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YouTube カタログを登録者300人(1ヶ月)がデータと照らしながら読んで、次の打ち手を考えてみた

調子はどうですか! 性医学に関するYoutubeチャンネルを運営しているゴールドクリニック医師のおいきです。

現在Youtubeを本格的に始めて約1ヶ月が経ちチャンネル登録者も300人とある程度成果が出てきました。ということでここまでで分かってきたことや、自分の動画の改善点を見直していきたいと思います。

このnoteの流れとしては、まず本営発表であるYouTubeの「認知を高める」を見直しながらチャンネルの改善点洗い出していきます。その後ぼく自身のチャンネルのアナリティクスから分かったこと・改善点を考えていきます。

YouTubeを始める前にさっと読んではいたのですが、実際にチャンネルの運営を始めてから読み直すと非常に有益なことが実感できるのと、トップユーチューバーがいかに忠実に実践しているか、が分かります。

先に巷の噂と違いそうな共有できそうなぼくの考えとしては

「毎日投稿よりもキラーコンテンツを作れるかが大事」

「競合が少ないものではなく競合が多いものを選ぶ(=検索ではなくアルゴリズムからの流入を)」

ということです。

またいずれも行動にうつせるようにTo DOを設定しています。結論としては

To DO:「動画:他の動画を促すフレーズを活用」

To DO:「動画:つながりを持つ動画のシリーズを制作」

To DO:「動画:ニッチな動画よりよくある動画をつくる」

To DO:「動画:チャンネル登録を促す」

To DO:「サムネイル:サムネ内のテキストはタイトルと同じワードを」

To DO:「サムネイル:シリーズものはサムネ上に数字をはっきり示す」

To DO:「説明:前半は1-2行でキーワードをいれた文章(ユーザーも読む)」

To DO:「説明:後半はチャンネルのデータやリンク、タイムスタンプを」

To DO:「コメント欄:視聴者の行動を促すコメントをする(アルゴリズム意識ではない)」

To DO:「公開:視聴者数が多い時間に公開する」

To DO:「ハッシュタグ:10コほど設定する」

対象読者

このTo DOがどれも当たり前という方は読んでも得るものはないと思います。逆に、YouTubeで動画を1本も作ったことがないという方には分かりにくいと思います。インプレッション、サムネイルなどの言葉が分かっていないとなかなか厳しいです。

一方で、ぼくと同様YouTube駆け出しの方には数少ない助けとなる資料だと思います!

前提としての自己紹介

ここでの目的はYoutubeの運営を考えることなのですが、その前提としてどんなチャンネルか自己紹介をしておきます。

・Youtube以外のSNSからの流入はほぼ0

・エンタメ系というより教育系

・テーマが「性医学」なのでターゲットが限られる

・室内での定点カメラ(1台)での撮影

このあたりを共有しておいてもらえると読みやすいと思います。

なぜいまさら基本のCreator Academyの資料?

Youtubeの次の打ち手を考えるためにYoutube Analyticsとにらめっこして、グラフを色々と操作をしながら考えていたのですが、その結論として

「データが少なすぎてわからん!!!」

というのがほとんどでした。笑

論文を読んだり、データと向き合うのは仕事上ある程度できます。そのうえでYoutubeの改善案を考えていても統計上の誤差か判断がつかないものがほとんどです。

よく「〜〜と〜〜を試した結果、〜〜でした!」と目にしますが統計上の誤差にしかすぎないのでは?と思うものがほとんどです。

このあたりはSEOも同様のことが多いと思います。一方で、SEOに関してはGoogleの発信が多いことや、to Bのサービスが多いためか信頼できる情報を探すこともできます。

しかし、Youtubeに関する信頼できそうな情報はほぼ皆無です(もし知っていれば本当に教えてくださいm(_ _)m)。そのためYoutubeについてはYoutube自身の発信内容を確かめるのが一番だという結論にもどってきたということです。

ただし通しで読むのははっきり言って面倒なので、何をすればいいのかという重要なところをにまとめました!

