★読書愛好会(93)

亡くなった安倍首相は成蹊大学、小泉さんは慶應、森さんや竹下さん、小淵さん、岸田さんは早稲田。首相の出身大学は多様です。

でも歴代総理の出身大学でNo.1は東大なんですよね。吉田茂、岸、佐藤栄作、鳩山、宮澤喜一、みなさん東大ですよね。各省庁の歴代トップも東大がズラリ、です。

ところが民間企業のトップは東大卒がそれほど目立たないんですよ。京セラの稲盛さんは鹿児島大学、ユニクロの柳井さんは早稲田、孫正義さんはアメリカの大学、三木谷さんは一橋大学。

このように見ていくと東大志向の生徒は民間企業を低くみてるんじゃないかと思えてきますがどうでしょうか。官民という分類をするなら、官は民より上だよ、と。

東大で農業をしっかり学んで今は農家をやってます、というような人、あんまりいないですよね。東大に行くなら末は博士か大臣か。あるいは官僚か。

東大は過去も現在も、国家を支配するためのエリート養成所であることは間違いない。そして、東大に入るための予備校的な高校が都内の場合は開成、武蔵、麻布など、たくさんあるわけです。そして、これらの学校(というより中学)に入るための塾もちゃんとある。予備校に入るための予備校まであるんですよ、東京は。

杉並学院は明らかにこれらの高校と性質が異なる。どちらかと言えばコマンダーではなく、コマンダーの配下で働くソルジャー養成所だ。

僕がなぜそのような学校を就職先として選んだか。答えは単純で、世の中、エリートだけで回しているわけじゃない。世の中の九割は凡人で、その凡人が世の中を回している。凡人の僕はその凡人を応援したいなと。そのような気持ちがあり、進学校は選びませんでした。

部長はコンサルMの社員として政府機関や一流企業の経営を支援する側に立つと思いますね。部長の顧客は杉並学院の卒業生が一人もいないような企業。川で言えば上流を担当するのが部長。

僕はその、上流に行きたいような生徒は放置したい気持ちなんですよね。彼らは放置しても勝手にやるだろう。そのような上昇志向が弱い、あるいは全くない生徒を応援したくなるのは最近、チェ・ゲバラの本ばかり読んでるせいかもしれない。少し共産化してるのかも。いつか部長と戦ったりして。(笑)

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