病院救急車

 昔の話ですが、付添人として救急車に乗る機会がありました。
 病院救急車という民間病院が所有している救急車ですが、サイレンも赤いランプもついていて、道路交通法でも緊急車両のカテゴリーに入るようです。
 何故こういう知識を得たかというと救急車に乗りながら色々違和感を持ってしまいネットで調べたからです。
 精神科病院に入院する予定の人を病院が施設に迎えに来て、施設から病院に搬送する時に僕も同行したのですが、その人には明らかに緊急性はありませんでした。身体の不調はなく、自傷や他害のおそれもなく、念のためくらいの入院だったのです。そもそも事前に日時を決めての迎えなので一分一秒を争うような緊急性は全くありません。
 にもかかわらず、けたたましいサイレンを鳴らし、一般の車に道をあけてもらい、赤信号にも侵入していきました。しかも、サイレンの音は頭にガンガン響く。
 僕は常日頃から救急車に道を譲らない車を不愉快に感じていましたが、こういうことがもし日常的にあるのなら救急車にももっと厳しい運用をしないといけないんじゃないかと思いました。もちろん、道を譲らないことが正当化されるわけではないですが。
 ちなみに消防署にあるような公的な救急車はそんなことはないと思います。病院救急車の話です。(小川)

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