しっかり読みたい方は本家をどうぞ。

ということでYoutubeからの情報発信をみていきましょう。

Youtubeのアルゴリズムについて

今更ですがYoutubeはDeepMindでレコメンドをしているので、アルゴリズムを読み解くことは不可能です。そのためYoutubeの思想にあわせるぐらいしか対策はできません。(このあたりの考え方がSEOと同じですね)

Youtubeは

視聴者が楽しめる動画をより多く視聴できるようにすることで、YouTube を頻繁に利用してもらうこと

を目指しています。

そのうえでYoutubeは

・視聴者がどのような動画を見ているか
・視聴者がどのような動画を見ていないか
・視聴者がどれくらいの時間見ているか
・動画への高評価、低評価
・[興味なし] のフィードバック

に重点を置いていると言っています。

ここに「コメント」がないことが個人的にはとても気になります。一方でYoutubeは

自分の動画にコメントを投稿したり、視聴者からのコメントに返信したりしましょう

自分がコメントすることを推奨しています。ただし、これは「ファンとの交流」という文脈で語られています。そのためコメントは「Youtubeのアルゴリズムには影響しないが、視聴者(ファン)のエンゲージメントを高めるために有効」という位置付けだと思われます。

傍証として、Youtubeの「音楽キャリアの成功」の「ファンとのつながりを深める」のところで

視聴者のコメントに返信して交流を図ることは、あなたの作品を好むユーザーが集い、作品を共有する場であるコミュニティを築くための 1 つの方法です
コメントを上部に固定して会話のきっかけとする

と言われています。ここでのgood newsは、自分の動画への自分のコメント投稿はマイナス評価とはならない確信がもてることでしょう。

実際にどうか、トップユーチューバーの実例も確認してみると

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チャンネル登録を促すコメントを最上部に固定しています

さらに言うと

動画の終わりで視聴者に簡単な質問を投げかけ、コメントで返信するよう呼びかけます。

とYouTubeは視聴者との交流を促しています。もちろんトップユーチューバーは実践しています。

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結果、この動画は再生回数と比較してコメント数が非常に多くなっています

To DO:「コメント欄:視聴者の行動を促すコメントをする(アルゴリズム意識ではない)」

Youtubeを流入経路から考える

ここではtwitterなどの外部は考えません。Youtube内での流入元としては「検索」「関連動画」「ホーム」「急上昇」があります。

ただし「急上昇」は「チャンネル登録者数が1,000人以上のクリエイターやアーティストが特集の対象となります」とされているので、はじめのうちは関係ありません

そのため急上昇以外の流入元を考えます。

・検索からの流入対策

押さえておくべき要点を引用します。

Google の検索エンジンと同様に、YouTube の検索ではキーワード クエリへの関連性が最も高い結果が表示されます
動画のランクは、タイトル、説明、動画コンテンツが視聴者のクエリにどれだけ一致するかなど
必要に応じて、その動画を見てみたいと思わせるような説明を 1~2 段落程度で書きましょう

To DO「説明:キーワードを意識した説明を 1~2 段落程度で書く」

・関連動画からの流入対策

あなたの他の動画も視聴してもらえるように、行動を促すフレーズを活用しましょう
エンディングが長いと次の動画を見るまでに時間がかかるため、動画のエンディングは慎重に検討しましょう
再生リスト、リンク、カード、終了画面などを使って、次の動画を提案しましょう
有機的なつながりを持つ動画のシリーズを制作しましょう

To DO:「動画:他の動画を促すフレーズを活用」

To DO:「動画:つながりを持つ動画のシリーズを制作」

・ホームからの流入対策

視聴者がホーム画面にアクセスすると、登録チャンネルの動画、趣向が似ている他の視聴者が見た動画、新しい動画などが表示されます
表示される動画は、次のようなデータに基づいて選び出されます。
パフォーマンス -- 趣向が似ている他の視聴者による動画へのエンゲージメント度と満足度(その他の指標も考慮されます)
視聴者の再生履歴と検索履歴 -- 視聴者がチャンネルやトピックをどのくらい頻繁に再生しているか、それぞれの動画がこれまでに何回その視聴者に表示されたか

これに関してはどういう打ち手にするのか悩ましいと思っています。

これを素直に考えると「似ている動画」を作りましょうという方針になります。

たとえば最近話題の「一度ひろゆきの動画を見たらYoutubeの画面がひろゆきで埋め尽くされる!」というのもこのYoutubeのアルゴリズムによります。

一方でYoutubeは「競合が少ない動画をつくりましょう」ということも言います。そしてブルーオーシャン戦略という考え方が分かりやすいためか、このように促すネットの上も多いです。しかし「ブルーオーシャンには魚がいないのでは?」という疑問があります。

この矛盾したメッセージはどういうことかというと

Youtubeのおすすめする関連動画・ホームからの流入をとるか、検索からの流入をとるか」だと思います。

・・おすすめからの流入をとるか検索をとるか

Youtubeのおすすめを意識するならば他と似ている人気の動画と近いものを作る。一方で、検索を意識するならば他の人が作っていない(競合が少ない)キーワードを狙ってつくる、ということです。

