在宅医療の2024年度診療報酬改定の影響-1

2024年度は診療報酬改定がおこなわれ徐々に影響が出ているようです
診療報酬改定が在宅医療に与える影響について、今まさに医療業界で大きな話題となっています。今回はそのあたり整理したいと思います。

診療報酬改定の注目ポイント

1. 報酬の見直しが進行中

在宅時医学総合管理料(在総管)施設入居時等医学総合管理料(施設総管)が引き下げられ、施設在宅医療の適正化が進められています。単一建物診療患者数によって報酬が細分化され、さらに訪問診療回数にも厳しい制限が設けられました。
荒稼ぎしていたところは軒並み減収傾向となっております。

2. 重症患者への対応強化

改定の目玉の一つは、重症患者への対応強化。在宅での看取り実績や重症児のケア実績が評価されることで、より質の高い医療提供が求められるようになっています。
こちらは、入院看取りから在宅医療へのシフトをより促すでしょう。

3. 施設在宅医療の効率化

高齢者施設等における頻回訪問の是正が求められており、これにより在宅医療の質と効率が求められています。ICTツールの活用や他の医療機関との連携も重要なポイントとなっています。

今後の変化

この改定により、多くの医療機関が運営方針の見直しを余儀なくされています。特に、軽症・施設中心の在宅医療を提供する機関は大幅な減収のリスクが高まっており、対策が急務です。今後は、より質の高い医療サービスを提供するために、医療機関同士の連携や最新技術、DX化による効率化も進んでいくのではないでしょうか。


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