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WHO 新型コロナウイルス感染症の予防接種推奨の変更

こんにちは。2023年3月20〜23日に行われたWHO の予防接種専門家戦略的諮問グループ (SAGE)会議から、COVID-19予防接種の推奨の見直しが発表されました 
WHOへリンク

ワクチン接種者と既感染者の増加、オミクロン変異株の流行に合わせて見直しがされました。ただしワクチン被害を考慮してとは書かれていません。

COVID-19 ワクチン接種の対象を 3 つにグループ化 (高、中、低)して、それぞれに推奨方針が出されました。また、主要なシリーズに BA.5 二価 mRNA ワクチンの使用を検討できるよう各国に推奨しています

優先度の高いグループ

高齢者
重篤な併存疾患(糖尿病や心臓病など)を有する若年成人
免疫不全状態の人 (HIV 感染者や移植レシピエントなど、生後 6 か月以上の子供を含む)
妊娠中の人
最前線の医療従事者

優先度の高いグループの場合、年齢や免疫不全状態などの要因に応じて、最後の投与から 6 か月または 12 か月後に追加のブースターを推奨しています

優先度が中程度のグループ

併存疾患のない健康な成人 (通常は 50 ~ 60 歳未満)
併存疾患のある子供と青年

優先度が中程度のグループには、一次シリーズと最初のブースター投与を推奨しています。追加のブースターはこのグループにとって安全ですが、公衆衛生上のリターンが比較的低いことを考えると、定期的な追加のブースター接種を推奨しませんと記載されています

優先度の低いグループ

生後 6 か月から 17 歳までの健康な子供と青年

優先度の低いグループには、初回およびブースター用量は、小児および青年にとって安全で効果的です。ただし、病気の負担が少ないことを考慮して、SAGEは、この年齢層のワクチン接種を検討している国に、病気の負担、費用対効果、その他の健康またはプログラム上の優先事項と機会費用などの状況要因に基づいて決定を下すよう促します

全体的には低いものの、6 か月未満の乳児における重症 COVID-19 の負担は、6 か月から 5 歳までの子供よりも依然として高いです

Dr.Pilonからの追加事項です

ここで説明されているワクチン接種の推奨は、現在(2023年3月)のオミクロン流行株に合わせてあります。今後、流行株の性質が変化したら、WHOによるワクチン推奨内容が変化する可能性があります
ここで説明されているワクチン接種の推奨に、ワクチン副反応は影響していません。WHOはワクチン接種を上記のように推奨しますが、ワクチン副反応を考慮してワクチンの種類を選ぶ、あるいは接種するかしないか決断することは各自で行います
ただし、3月29日時点で、日本は専門家が相談して何かを出すそうです

WHOのページのpdfです↓

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