なので、個別の案件はどちらをとるか考えましょうね。

。。。と言えばそれが結論なのですが、その「どちらをとるか」の判断をする必要があります。よくあるような動画をつくるのかニッチな動画をつくるのか。ぼくの結論としては

「おすすめからの流入をとる」=競合が多いものを作る

です。

理由は理屈で考えたこととデータから出てきたことの2点です。

まず、視点をかえて対象とするユーザーを考えてみましょう。

Google検索とYoutube検索の大きな違いは、検索後のユーザーの動きです。Googleでは一度自分のページに来てしまえば、ユーザーを満足させればその後の動きは自分のページ次第です。一方で、Youtubeは常に横に関連動画があります。それだけでなく、一度検索した動画はその後のホーム画面にも影響します。

そのため、はじめの検索を獲得しなくてもその後の関連動画での表示を獲得する方が可能性が高いと言えます。

>・・実際のチャンネルのデータ

そしてサンプル数は少ないですが、実際にぼくのチャンネルのデータをみてみます。まずは全体のトラフィックです。

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81%ブラウジング機能(ホーム)からでYoutube検索は6%しかありません。

ただしこれだけでは、「チャンネルが検索に弱いだけでは?」という疑問があると思います。そこでもう一つ

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これは「レビトラ」というED治療薬の名前で検索3位のものです。

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この動画でも検索からの流入は2.2%しかありません。89.3%はブラジング機能からです。検索順位が3位でもほとんどはブラジングからの流入なのです。

以上から、検索からの流入は効果がとぼしいと考えています。そのため、キーワードを狙ってニッチな動画を作るよりもよくある動画を作る方が合理的です。

(思想的には多様性がなくなるためネット全体の動きとしては良くないとは思います。。。)

To DO:「動画:ニッチな動画よりよくある動画をつくる」

・チャンネル登録を促す方法

少しここまでの流れとはずれますが、Youtubeはチャンネル登録を促す方法も説明しています。

視聴者には、チャンネル登録のメリットや、それがどのようにあなたの助けになるかを説明して、登録を呼びかけましょう
登録の呼びかけは、視聴者の感情が高まっているタイミング(大笑いした後や、クライマックス シーンの後など)で行うと効果的です

これについてはトップユーチューバーさんも書籍で触れています。

2013年の書籍ですが、この本のなかで「チャンネル登録ボタンを指差しながらチャンネル登録お願いしますと言うことが大切です」と言っています。

(今の完全に仏のような人格ではなく「成功した兄ちゃん」という感じのでる文章なのも読んでいて面白いです。そしてトップユーチューバーになった過程としてYoutubeの中の人からアドバイスを受けていたことも興味深いです)

さらにこれは2021年の今でも続けています。さすがはトップユーチューバーです。

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それもチャンネル登録を促す動画は全動画共通のものに加えて、各動画の収録ごとにもチャンネル登録を促すシーンもいれる二段構えになっています。

To DO:「動画:チャンネル登録を促す」

動画は、特に多くの視聴者が見ていると思われる時間帯に公開しましょう

これはよく言われることですが、一方でYoutube Studioで「公開する時刻が動画の長期的なパフォーマンスに直接影響するかどうかはわかっていません」と言っています。

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注目してほしいのは下のところの但し書きです。

ただ、これらを素直に読むと「短期的には公開する時間は影響します」というしごくまっとうなことを言っているということでしょう。

視聴者層によってずれるため、朝がいいのか夕方がいいのかはチャンネルによって違います。ぼくの場合はチャンネルの特性もあって夕方が多いです。たとえば子供向けの動画のRyan's Worldは朝の子供が起きたあとの時間を狙っているため朝に更新されます。

(ちなみにこのRyan's Worldの動画の高評価率は70-80%とかなり低いものが多いことは非常に興味深いです。それでも1000万回再生をばんばん超えてきます。が、チャンネルが非常に巨大なのでこの結果をもって高評価率は意味がない、とは言えません)

To DO:「公開:視聴者数が多い時間に公開する」

各要素について

さて、ここまではYoutubeの流れから見てきました。一方で実際の打ち手を考える際にはそれぞれの要素を考える必要があります。Youtubeの要素としては「サムネイル」「タイトル」「説明文」「ハッシュタグ」があります。

