週報Vol９ 2024/06/21「志に人は集まる」「人生の目標」「固定概念を捨てる」

一気に夏らしい暑さになり、今週末から梅雨に入るそうですね。季節の変わり目、体調崩さぬよう皆様身体を労ってください。

今週はもまた色々大きな動きがありました。まだ詳細は言えないのですが、今年度、来年度「ヒアルロン酸注入専門クリニック」を東京、富山に展開していく事になりそうです。さらに、そこでは日本でのヒアルロン酸治療のトップ技術者の先生と協力の元その事業が拡大していきます。

正直こんな田舎の山形県の酒田市出身の僕がなぜそんなチャンスをもらっているかと言えば「正しい事をやりたい」と常々周りのドクターにも伝えてるからだと思います。実は交通網の発達やSNSの発達によって人と人との格段に距離は近づいています。今までなら絶対に関わる事ができなかったような先生達とも、こうやって夢の実現のために事業を作ることができるのです。

志を伝える事、今風に言えば「ビジョンを共有する事」がリーダーの仕事だと思います。自分は良いリーダーになりたいと思っています。少しでも理不尽さを排除し、皆んなで組織の成長や成熟に貢献し、次世代に財産を引き継いでいく。そんな良い循環を作りたい一心です。

先日の訪問介護部のミーティングではトヨタの「7つのムダ」を紹介しました。世界的な大企業で、さらに今期も何兆円という利益を出したトヨタですが、現場レベルでの「ムダ」の排除が行われています。その中でも僕がいいなと思ったのは「会議のムダ」「上司のムダ」「マンネリのムダ」です。不必要な会議が多くなっていませんか？上司は部下の提案に資料や根回しを要求していませんか？今まではこうだったからという理由だけで「ルール変更」を嫌がっていませんか？
確実に言えることは、この先労働人口が減るこの社会でそんなムダをつづけていたら確実に僕たちは生き残ることができないのです。とにかくムダをなくして、効率よく働くように心がけてください。それを現場レベルでどんどん「計画→実行→効果確認→改善→計画…」とサイクルを回していってください。失敗を恐れないでください。こんなことを皆さんに伝える以上は失敗の責任は僕にあるので、安心してチャレンジしてください。とにかく、患者さんや入居者さん、サービス利用者、地域全体のためになると思えば、それを価値基準として行動を起こしてください。

一人一人人生の目標は違うと思いますが、僕はこの酒田、そして医療従事者、介護スタッフ、そして法人内のドクター、一緒に志をともにするメンバーがより豊かに、幸福で、やりがいのある環境を作っていくことが人生の目標として設定しています。かなり理想論ではありますが、自分の提供できる環境は賃金も高く、スタッフ間の関係性もよく、理不尽さのない組織です。一人一人が組織の中で役割を果たし、組織を強くしてける集団を作っていけたらと思っています。そのためには「医療」という固定概念から抜け出し介護事業に乗り出した初代の理事長のように「固定概念を捨てて」次の事業に進んでいく必要があります。当初は「なぜ医療法人で介護事業？」と周囲から批判や「余計なことをしている」など様々な声があったそうです。
しかし、それから30年の現状はどうなっているでしょうか？そときに批判した方々は今どうなっているのでしょうか？批判の声は誰もその責任をとりません。失敗すれば「ほら見たことか」と言いますし、成功すればただ無言になるだけです。そんなものに踊らされていてはいけません。次の世代のために地域社会の声を良く聞き、グループ全体の成長を牽引していきたいと思います。

今回医療法人丸岡医院の入居率のさらなる向上にむけて、HPを役員の横山先生と一緒に構築しています。今回は専門家も入ってもらい、コストをかけて構築していきます。効果が出てくるのが早くて一年半程度かかります。一見すると見づらくなっているような印象もあるかもしれませんが、それも理由があります。結果がでるまで時間がかかりますので、ぜひみなさん一緒に見守ってください。それぞれの部署でHPチェックしてもらい、ミスがあればすぐに直接ご連絡いただけるとありがたいです。

医療法人丸岡医院理事 丸岡悠