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まん防がでる、反対する?3回め接種は?
こんにちは。現在、2023年1月15日です。新型コロナウイルスに対するワクチンの3回め接種による効果について、この公開中の過去記事 (まん防がでる、反対する?3回め接種は?) の上部にまとめを追加している途中です。現在途中です
omicron (B.1.1.529) が出現した
omicron (B.1.1.529) 変異体は、中和抗体の主要な標的である受容体結合ドメインに少なくとも15個の変異を含む、多数のスパイク変異を有しています
ref. Hastie KM, Li H, Bedinger D, et al. Defining variant-resistant epitopes targeted by SARS-CoV-2 antibodies: a global consortium study. Science 2021;374:472-478. Link
まん防がでる、反対する?3回め接種は?
1月9日から沖縄、山口、広島に『まん延防止等重点措置』を適用すると発表されました。飲食店の時短営業、知事の判断で酒類停止に加えて、検査で陰性を確かめる方法も導入するとのことです
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『まん延防止等重点措置』の判断に『新規感染者数』を用いているようです
![スクリーンショット 2022-01-07 18.02.51](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69400015/picture_pc_d7f07fc706537fd6ce5fdc5a9b91ee11.png)
東京や大阪も急峻に増加しています
![スクリーンショット 2022-01-07 18.08.31](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69400248/picture_pc_5e6c9cb3605f40f4eb0eb77c8ec1d447.png?width=1200)
診療上の最大のポイントは、ひとりひとりがオミクロン株とデルタ株のどちらに感染しているかを区別することです。治療方法が異なるからです
3回目のワクチン接種を訴える皆様を持ってきましたのでどういう意味で発言されてるか、見てください
新型コロナ感染者数増加傾向。秋からワクチンの在庫も接種枠も余っていて止むを得ず破棄しています。3回目接種を急ぐことも含め各方面に聞いてみましたが動きはありませんでした。夏場の本気度の半分でもあればもう少し打ち進んでいたと思うのですが…これから出来る限りのことをするしかないです。
— 宋美玄🐰子宮体がん検診は実は不要です (@mihyonsong) January 5, 2022
東京のコロナ感染者はじわじわ増えてきた。ブースト接種をした上で、次の波を迎えたかったのに、なんでこんなに動きが遅いのだろう。無料PCR検査とかやってる場合じゃないだろうに。
— 勝川 俊雄 (@katukawa) January 4, 2022
今政府がやるべきは、8ヶ月の間隔を置くことなく5ヶ月(20週)経った時点で3回目接種を可能とし、入院防止率を高め病床のひっ迫を避けることだ。あわせて経口治療薬が行き渡れば、入院を原則とする現在の指定感染症の分類の5類相当へ見直しも可能となる。そうなれば社会経済活動の制約を解除できる。
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) January 3, 2022
3回目のmRNAワクチン接種が遅かったと嘆いてますね。2回ワクチン接種したら完全な免疫ができるはず、ではなかったのか?
2回は間違いで3回めでやっと有効になる効き目の悪いワクチンだったのか?そこで、カナダオンタリオ州、ここは首都トロントを含むカナダで最も都会の州ですね、における18才以上の住民に3回目のワクチン接種をして感染を防ぐワクチン有効性を計算しました
その結果、3回め接種でデルタ株の感染を防ぐことはできますが、オミクロン株に対しては有効になるはずの1週間以上経ってもファイザーで37%、モデルナで59%までしかあがりません。3回め接種でオミクロン株の感染を防ぐ効果は薄いようです。したがって感染者数が増えると経済を止めるという考えが、どのウイルスが流行しているのかによって違うことがわかりますね。オミクロン株の感染力の高さを考慮すると3回め接種で第6波を止めることはできません。それよりは、感染者の中に混じっているデルタ株感染者を適切に治療して救命することが大切です。デルタ株に対して3回めのmRNAワクチン接種が有効なら前向きに考えたい、という人は次の説明を読んでください
![スクリーンショット 2022-01-07 16.03.52](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69401940/picture_pc_ae2553c9cdbaccbb7ba04f1024ba3a2a.png)
2回のワクチン接種後にデルタ株に対する感染防御効果は時間が経過するとともに低下するというのはよく説明されています。グラフの黒四角です。しかし新しい変異株であるオミクロン株に対しては、現在のmRNAワクチンは初めからほぼ効かない。2か月後にはマイナスになり6か月後に最低で、ほぼ1年後にワクチン接種してない人と同じくらい感染しにくくなります
![スクリーンショット 2022-01-07 14.01.45](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69402417/picture_pc_8ec21d57fe127d03dcd946cc8cb828ff.png)
グラフを読みましたか?
もし、まだmRNAワクチン接種を1回もしてない子供にmRNAワクチン接種をすると次に出現する新しい変異株に感染しやすい免疫力をつけることになります
また2回接種の大人は、オンタリオ州のデータにはデルタ株に対してまだ60%以上の感染防御のワクチン効果があると出ていますし、南アフリカの場合は2回接種でオミクロン株に対して入院を防ぐワクチン効果が70%ありましたから、最初に新型コロナウイルスが出現して有名な俳優の人でしたかが亡くなられた頃よりも免疫力のある人が増えています
感染したとして、最も大切なのは何に感染してるかを判明することです
デルタ株なのか、オミクロン株なのか?
これを瞬時に実施する体制を作って無用な制限をなくす
何が危険で何が安全かの情報を的確にだす
そしてmRNAワクチン接種後に健康を害している人たちを助けることが必要です
文章はとてもむずかしいです
参照論文
上記の話のすじと関係ないのですが
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