先に整理の仕方として

「サムネイル」「タイトル」は視聴者のため

「説明文」「ハッシュタグ」はYouTubeアルゴリズムのため

と考えるのがいいと思います。

・サムネイル

「三分割法」に従って関心を引くダイナミックな画像を作成し、ブランドロゴや説明文はその上に重ねて表示します

この三分割法というのは、画面を三等分にしてその交点に大事な要素を配置するという構図の決め方です。

既存のものの構図を参考にすると自然と三分割法に近くなると思います。

YouTube の全チャンネルと全動画の半数では、インプレッションのクリック率が 2~10% の範囲です
視聴者が興味を持っているかどうかは、動画の平均視聴時間に反映されます。クリックベイト動画は平均視聴時間が短い傾向があるため、YouTube がおすすめする可能性は低くなります。サムネイルがクリックベイトかどうかは、クリック率が高いものの平均視聴時間が短く、インプレッション数が予想よりも低いことで判断できます

もう少し具体的にサムネイルについて考えてみましょう。

>・実際のデータ:サムネイルとクリック率(1.5%vs6.8%)の関係

バイアグラの精子

(サムネイル)カマグラとは

この2つのクリック率がぼくのチャンネルでもっとも高い6.8%ともっとも低い 1.5%のものです。(サムネイルの誤字は気にしないでください。。)

どちらかわかるでしょうか。

答えは、上(バイアグラの妊娠について)が1.5%で下(カマグラ)が6.8%です。

この2つのなにが決め手かわかるでしょうか。

答えは、サムネイルの中にはありませんトラフィックソースの中にあります。

6.8%の方は検索由来が25%です。一方で、1.5%は根本的にインプレッションが少ないのもありますが、終了画面などでの表示が多くそもそも検索やホーム画面からあまりみられていませんでした。

検索由来はもともとユーザーにクリックする動機が高いので、検索からの流入が多いとクリック率は高くなります

もちろんこれも確証はなく、推測でしかありません。ありませんが、ここで「背景の色では?」「文字の割合か?」などとサムネイルに原因を見出そうとするとドツボにハマります

このように変数が多すぎるため一般ユーザーがサムネイルの最適解を出すことは不可能だと思います。そのため、実践的な答えとしては既存のもの(他チャンネル)と近いサムネイルをつくることだと思います。

・タイトル

タイトルは簡潔(60 文字以内)にし、最も重要な情報を先頭に置きましょう
エピソード番号やブランド名は最後のほうに入れましょう。

これもSEOを意識したつくりですね。

サムネイルとタイトルをうまく連動させると、期待感を盛り上げると同時に動画の内容を的確に表すことができます

タイトルとサムネイルはセットで考えましょうとYouTubeは何度も言います。そこで、再度サムネイルで気になるのは「サムネイル内の文字とタイトルは別にすべきか?」という問題です。

ネット上にはどちらの意見もあります。そして実際ぼくは「サムネイル内の文字はタイトルと別にする。その方が訴求ポイントを複数提示できる」という説に納得していました。

では再度トップユーチューバーをみてみましょう。

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確信犯的にタイトルとサムネイル上のテキストが一致しています。他にもいくつか人気のYoutuberをみてみるとサムネイルとタイトルが一致している例は多いです。一方で別にしている例ももちろんあります。

ただし少なくともタイトルとサムネイルの一致が悪い効果はなさそうであれば、同じものを使った方がコピーを考える労力が減ります

To DO:「サムネイル:サムネ内のテキストはタイトルと同じワードを」

To DO:「サムネイル:シリーズものはサムネ上に数字をはっきり示す

・説明

適切なキーワードを盛り込んで説明を書くと、視聴回数や総再生時間を増やすことができます
キーワードを並べるだけではなく、自然な表現で動画の概要を伝えましょう
特に重要なキーワードは、説明の最初の部分に入れましょう
動画を説明する中心的なキーワードを 1~2 語決めて、説明とタイトルの両方で目立つように使いましょう。

このあたりはGoogleのSEOと同じですね。

説明には 2 つの部分があります。1 つは、[もっと見る] の上に表示される内容、もう 1 つは [もっと見る] をクリックすると表示される内容です。視聴者の目に留まるのは最初の数行なので、この部分に動画の説明をまとめましょう
説明文の最初の数行では、検索されやすいキーワードと自然な表現を使って動画の内容を説明しましょう
後半部分にはチャンネル、メタデータ、さらにはソーシャル ネットワークやウェブサイトへのリンクなどを追加し、詳しい情報を提供できるようにします
長い動画ではタイムスタンプ を使用して、視聴者が重要な部分にスキップできるようにしましょう。
関連動画の再生リストにリンクしておきましょう

