめて回数を減らしてほしいですし、他の趣味を探してほしいです。(東京・Y子)】

僕は思わず笑ってしまいましたよ。バーはやしにも似たようなお客さんが何人かいるため彼らのことを思い出しました。

きっとそれなりに収入がある旦那さんなんでしょうね。

我が家は幼児が二人いるし、これから三人増える予定なので僕の飲み代は予算化されていません。給料はすべて睦美が管理します。

たまに飲みに行ってもいいのよ、と睦美は言ってくれますがこれから子供の学費がかなりの高額になるはずですから贅沢は厳禁ですよ。もともと飲み歩きはしませんし、タバコも吸わないし、全くの無趣味なので節約生活にはなんらストレスがありません。

長太郎、長次郎はすくすくと順調に育っています。昔は幼児がたくさん死にました。しかし今は人々の家内衛生環境の改善、医療技術の発達により生後まもなく死亡する子供が劇的に減りました。

睦美は毎年子供を産みつづけ、長三郎、長四郎、長五郎が生まれました。五兄弟がひしめく我が家はかなり賑やかで泣いたり笑ったり子供同士が喧嘩したり、毎日毎日お祭り状態です。僕と睦美は五児の親になりました。責任重大ですね。

茶太郎は小学生になりました。茶太郎は僕の異母兄弟ですので長太郎から見ると本来、茶太郎は叔父さんです。でも説明が面倒なので茶太郎と長太郎たちは従兄弟同士、という話にしております。

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