ふたえの谷間は機能的に合理的な位置にできる
手のひらの生命線。これって模様?
ちがいますよね。母指球皮線、radial longitudinal creaseと呼びます。
親指を自由に動かすために必要な皮膚の折れ線です。そこで皮膚が折れ曲がり、スムーズに親指が動くのです。扉のヒンジ部分です。
"生命線"の位置は手の動きの中で最も合理的な位置にあるのです。
だからね。
生命線を「もっと親指寄りに」とか、「もっと小指寄りにしたい」という願望は無理があるってわかりますよね。
二重の谷間の位置も同じ。瞼の動きに素直に追従できるような合理的な位置があるのです。それを逸脱したデザインは瞼の動きを制限してしまいます。そしてその二重ラインは消失するでしょう。あるいは二重ラインが残った場合は奇妙な皮膚のたるみをもたらすでしょう。
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