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【高尿酸血症の予防医学的考え方】

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

尿酸という単語に眉をしかめてしまう方、多いのでは無いでしょうか?

尿酸は細胞に含まれる核酸を代謝する過程で発生するプリン体の代謝産物で、食事由来のプリン体は1-2割程度です。なのでプリン体を多く含む食事を避けても、思う様な効果が無かったりします。

尿や便などに含まれる形で排泄されますが、実は腎臓で9割が再吸収されており、体内でビタミンCを合成出来ない人間やモルモットにとっては、大切な抗酸化物質と考えられています。

尿酸値が高い状態が続くと、体内で飽和状態になり結晶化してしまい、痛風発作の原因となりますので、現代医療では薬で下げることが行われます。

しかし薬で尿酸を減らしても、増える原因は残り続けて悪さをするので、薬に頼り続けるのでは無く、活性酸素が多くなってる原因に対処したり、抗酸化物質を意識して摂ったり、尿酸の再吸収を促進すると言われる内臓脂肪を減らしたりするのが良さそうです。

また、血液の酸性負荷を緩衝し尿をアルカリ化させるクエン酸塩は、体内の尿酸結晶を減らすのに有効ですが、市販の「クエン酸」を飲んでも緩衝作用は無いのでご注意下さい。

では酸を中和できるアルカリ性の重曹ならば良いのでは?と思う方もいる様ですが、飲んでも胃酸と反応してしまうので、逆流性の胸焼けなどに効果はあっても、血液の酸性負荷を和らげ尿をアルカリ化させるまでの効果は期待できないです。

ではどうすれば良いのでしょう?ドラックストアでクエン酸ナトリウムを購入しても良いのですが、重曹をクエン酸と一緒に水に混ぜ、クエン酸ナトリウムにしても、安価な尿アルカリ化剤として使えます。

その場合は掃除用などの雑貨扱いの物ではなく、食品添加物表記がある物を選んで下さいね。ただナトリウム過剰になりやすいので、意識して他のミネラルも補う様にすると良いですね。

【補足】
今回の見出し画像も、DALL-Eにて作成しています。
本文作成に生成AIは利用していません。

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