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278DAY -2023奥多摩見聞録 其の7-
起きると、既に外が明るくなっていることに気づいた。僕はハッとして時計を見ると、すぐさま飛び起きてリビングに向かった。
決して寝坊したわけではない。起きたのは6時くらいだった。しかし僕は焦っていた。なぜなら、始発で奥多摩に向かおうと思っていたからだった。
何をそこまで焦るのか、と聞く諸兄は、自分が何を渇望しているのかを知らないから、そのような質問をする。自分は前期奥多摩合宿が終わってから2週間余り、本当に後期を待ち侘びていた。3日間というのはあまりにも短すぎる。それでは折角の奥多摩の余韻がすぐに冷めてしまうからだ。
夏休みも最早終盤に差し掛かっている。こういう貴重な時期に6日間の奥多摩滞在は本当にありがたい。本当ならもっと居たいところだが、貴重な人生のひとときを、こういう自分にとって嬉しい環境に使えるのは、実にありがたい、感謝しかない次第である。
奥多摩に到着すると、早速、古民家は前期奥多摩合宿とは違う雰囲気に包まれている。静けさが漂っている。天候が芳しくないのは一つあるが、全員が黙々と作業しているのが伝わってくる。
中に入ると、先生を除き5人ほどしかいなかった。小中学生が多く、10人が参加していた前期とは打って変わり、今回は高校生中学生高学年の比率が多い。まさに少数精鋭。自分は賑やかなのも好きだが、こうした静けさもたまらなく好きだ。
合宿を管理する先生も、心なしか余裕が見える。人数が減っているので当然であるが、これにより全員が作業に集中し、奥多摩の環境を最大限堪能できているようである。
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1日目から奥多摩の全てを堪能した。
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今日から5泊6日。自分をどこまで高められるか。とても楽しみな高校最後の夏である。
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