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【41歳崖っぷちメキシコ医学生:Vol.28 中間試験 Partial 2 無事終わりました、私の現在所属する大学のスケジュールをご紹介させて頂きます】

皆さん、お元気ですか。崖っぷちです。現在メキシコは日曜日の午後です。なんとか中間試験も一通り終え、今週末は一息付けています。表題の集合写真は、白衣授与式(White Coat Ceremony)後に撮影したものです。フィリピンもそうでしたが、メキシコも医学生は入学年次から白衣着用が必須です。病院実習が始まるまでまだ時間が大分ありますが、普段から通学には白衣着用が必須です。初めは少し恥ずかしい気もしましたが、制服と同じで毎朝着る服を選ぶ必要が無いので、朝の身支度はラクです。

今回は、崖っぷちの履修科目をご紹介させて頂きます。
それではいってみましょう!




1年次1学期の履修科目

1週間の予定表

上記の予定表が、今学期のスケジュールとなります。フィリピン医学部時代とは比べ物にならない程、空きコマがあり、時間に余裕があります。火曜日と木曜日は朝から晩まで授業が埋まっており、疲れますが、それ以外の曜日にはゆとりがあります。上級生曰く、2年次~4年次はそんなゆとりもなくなるそうなので、心に余裕が持てるのはこの一年間だけかもしれません。。。ちなみ各教科1コマ90分授業となります。

月曜日

細胞生物学(6単位):この科目は、単位移行試験に合格した為、免除となりました。時間があるときは、Lecturioで講義を見るようにはしています。
スペイン語(6単位):私の大学では、卒業に外国語履修が必須の為、何かしらの語学クラスを取らなくてはなりません。ローカルクラス(スペイン語での講義受講)所属の学生は主に英語を選択しますが、インターナショナルクラス(英語でのは講義受講)の学生は大抵英語単位を免除されているので、その他の語学を選択します。当然、私は生活に必要なスペイン語を選択したのですが、これが思ったより、大変です💦 講義では大した事教えてくれないのに、何故か試験だけは難しいというクセのある先生です。結局、妻にマンツーマン指導受けまくって、高得点狙うような形なので、来学期は勉強量の負担を軽くする為に、いっその事日本語受講しようかなと思っています。笑 現在のスペイン語クラスにもメキシコ系アメリカ人の医学生もいますので、私のその手段使おうかなと検討中です。

火曜日

解剖学(9単位):こちらもなんとか単位移行試験が合格しましたので、免除ではあるのですが、先生の教え方が熱心で上手なので、講義に出席しております。ファティマの平均年齢70代医師教授陣(解剖学教室トップは82-83歳 爆)の教え方より遥かに分かりやすいです。学生の理解度を非常に気にして下さる30代女性医師が担当してくださります。英語の説明も上手いです。
細胞生物学(6単位):
こちらはお休み頂いております。担当教官は、UNAM(メキシコ国立自治大学 メキシコNo.1大学)出身で、腕から胸までガッツリとファッションタトゥーを入れていらっしゃるファンキーな若い女性教官が教えられております。笑 英語の説明は余り上手ではないので、頻繁に学生に英単語を聞いておられます。
大学生の心得(Ser Universatario)(6単位):
いわゆる哲学の講義です。こちらも卒業に必須科目となります。こちらは、医学部に限らず全学部の学生が受講しております。この科目も想像以上に課題・プレゼンが多く、気の抜けない授業となっております。先生はユーモアのある方で、自称Mr. Beanだそうです。笑 スペイン語もよく混じる方ですが、英語の説明も上手いです。
スペイン語(6単位):
なんとかしのいでいます。ちなみに全く英語の説明はありません💦 
生物統計学(6単位):この科目が今学期最大の関門となっています。
ファティマ時代の貯金もないので、ほぼ初学です。私の通う大学を卒業された医師で、米国Johns Hopkins UniversityにてMPH(Masters of Public Health、公衆衛生学修士)取得後、米国NIH(National Institutes of Health、アメリカ国立衛生研究所)にData Scientistとして採用され、現在もリモートで働きながら、母校で教鞭を取られている方です。ご経歴は素晴らしい方なのですが、教え方が上手いかと言うとそうでもなく、全学生からの不満が絶えません。私もLecturioや他の教材を読んで、理解を深めていますが、中々タフな科目です💦 ちなみにオンライン授業です。英語はもちろんお上手なのですが。。。
生化学(6単位):
こちらの授業もオンラインです。本来であれば、こちらもファティマより単位移行してもらいたかったのですが、各学期、2科目のみしか他大学からの単位移行は認めないというルールにより、通常通り受講しています。現役UNAM所属教授なのですが、大分教えて下さる内容が簡潔なので、試験も簡単で助かっています!!爆笑 ご自身の研究に大分時間割かれている印象を受けます。英語の説明は上手いです。

