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かなざわの下積み時代

形成外科専門医になる前。まぶた治療に目覚める前。私は何をしていたのでしょう?

場所は名古屋大学。再建手術の勉強をしていました。

悪性腫瘍の手術で病巣部を広く切り取ります。大きな欠損ができるので、これを埋め合わせて修復するのが形成外科の仕事。

医師になってまだ4年。知識も技術も持たない私は上級医の背中を追いかけていました。

名古屋大学は優秀かつ個性的な人材が多く、充実した研修期間でした。

下の写真は私のデスク。

2002年ころ

勉強会の準備をしていたっけ?近くに先輩が来るとすぐに議論が始まってしまうんですよね。「議論」なんておこがましい。指導を仰いでおりました(=^x^=)不思議なものでそこにひとりまたひとりと人が増えていくんです。

議論は理解を深めます。今でも糧になっています。

さて次。この写真はなんでしょう?

再建手術を終え、まずは安堵。片付けを待つ手術室

再建手術を終え、患者さんを送り出した後です。嵐の後。この写真の撮影時刻、午前4時44分なんです。

形成外科の仕事は、メインの診療科の手術が終わった後の再建。だから、夜にスタートすることが多く、終わるのが日を跨ぐのはザラです。

こんな日は自分の家に自転車こぎこぎシャワーを浴びに帰り、そのまま自転車にまたがって病院に向かうのでした。

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