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No.8 居酒屋で頼んだものが来なさすぎるときの大発明

ちま夫:
博士、聞いてよ〜〜! ヒック。
さっき居酒屋で飲んでたんだけど、頼んだ餃子が待てど暮らせど出てこなくて、「そもそもオーダー通ってないのか?」「いま作ってる最中なのか?」ってずーっとモヤモヤしちゃったんだよ! 店員さんに確認するのも、催促してるみたいで気が引けるし…。ヒック。


博士:
君、二次会スナック感覚でワシのラボに来て愚痴るんじゃない。酒臭…ワシなんて痛風で禁酒しとるってのにまったく……。


ちま夫:
まあまあ、とにかく波風立てずに注文状況を確認できる発明品をつくってよ!うう…頼むよお……ヒック


博士:
泣き上戸の相手は面倒じゃ、作ってやるから今日は帰りなさい!


〜翌日〜


博士:
完成じゃぞい!!!




ちま夫:
頭痛い…なんだっけこれ? そもそも何をお願いしたんだっけ?


博士:
お前………このロボはな、あたかも常連客のように「あそこのお客さんの注文まだ来てないっぽいけど、もう作ってる?」って聞いてくれる画期的なロボなのじゃ!!




ちま夫:
あ、注文ね。すごいや博士!! これならまったく嫌味なく状況の確認ができるね。


博士:
ほかに登録してあるセリフは「いつもの!」だけじゃから、やや店側が混乱するかもしれんがの。まあ、とりあえず使ってみんしゃい!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今日も、ちいさな社会問題を解決したポン・コッツ博士。
明日もまた、あらたな発明に期待しよう!



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