美しき芸術家

「 何をするにしても、芸術的なセンスを取り入れなさい。言い換えれば、美が感じられるように行いなさい。

美が感じなければ、何かが間違っている。
あるいは欠けているのだ。

美はアストラル体を調和させ、葛藤を解消し、
生命を本来の状態に戻すための感覚を授けてくれる。

それゆえ、覚醒するためには、芸術家にならなければならない。

芸術家になりなさい。

ただし、その作品は自分自身だ。

自分自身を美しいものに創造していく発想、
これが、芸術家になる意味である。

自己観察を通して、自分自身を客観的な作品と見ること、そして、それを美しいものに少しずつでも変えていく。

絵画や音楽における美と、思いやり、品格、高潔さ、誠実といった、いわゆる人格な美とは、
本質的には同じものだ。

しかし、局部的な美的センスしかもっていない芸術家は、色や形や音の美にはこだわるが、自らの人格的な美にはこだわらない。
自分を客観的に観察する力が劣っているからである。

自らを作品とする芸術家となり、彫刻や絵画のように美しい自分をつくり、音楽のように美しい人生をつくり上げていきなさい。」

ファウスト博士

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