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仮想ドラフト・春ドラ2022中日陣営を振り返る

どうも、甲斐朕です。
note初投稿となる今回は中日陣営代表として参加した、4月30日(土)に行われた仮想ドラフト『春ドラ2022』の振り返りをしていこうと思います。

まずは、参加するにあたっての当初のプランについてです。現在の中日のチーム状況から考えた結果、

1~3位
・最も良い即戦力先発投手(左右不問)
・即戦力遊撃手
・先発リリーフどちらもできる即戦力投手(左ならなおよし)
4位以下~育成
・とにかく残ってる中で最も良い投手
・高校生左腕
・二遊間(年齢不問)
・パワーのある左打ち外野手(中堅右翼守れればなおよし)
・地元愛知大学野球連盟の投手陣から1人
・守備型捕手

このようなプランを立てて臨みました。
続いて指名結果です。

1 荘司康誠 投 立教大学
2 友杉篤輝 内 天理大学
3 長谷部銀次 投 トヨタ自動車
4 門別啓人 投 東海大札幌高校
5 加藤泰靖 投 上武大学
6 岡田啓吾 内 前橋育英高校
7 中村貴浩 外 九州産業大学
育1 眞田拓 投 名城大学
育2 碓井雅也 捕 大阪商業大学
育3 今里凌 内 専修大学


続いて指名した選手それぞれの簡単な紹介と指名理由を述べていきます。

1
荘司康誠(新潟明訓→立教大)投手
188cm/88kg 右投右打

昨秋リーグ戦での荘司投手


身長188cmの角度から投げ下ろすホップ量の多い最速151kmの直球は球速表示以上の力を感じさせる、今年の東京六大学No.1投手。下級生時は怪我に悩まされたため、大学での先発としての経験は3年秋からと少なくその点は多少の不安がありますが、カットボール・スプリット・カーブなどの変化球も非常にキレがありカウント球にも決め球にも使うことができ、先発投手としての適性は充分にあると考えています。また、今春のリーグ戦ここまで2本の本塁打を放つなど、高い打力を持ち合わせているのも中日の投手としては高ポイントではないでしょうか。あと顔がいい。
1位指名についてはとにかく即戦力として期待できる先発投手を指名したいと考え、候補としてこの荘司投手、矢澤宏太投手(日体大)、曽谷龍平投手(白鴎大)、吉村貢司郎投手(東芝)、菊地吏玖投手(専修大)の5人に絞りました。その中で、今春の投球内容なども含め総合的に判断し荘司投手という結論に至りました。

2
友杉篤輝(立正大淞南→天理大)遊撃手
171cm/68kg 右投右打

友杉選手は体格こそ小柄ですがここまでリーグ戦通算55試合で30盗塁と圧倒的な走力が最大の武器(今春は6試合で8盗塁、なんと失敗は0)で、単純な足の速さだけでなく盗塁の技術も非常に高く、プロでも盗塁王を狙えるレベルであると考えています。また、打撃でも2年秋は10試合で.406、3年春は9試合で.355、3年秋は12試合で.442、今春は6試合で.458とコンタクト力に優れる打力で猛威を振るっており、通算で二塁打は10本、三塁打と本塁打が1本ずつと小柄なわりにパンチ力もあると言えます(通算で三振がわずか6、四死球は20と選球眼の良さも高評価)。また、昨秋リーグ戦では昨年巨人に1位指名を受けた翁田大勢投手からマルチヒットの活躍もありました。守備でも動きの良さが光り、プロでも充分二遊間として戦っていけると考えています。
2位では即戦力二遊間を取りたいと考え、候補としてはこの友杉選手に加え、門脇誠選手(創価大)、奈良間大己選手(立正大)、田中幹也選手(亜細亜大)、佐藤勇基選手(トヨタ自動車)らを候補として考えていましたが、門脇選手と奈良間選手が1巡目で姿を消したことや、中日には盗塁できる選手が少なすぎるという事情もあり友杉選手を選びました。

