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大切なのは予防か治療か

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
現代医療は基本的に医学会で国際的に認められた病名を診断基準をもとに診断した上で、症状が軽くなる様に薬を使ったり処置をすることが役割となっています。

数年前から「予防医学」と言う言葉が良く使われるようになり、政府や学会も「予防」へ注力する様な姿勢を見せています。しかしながら、日本で言う保険病名が無い限りは「医療保険」は使えませんので、食事指導や生活習慣改善指導にて不調や病気を予防することを医療で行うのであれば、自由診療で保険適応外にする必要がありますが、日本は混合診療が禁止されているので、病気の人に保険適応外の病気予防目的の指導は出来ないことになります。

自由診療で完全自費の医療施設であれば、病気予防についての検査や指導、処方は制限なく行うことが出来ます。実際にその様なクリニックは多く存在しますが、高額な検査と医療施設専用サプリメントや保険適用外処方薬を使うだけで、発想やなっていることは現代西洋医学と何も変わらないことが多いです。

そもそも日本においては国民皆保険制度が破綻しており、医療費の増大傾向が喫緊の社会問題でもあるので、予防について保険診療で賄うのは、更に問題を広げるだけです。自由診療であれば別に良いとも言えますが、個人的には、クリニックで検査を受けて高額なサプリメントや薬を貰うだけでは、問題解決にはならないと感じています。

何がしかの健康トラブルを経験するまでは、多くの人は病気予防なんて意識もしないですし、理屈では予防が大事と分かっても行動せず「何かあったら病院に行って対処して貰えば良い」と言う気持ちの人が多いです。
乳幼児や小児については全額公費負担という事で、何かあればとりあえず病院に行く、と言う大前提が多くの人に刷り込まれていることも、大きな問題と言えます。

確かに乳幼児や小児はちょっとした変化を見落とすことで重症化したり最悪亡くなってしまうこともありますので、病院に行くな、と言う訳ではありません。日頃から自分である程度は対処出来る様にしておくと、自然に「いつもと違う」と言う感覚が分かる様になりますし、そう言う時は病院に頼りましょう。

日頃から「自分の健康は自分でまもる」「ちょっとした不調は自分で対処する」と言う意識を持つことが、とても大切であり、本来予防は自発的な意識を持って自主的に行うことです。

そして病院に行っても、以前の記事にも書きましたが、ほとんどの医師は専門分野の病気の病態生理や処置の専門家ですが、その病気を予防する為の知識はありません。病院は基本的に「病気で苦しい時に楽にしてもらう場所」だと理解しておきましょう。

ではどうすれば良いのか?誰が病気を防ぎより健康になる為の方法を知っているのか?と言う質問が聞こえてきそうです。
Dr.Kだけがその答えを知っている、なんて言うつもりは毛頭ありません。自分は選択肢として提示できる西洋医学以外の幅広い知識を持っているだけです。
最適解は人により時により環境により変化します。東洋医学的な診察や評価で、生得的体質や診察時点での体質バランスを確認した上で、食事を含む生活改善をする、と言う方法もありますが、一番大切なのは「自分の体感覚で最適解を探す」と言うことです。

自分の体調を自分で感じられる様になり、ちょっとした不調を自力でメンテナンス出来る様になれば、無闇な医療受診を減らせますし、医療や介護に頼り切りの人を減らせる可能性もあります。
医療が健康にフォーカスをするのは良いですが、幅広い保険診療での実践という意味では資金不足ですし、自由診療クリニックではより高額な診察や定期的なサプリメントや薬剤の購入が必要になるので、美容やアンチエイジングの様に、資産家が主なターゲットになるでしょう。

ひとりひとりが「自分の健康は自分でまもる」と言う意識を持って行動しましょう。どうすれば良いのか、は巷に転がってる健康情報を片っ端にしらみつぶしに試してみるのも良いでしょう。
よほど悪質でなければ、その情報でよくなる人が実際にいた訳ですが、あなたに取って最適解である可能性は高くありません。
ですからその情報で良くならないからガセだと決めつけるのではなく、「いまの自分に合わないだけ」と言うのが正しい理解かと思います。

それを繰り返すことで自分により合う方法を見つければ、それを実践していきましょう。環境や時間が変われば、最適解も変化しますので、また探してみましょう。

時間を最短にしたいと言う方は、米国などの様にヘルスコーチやヘルスコンサルタントと言う存在にお願いする、と言うことも可能ですが、「ケトン食」しか知らないコーチやコンサルタントもいますし、クライアントの体調に関係なく「まずは断食」を強要する人達もいます。そう習っただけなのでしょうから悪いとは言えませんけれども。
自分の知識の外のことは別の専門家に紹介する、と言うことが出来る人であれば良いのですが、より多くの選択肢を知識として持っている人を選ぶと良いでしょう。

自分は元外科医ですから西洋医学の知識や経験を持っていますし、東洋医学、整体、操体法、ヨガ瞑想、古武術などを学んでおり、幅広い選択肢を知ってますし、中立的なアドバイスも出来ますので、最短で自分にとっての最適解を見つけたい、と言う方は、まずはお気軽にご相談ください。

一度お話しさせて頂き、お役に立てそうであれば改めて費用やアポイントの確認をさせて頂きますし、自分ではお役に立てそうに無ければ無理に有料相談を強要することはありませんので、ご安心ください。

また、クライアントさんに対するサービスの価値をより高めたいと言う治療家さん(柔整師、鍼灸師、マッサージ師、整体院経営者など)、ヘルスコーチの方も大歓迎です。健康顧問医師として、あなたのサービスの後ろ盾になれますので、こちらもお気軽にご相談下さい。

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