水曜日

解剖学(9単位):素晴らしい講義です。ただ、試験以外にもプレゼンも多いので、単位免除されていなかったら、結構負担のかかる授業であったと思います。こちらの科目をパスしないと、来学期の臨床解剖学(Clinical Anatomy)が受講出来ません。
スペイン語(6単位):
週3回、語学に時間を割くのは中々面倒くさいです。。。
生物物理学(6単位):
こちらは週一回の授業なのですが、先生が私は英語得意でないと初回講義で言ってしまっている位なので、講義内容は余り頭に入ってきません。完全にLecturioで独学しないといけない科目になります。内容は、日本の中学・高校で学ぶ物理単元になります。しっかりと時間を割いて勉強すれば、高得点が狙えます。

木曜日

医師・患者のコミュニケーション:この科目は課題がほぼ出ないので、気軽に出席出来る講義です。本来であれば、ベテラン男性精神科医が毎年担当されていたのですが、学期が始まった直後に体調を崩され、入院・手術となり、代打で母校出身の20代女性医師が担当となりました。英語は上手いです。よい成績を下さる事を祈ります。
大学生の心得(Ser Universatario)(6単位):
この講義は、大学構内で頻繁に行われている学会に参加し、レポートを書く事により、エキストラポイントがもらえます。私も何回か出席しましたが、基本全てスペイン語で全く理解出来ません。なので、妻の力を得て、レポート書きました。感謝。
生物統計学(6単位):とにかく学期末試験に向けて勉強するのみです。
生化学(6単位):担当教官の講義内容は面白いです。生化学と薬の作用を紐づける事を意識されて、教えてくれます。学期末試験は、選択肢問題ではんく、エッセイタイプなので、要注意ではあります。

金曜日

解剖学(9単位):金曜日は座学ではなく、解剖学実習の日です。以前もご紹介しましたが、献体はなく、VR学習と豚の臓器解剖などをしています。教官は、母校出身の3年目医師ですが、知識も誤っていたり、英語もほぼ喋れないので、正規に単位履修していた場合は、結構大変だったと思います。講義の最初に毎回Kahootで我々を競わせます💦 クラス内で2位を取る事は度々あるのですが、未だに1位を取った事がありません。。。泣 予習をしないといけませんね。

土曜日

ゴルフ(3単位):現在の大学は、メディカルスクールではなく、6年制医学部なので、体育単位取得も必須となります。。。体育くらい20年前の通った大学から単位移行したい所ですが、これも各学期2科目までしか単位移行が認めれない事から、体育も素直に受講しています。しかし、体育は沢山選択肢がありますので、ゴルフにしました。大学から車で10分の所に広大なゴルフ場がありますので、そこでレッスンを受けています。妻も特別にレッスン料を支払い、混ぜて頂いております。基本、24時間監視体制ですね(´;ω;`)
とにかく、ゴルフ場は暑いので、熱中症には注意です。

以上、かなりの長文になりましが、これが崖っぷちのメキシコ医学部生活になります。詳しい学校情報にご興味のある方は是非ともメンバーシップにご入会下さい。

https://note.com/dr_m_ph/membership?from=self

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

素敵な一週間をお過ごし下さい!

おまけ

皆さん、Moppyはご存じでしょうか。いわゆる、ポイ活のサイトです。今回のメキシコ国内旅行航空券は、こちらのポイ活経由で貯めたマイルでほぼ無料でアメリカンエアラインのチケットを入手しました。旅行・出張の多い方は是非ともご登録して、有効活用してみてください。登録・使用する事に料金は発生しませんので、ご安心下さい。本当におススメです!
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