3
長谷部銀次(中京大中京→慶應大→トヨタ自動車)投手
184cm/80kg 左投左打

地元岡崎市に生まれ、野球エリート街道を突き進んできた左腕。大学では怪我に悩まされることもあり実績は少ないもののトヨタに進んでからは順調に成長、去年の都市対抗ではリリーフで東京ドームのマウンドを踏み今年は先発にも挑戦しています。肩周りの柔軟性が非常に優れており、タイミングの取りづらいフォームから投げ込む140中盤~後半の直球は威力も角度も充分。スタミナ面と制球面は少し不安があるもののスライダーやチェンジアップなどの変化球もキレがあり空振りを奪うことができるため、中日の弱点である左のリリーフとして早い段階から戦力になることが期待できると考え指名しました。ちなみになんとご先祖さまはあの杉田玄白だそう。

4
門別啓人(東海大札幌高)投手
182cm/85kg 左投左打

個人的今年の高校No.1左腕。コンパクトなテイクバックから投げ込む140km程度の伸びのある直球とキレのあるスライダーで三振の山を築く様は昨年ソフトバンクに3位指名を受けた木村大成投手の同時期と比べても遜色ないと感じます。現状中日は一軍の先発左腕が大野雄大投手、小笠原慎之介投手、松葉貴大投手くらいで候補としても岡田俊哉投手、笠原祥太郎投手くらい。二軍で先発としてマウンドに上がっているのも上田洸太朗投手や福島章太投手くらいと少なく、4巡か5巡で残ってる中で最も良い高校生左腕を指名したいと考えていましたが、まさか門別投手が残っているとは思わずびっくりしながら指名しました。

5
加藤泰靖(至学館→上武大)投手
182cm/82kg 右投右打

昨年の大学選手権準決勝での加藤投手

今回最も美味しいと感じたのがこの指名です。4位で門別投手を指名したあと、残ってる中で最も良い投手を指名しようと思っていましたが上位候補と考えていた加藤投手が残っていたのはラッキーでした。
加藤投手は常時140中盤~後半で最速153kmの直球とカットボールやスライダー、カーブとのコンビネーションが抜群な右腕。制球もどんどん良化していて昨春のリーグ戦はリリーフとして7.1回で防御率1.23、秋には20.2回で0.44の大活躍。全日本大学野球選手権大会では昨年4球団競合の末西武に進んだ隅田知一郎投手に投げ勝ちベスト4入りに貢献。今春も現在18回で0.50とエースとして圧巻の投球を見せています。また、投手に挑戦したのが高校2年春からとまだまだ伸び代を残しており、直球の質の良化や落ちる変化球の習得などでプロでエースも狙える逸材と考えています。あと顔がいい(part2)。

6
岡田啓吾(前橋育英高)二塁手・遊撃手
175cm/67kg 右投左打

昨年、2年生にして前橋育英の3番セカンド(またはショート)としてレギュラーを掴み取り夏の県大会では決勝戦での決勝ツーランを含む2本の本塁打を放つなど大活躍、甲子園出場に貢献した打撃型ショート。高校生の二遊間としては体格にも恵まれている方で、守備ではスローイングに少し不安があるものの動きは良く、打撃では左のスラッガーとしての素質を高く感じます。中日は京田陽太選手のFA権取得が迫っているため二遊間の競争を激化させる必要があると考えており、土田龍空選手や星野真生選手と高め合えたらおもしろいと思い指名しました。

7
中村貴浩(九州国際大付→九州産業大)左翼手・右翼手
178cm/88kg 右投左打

福岡六大学の強豪九産大で下級生からレギュラーを掴み、天性の飛ばす力を武器に通算10本の本塁打を放っている左のスラッガー外野手。2年秋には.342・2本塁打・12打点、3年秋には.361・4本塁打・16打点の大活躍で明治神宮大会への出場に貢献、大学日本代表候補にも招集されました。守備では送球の強さが光るライトで、高校時代には二遊間やサードでの経験もあります。中日は左打ちで長打力のある選手が少なく外野手でも守備に不安のある選手が多いため、中堅や右翼を守れてかつ左のスラッガーとしての素質がある選手を指名したいと考え、この中村選手に加え大谷拓海選手(セガサミー)、井上絢登選手(徳島インディゴソックス)、西村瑠伊斗選手(京都外大西高)、高橋友選手(高知高)らを狙っていました。

