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中村哲記念講座「中村哲先生の想いを繋ぐ」について

《はじめに》
 はじめまして、中村哲記念講座のTeaching Assistant(TA)をさせていただいているR.T.です。これから、このnoteを使ってTAを中心となって講義の内容について執筆し発信していきます。

《授業概要》
 この講義は夏学期(九州大学では4学期制を採用しており、6月から8月に相当します)の水曜日4限に開講され、総合科目(いわゆる教養科目で1, 2年生が主な対象)となっています。受講生はレポートやプレゼンテーション、出席などによって評価され、規定の基準に達していれば1単位が与えられます。また、受講生はオンライン参加(Zoom)と対面参加を選ぶことができます。

《授業の目的》
 この授業では、九州大学医学部のOBであり、長きにわたってアフガニスタンとパキスタンにて、医療活動、灌漑事業など現場に根ざした支援活動に尽力された中村哲先生の生き方にふれて、中村哲先生がやってこられた仕事の意味を理解し、それと同じ意味をもつことを自分がするにはどうすればよいかを、講演やグループワークを通して考えます。
※シラバスより抜粋

《授業の開催場所》
 この講義では通常の講義室ではなく、中央図書館にある中村哲メモリアルアーカイブで開催されます。このメモリアルアーカイブについては、後日別の記事で紹介させていただきます。
中村哲医師メモリアルアーカイブ オープニングイベントを開催 | トピックスhttps://www.kyushu-u.ac.jp/ja/topics/view/1659


《授業構成》
 授業の前半は、中村先生のお仕事に詳しい方々から講演を聴講します。後半は、中村先生が書かれたテキストを読み、グループワークを通して、中村先生のなされた仕事の理解を深めます。
 前半の授業では村上優先生(ペシャワール会会長/PMS総院長)、藤田千代子さん(PMS支援室長/PMS院長補佐/ペシャワール会理事)、清水展先生(関西大学特別任用教授)の3名の方からお話を伺います。
 後半の授業では3名ほどの少人数グループで毎回のテーマに沿ってグループワークしてもらう予定です。このグループでの討論の成果をスライドにまとめて発表し、受講生全体で共有します。

《参考図書》
 受講生は次の図書からいずれか1冊を入手し、読んでおくことになっています。
中村哲『ペシャワールにて』石風社1992年
中村哲『アフガニスタンの診療所から』ちくま文庫、2005年
中村哲『医者、用水路を拓く』石風社、2007年
中村哲『天、共に在り』NHK出版、2013年

《TAについて》
 この授業では10名のTAが参加しております。中村哲先生の後輩である医学部や共創学部、文学部の学部生や地球社会統合学府、工学府、生物資源環境科学府などの修士課程及び博士課程の学生が参加しています。TAは授業の内容に関する立案から授業の運営、グループワークが円滑に行われるように受講生の補佐をしていく予定です。

《最後に》
 今後は、毎週講義の内容についてTAが交代で投稿していく予定になっています。今後ともこちらのnoteや九州大学図書館の特設ページなどをぜひご覧いただければと思います。

中村哲先生九大プロジェクト 公式HP
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/pj_nakamuratetsu

中村哲先生九大プロジェクト 公式twitter
https://twitter.com/pj_nakamura



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