★極道学園(363)
俺は商売柄、格闘技が大好きだ。歴代の格闘家の中ではブルース・リーが大好きで、彼の戦いを見ていると血が沸騰する。(笑)
もちろん演出により彼の強さが誇張されている部分もあるだろうが、スピードその他、文句なしの動きである。
「クローサー」という香港映画があり、俺はたまにこれを観ている。会長室のテレビに巨大な記憶装置が接続されていて、その中にたくさんの映画とかテレビ番組が入っているのである。誰が登録したのか知らないがおそらく映画好きの組員が入れてくれたのだろう。なお、記憶装置は定期的にまるごと交換され、新しい動画を見ることができる。
記憶装置を動かす小型コンピュータには動画を検索するソフトがインストールされており、リモコンで操作する。
「クローサー」は、
映画→アクション→香港
で検索すると出てくる。
これは2002年に制作された香港・米国合作のアクション映画である。
台湾出身のスー・チーが暗殺専門家。彼女はもともとはエロ関係の女優だったが徐々に一般映画にも出るようになった。近年、ハリウッド映画にも出たりして大した出世ぶりである。
中国出身のヴィッキー・チャオがスーチーの妹役。コンピュータを使って姉の犯罪をサポートする。少々目つきが悪いのが難点である。
香港出身のカレン・モクは女刑事役。
スーチーもカレン・モクもスタイルが良い。俺はカレン・モクが好きだ。引き締まった身体は慶子そっくり。身長は慶子の方が少し高いが、とにかく身体付きが慶子そっくりなのである。俺は引き締まった女体を見ると異様に興奮する。(笑)
しかも彼女はアクションが秀逸。銃の扱いも上手い。演技も俺好みだ。俺はカレン・モクを見るのが楽しみでこの映画を見るのである。
でも、この映画は日本で知名度が非常に低い。サンチョウさんもポン社長も映画が好きな人たちなのだがこの映画は観たことがないそうだ。
カレン・モクを見ているとすごく元気になるので俺はこの映画が大好きだ。なお、カレン・モクはナイナイの岡村に似ているという人もいるが、決して否定できない。(笑)
トリトンで朝の十時頃まで過ごし、船に戻って会長室で映画を一本観るのが最近の楽しみである。
昨晩慶子の店に矢沢永吉が来てスタッフ数名と楽しそうに飲んでいた。なんでうちの店に?と思ったが、うちのお客様は外国人が多く、矢沢を知らないか、知っていてもキャーキャー騒がない。だから選ばれたのだろう。なお、矢沢のカラオケが信じられないほど下手で俺は驚いた。(笑)
兄弟船をわざと調子っ外れで歌い、他のスタッフが歌いやすい雰囲気を作っている矢沢永吉はやはり大人物だ。俺は彼を尊敬している。スタッフに対して全く威張っているところがなく、立派な人物だと思う。矢沢チームは三時間滞在し、二十万円を現金で支払い、去っていった。
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