ライトオン株価の急落をみて

ライトオン株価は本日 256 前日比-49(-16.07%)

スゴイ下げですが、ニュースをみてみますと

ライトオン、再建へ向けた新たな一歩

カジュアル衣料専門店ライトオンが新たな経営体制の下、5カ年の中期経営計画を発表し、ワールドグループ傘下での経営再建を目指し、今回掲げられたのは「聖域なき構造改革」。事業縮小とコスト削減により、再び利益を生み出す体質への転換を図る計画です。

ワールドグループの資源を最大限に活用

ライトオンは現在、全国340店舗を展開していますが、不採算店の大規模な閉店が予告されています。早期退職は募集しないものの、人員削減も実施され、ワールドグループの生産やITリソースを活用し、効率的な運営を目指します。また、つくば本部を閉鎖し、東京に新オフィスを設けて人員を集約することで、さらなるコスト削減を図る予定です。

ライトオンは、かつてのピーク時に比べて売上が減少し続けており、23年8月期には6期連続の赤字を記録しました。MD(商品計画)による立て直しを試みましたが、効果は薄く、特にコロナ禍の影響から他社が回復する中、売上や客数はさらに減少。結果として、在庫の膨らみや値引きが増え、粗利益率が大きく低下するという悪循環に陥りました。

「単独での事業継続は困難」――社長の決断

今回の決断に至った背景には、金融機関から他社とのアライアンスを求められたことがありました。23年2月には提携の可能性を探り始め、最終的にワールドとの協議が進みました。6月中旬には業績悪化が深刻化し、正式にワールドに事業再生支援を依頼したという経緯があります。

5年後の目標:利益を生み出す経営体質の構築

ライトオンは、24年8月期の売上高380億円、営業損失50億円という厳しい実績を受け、5年後の29年8月期には売上高254億円、営業利益15億円を目指しています。事業規模を縮小させながらも、確実に利益を出せる体質へと生まれ変わるための取り組みが始まったようです。

ライトオンの「聖域なき構造改革」によって、どのような変革が実現するのか、今後の展開に注目が集まります。


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