To DO:「説明:前半は1-2行でキーワードをいれた文章(ユーザーも読む)」

To DO:「説明:後半はチャンネルのデータやリンク、タイムスタンプを」

・ハッシュタグ

ハッシュタグは、ほんの少し追加するだけで大きな効果がある
ハッシュタグが 15 個以上使われていると、すべてのハッシュタグが無視されます

注意が必要なのはハッシュタグとタグは違います

タグが果たす役割はごく小さなもの

とYouTube Studioでは記載されています。

ハッシュタグはタイトルや説明内で#をつけて自分で書くもの、タグはYouTube Studio内で設定するものです。正直ネット上でもごっちゃになった記載が少なくありません。

To DO:「ハッシュタグを10コほど設定する」

・終了画面・カード

「この再生リストをチェック」などのセリフを撮影中に収録し、口頭で行動を呼びかけることもできます
カードは、動画の後半に視聴者が次の動画を探し始めるタイミングで表示するのが最適です
動画カードは、動画が残り 20% になったあたり、視聴者が次の動画を探し始めるタイミングに配置するのが最適です

ちなみにぼくの場合、終了画面で「視聴者にあわせた動画」を出すように設定していますが、終了画面からのトラフィックは1%ほどしかありません

それでも終了画面はつくるコストが低いので続けていきますが、終了画面もあまり悩む必要はないと思います。

以上がYoutubeからの情報で読み取れることです。

チャンネルアナリティクスから少し読み取れること

個別のanalyticsはデータが少なすぎるため読み取れることは少ないのですが、少しは言えることもあります。ここからは少しチャンネルアナリティクスから読み取れることを考えていきます。

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これは各動画の視聴回数の割合です。約40本動画を出していますが、上位3本で再生回数の半分以上を占めています。

YouTubeについて調べていると「毎日あげましょう!」的なことをよく見かけますが、毎日あげることを頑張る理由があるとすれば「毎日あげることによる付加価値があるか?」を考えるべきです。

つまり、毎日あげることで動画自体+αの評価をされるのか。ということです。一度毎日あげる週もありましたが、その後2,3日に1回に落ち着きました。いずれにしても評価は変わりませんでした。よって、毎日あげることで+αの評価はないと思います。

かつ、「毎日動画をあげると当たる確率が高くなる!」ということも見かけますが、さきほど示したようにユーザーを獲得できる動画はごく一部です。そのため、無理に毎日あげるよりもキラーコンテンツを狙う方がいいです

・アルゴリズム ナニ モ ワカラナイ

このnoteを作るきっかけにもなったのですが、analyticsを色々とみてみました。そこで出せた数少ない結論は

インプレッションが全てを決定するという当たり前のことです。

そしてインプレッションはブラウジング(YouTubeのおすすめ)が決定するということです。

もう少し掘り下げると、「インプレッション数と再生回数は強く相関する」ことが明らかでした。そして、インプレッション数は途中でみせたようにぼくの場合は90%近くがブラウジングからきていました。

そのため、ブラウジングでいかに表示されるか=YouTubeのアルゴリズムを理解しようと思いました。そこで「高評価率」「視聴維持率」「チャンネル登録者数」「コメント数」「クリック率」などanalyticsでガチャガチャと相関があるかヒントを探しました。

その答えが「アルゴリズム ナニ モ ワカラナイ」でした笑

インプレッションを上げることが鍵になりますが、インプレッションを狙って上げる方法は分からないということです。

今後の疑問

全体を通して、今出ている答えはまわりと似たような動画を作る、それをベターに、という競争戦略では最悪な形です。

これを打開するような方法があるのかを考える必要があると思います。

(「ひろゆき,hiroyuki」はYouTubeをハックしていますが、元の知名度が非常に強い前提なのでこれに対する答えではないと思います。「ときどきオカリナ」も元の知名度ありきの戦い方です)

もう1点は、YouTubeは一度獲得したファンを離さないような作りにするのを非常に勧めています。思想的にエコーチャンバーになる懸念とは別にビジネス的にも、これは効果的なのか悩ましいです。

一例をあげると、この「ブランディングの科学」で述べられているのですが、ざっくり言うと「ロイヤリティを上げる努力よりもとにかくシェアを獲得すべき」と言われています。

成長していく過程でターゲットを広げることを考える、というのが答えだとは思いますが、ややもやもやが残ります。

最後に

長文を読んでいただきありがとうございました。

はじめに述べたように駆け出しですので、ぜひ間違っている点などあれば指摘していただきたいです。

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