続いて育成指名についてです。

育成1
眞田拓(東郷→名城大)投手
177cm/73kg 右投右打

今年の愛知大学野球連盟の4年生にはこの眞田投手のほか、中京大の澤井廉選手、三浦大輝投手、漢人友也投手、中部大の日渡柊太投手、2部の愛知大にも中井大和投手など高素材が溢れており、この中から1人は確実に指名したいと考えていました。澤井選手、三浦投手、中井投手は支配下で指名を受けたため眞田投手を選択しました。
眞田投手は独特でタイミングの取りづらいテイクバックやフォームが特徴的(元中日の山内壮馬コーチの助言によるものだそう)。直球の最速は151km、常時140中盤ほどでスライダー、フォーク、カーブと変化球も多彩。今春のリーグ戦では15.2回で防御率1.72の活躍を見せており、名城大は大学選手権への出場も濃厚。プロで鍛えればリリーフとしておもしろい投手になるのではと考えています。

育成2
碓井雅也(天理→大商大)捕手
172cm/83kg 右投左打

碓井選手は二塁送球1.8秒台の強肩など守備力が光るいわゆる守備型捕手で、打撃でも小柄ながら昨秋のリーグ戦で打率.360、1本塁打で首位打者に輝くなどコンタクト力は光るものがあります。中日の捕手では木下拓哉選手が絶対的な正捕手として君臨しサブとしては桂依央利選手がいて、石橋康太選手や味谷大誠選手など有望株もいますが、山下斐紹選手や郡司裕也選手、A・マルティネス選手が外野に挑戦し、大野奨太選手も年齢を重ねており守備面を強みにしている捕手が少なくなっているため、碓井選手を指名することにしました。

育成3
今里凌(専大松戸→専修大)一塁手
183cm/82kg 左投左打

昨秋リーグ戦での今里選手

東都2部ではほぼ常に優勝争いを演じている専修大で1年から主力として活躍する東都2部最強の左のスラッガーで、3年春は打率.379、2本塁打、11打点と大活躍。プロでスラッガーとしての適切な指導を受ければまだまだ伸びるだけの素質を持っていると考えています。また、守備はファーストですが動きは良く、ファーストとして下位指名を受けて外野でレギュラーを掴み首位打者にも輝いたDeNA・佐野恵太選手のような成長に期待できると考え指名しました。


以上、指名理由と選手紹介になりましたが、次に狙っていたものの他陣営に先に指名されてしまい残念だった選手や、枠が許せば指名したかった選手を羅列させていただきます。

山田陽翔(近江高)投手
安西叶翔(常葉大菊川高)投手
吉田優飛(静岡高)投手
森山暁生(阿南光高)投手
金村尚真(富士大)投手
菊地吏玖(専修大)投手
渡辺翔太(九州産業大)投手
立石健(福井工業大)投手
三浦大輝(中京大)投手
伊原陵人(大商大)投手
関根智輝(ENEOS)投手
小谷野楽夕(JR東日本)投手
米倉貫太(Honda)投手
片野優羽(市立船橋高)捕手
土井克也(神奈川大)捕手
小山忍(上武大)捕手
イヒネ・イツア(誉高)内野手
金田優太(浦和学院高)内野手
相澤白虎(桐蔭学園高)内野手
下川邊隼人(國學院久我山高)内野手
山田拓也(青山学院大)内野手
林琢真(駒澤大)内野手
修行恵大(大商大)内野手
福永裕基(日本新薬)内野手
西村瑠伊斗(京都外大西高)外野手
近藤爽太(浜松工業高)外野手
道原慧(立教大)外野手

山ほどいますね。


以上、長々と拙い文を並べましたが今回の指名はプラン通りに進み満足のいく指名をすることができました。また、仮想ドラフトに参加するのが以前から夢だったのでそれが叶いとても嬉しいです。参加者のみなさんや、主催のブラウンさん(@ut1057) には感謝しかありません!
また、この記事を読んでくださったみなさんにもドラフト候補やアマチュア野球にさらに興味を持っていただけたらとても嬉しいです。

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