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モーター走行とセーリングモードについて

他のカイエンにはないハイブリッドゆえの特徴として、当たり前だけどモーター走行(EV走行)がある。

まず、モーター用のバッテリー残量が1/3程度あれば、エンジンキーを回してもエンジンはかからない。ディーラーの方いわく、「エンジンかからないんですけど!?」と問い合わせがあるそうで、慣れるまでは違和感がある。

そのまま走り出し、60km/h程度まではモーターのみのEV走行も可能。
ただし、カイエンSハイブリッドの場合は2km程度しか走れないので、実質使えるのは下記くらい。

1.走り出し
2.信号待ちからの発進や渋滞時
3.セーリングモード(後述)

走り出しや渋滞時等はスムーズで静かだし、信号待ちからの発進で、アイドリングストップからの復帰の感じ(エンジンが止まったり始動してぶおんて鳴ったり)が嫌いな人は煩わしくない。

エンジンにも優しいのかもしれない。

ただし、このモーターの真価は多分、高速道路などで100km/h程度出してから発揮されるように思う。

100km/h超程度まで加速してから、アクセルを少し離すとエンジンは完全にとまった状態でモーターの助力を得て80~90km/hを維持し、走行してくれる。つまりセーリングモードに入る。

とても静かだし、なんとなく足が楽。
上手に走ると燃費は平均15km/Lくらいになるそうだ。

【セーリングモード発動条件(ぽい)】

①Sportモードにしないでおく

②ギアはAT(D)の設定に(シフトをマニュアルモードにしない)
③100km/h超までアクセルを踏んで加速し、その後ゆっくりちょっとだけアクセルを戻す
④ステアリングを急激に切ったりしない(つまり右左折しない)

セーリングモードに入ったかどうかを確かめるには、中央の回転数メーターを見て、エンジンがReadyの状態で、速度がある程度のところで一定になっていればセーリングモード発動している。
※正確には、上記に加えてマルチファンクションモニターのEVからのタイヤに動力が供給されている絵になっていれば確実。メーターを撮影できていないのでいずれアップする。


家族持ちであれば燃費や走行音は気にするところだと思うので、1つの参考に。

でも、せっかくのポルシェなんだからがっつりエンジンで走りたい!という方もいると思う。それは設定で可能である。次回に続く。

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