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コカ・コーラとペプシコーラは何が違う?

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
今回は健康とは全く関係ない話題です。
むしろ不健康寄りかも知れません。

「コカ・コーラとペプシコーラは何が違う?」
と聞かれたら、アナタはどう答えますか?
「会社が違う」?「レシピが違う」?
確かにそうなんですが、
何故その様な名前になったのかを知ると、より深い説明が出来る様になります。
お話ししてみて意外と驚かれたので、noteにまとめてみました。

まず「コカ・コーラ」はご存知の方も多いでしょうが、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにて1886年に発明された世界最初のコーラ飲料です。現在もコカ・コーラ本社はアトランタにあります。

コカ・コーラ創業者である、薬剤師のジョン・ペンバートン氏は、1880年頃に「奇跡の植物」として注目を集めていた「コカの葉」の成分をワインに溶かし込んだ飲み物を開発しました。アルコールとコカインの相乗効果でうつ状態を改善し活力を与える薬として宣伝され人気商品となりましたが、当時起こった禁酒運動により、禁酒中でも飲めるコカを使った飲み物を模索し続け、興奮作用のあるコーラの実の成分なども入れた試作品を完成。その時に偶然に原液を炭酸水で割ったことから、炭酸飲料として販売されたと言われています。

コカ・コーラは、戦争で傷ついた兵士や学者、医師、弁護士など上流階級からも支持され、米国の国民的飲料になりましたが、コカインが入っていることへの不安感が高まったため、1903年コカ・コーラからコカインが除去されました。当時は法律上コカインは合法で、アメリカでコカインが正式に禁止となったのは1922年のことです。
現在販売されているコカ・コーラには、コカインは含まれていません。

そしてペプシコーラもまた、薬剤師であるキャレブ・ブラッドハム氏により発明されました。主にコーラの実、バニラビーンズ等を原材料にした消化不良の治療薬として考案され、当初は「Brad’s Drink」と呼ばれていましたが、消化酵素のペプシンを含んでいることに由来して「ペプシコーラ」という商品名になったとか。

ちなみに現在のコーラのレシピの詳細は、コカ・コーラもペプシコーラもどちらも非公開とされていますが、原材料は糖類、炭酸、酸味料、カフェイン、カラメル色素などとされており、薬としての要素は一切ありません。
少し前から日本でも多数商品が発売されているクラフトコーラと呼ばれる手造りコーラは、基本的に砂糖などの甘味料に加え、コーラの実などのスパイスやハーブ、オレンジやレモンなどの柑橘類を煮込んで作られています。

コーラ飲料は他のエナジードリンク類と同様に、ブドウ糖による血糖上昇とカフェインの興奮作用により高揚感を得ることは出来ますが、その後の血糖後下時やカフェイン切れした際の脱力感やイライラ感を起こすとともに、虫歯や糖尿病の原因になるだけでなく、依存性が問題視されており、日常的に多飲することはやめた方が良いでしょう。

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